影踏みのレビュー・感想・評価
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ゆっくりと響くよう
なんと「月とキャベツ」の座組みです。
23年ぶりですか、このメンツが再び揃うってすごいですね。
主演の山崎まさよしはもちろん鶴見辰吾やボバ、そして観ている時は気づかなかったけど真田麻垂美までいるじゃないですか?もうこれだけで嬉しいですね。
物語というかキーは、俗称ノビ師という窃盗犯から始まるミステリー。
初めから様々なキャストやエピソードが、次々と絡みあって行くんですね。
前半はこのスピード感が良く、とても緊張感を持って進みます。
後半からは答え合わせが始まるのですが、このひとつずつ解けていく感じが心地良いですね。ミステリーの醍醐味と言ったところでしょうか。
それにしても全然別物なのですが、どこか「月キャベ」の匂いがするところがポロポロありました。舞台が同じだからでしょうか。
山崎まさよしもその役所と雰囲気がぴったりでしたね。また北村匠海との軽妙なやりとりも心地よかったです。
ゆっくりと響くようなラストの描き方も良く、とても晴れやかな気持ちになりました。
観に行って良かったとしみじみと感じる作品です。
こぢんまりしたB級ドラマかな
原作未読。タイトルの意味と年の離れた兄弟。その答えは終盤にわかり、なるほどとは思わせるも、全体的に漂うこぢんまり感は拭えない。
決して安っぽいわけではないが、母親役の大竹しのぶを除けば、バイプレイヤーは多くても主役級がいないから、華がないというのが、映えない理由なのかも。
ソロモンの偽証の藤野涼子にいたっては、大根と思うほどの素人演技に太めの容貌でエンドロール見るまで気付かなかったくらいの激変ぶりと演技の質低下に驚愕。
何よりなぜ山崎まさよしなのか。北村匠海ありきでぎり似ている役者を探したのか。ぎりでもないけど。
ストーリー構成はまあいいとして、中尾明慶の絡みは唐突感が否めない。意外性を狙ったにせよ深みがない。
忍び込みの現場は、気付かれないかと思わせる緊迫感と焦燥感はあったが、あの状況なら普通は気付かれるだろうという出来。
全体的に印象に欠ける。中村ゆりの胸の大きさ以外は(笑)
啓二がよかった
音楽家としての山﨑まさよしが大好きです!
でもこの役はちょっと合わなかったかも。
周りの俳優さんに支えられた感あり。
主題歌は素晴らしい!
啓二何者なん?って思ってたら
そーきたか!と。
啓二の正体を知った上でもう1度観たらまた新たな発見があって楽しめるかもです。
北村匠海がいい味だしてます。
「影踏み」ってそういうことだったんですね。
☆☆☆ 原作読了済み。 原作は色々な〝ノビ師〟が居て、そんな彼等が...
☆☆☆
原作読了済み。
原作は色々な〝ノビ師〟が居て、そんな彼等が巻き込まれ…と、オムニバスに近い。
(主人公自身もヤクザに殺されかけるのに、映画版では何故かいきなりの友人同士…)
犯人探しをしながらも。真相より双子の弟との間に挟まれる久子との関係が主題。
おそらく「これでは映画としては中途半端に…」の思いからだろう。原作では登場場面の少ない久子と、直ぐに居なくなる葉子を最後まで登場させている。
それによって、中村ゆりを長く見れるのは朗報。後半は彼女のお◯ぱいの大きさに見惚れてたわ(//∇//)
そんな所に面白味を感じなけれぼ、肝心要な頭の中に居る弟の登場させ方があまりにもいい加減過ぎるからねえ〜。
動き回ったり、服を着替えたり…と。それは百歩譲っても。頭の中に存在する人間の影が見えたり、自転車で動き回ったら…あのさあ〜、それ駄目だろ!どう考えたって( *`ω´)
まあ!原作自体も(サンタさんの話等は、相手の家を探すも見つからなかったのに。数ページ後には何故か見つかっていたり…と。)とにかく中途半端なのだけど。
映画版も原作同様に、2組の双子同士の問題。火事で死んだ弟と母の真相等(原作ではとばっちりで火事で旅館の女将も死ぬ)その演出には「何これ?」的な思いが拭えないことしきり。
まあ〜!この監督にしては頑張っているとは思うけども(´-`)
焼かれずに済んだ水木薫と、中村ゆりのお◯ぱいだけが救いでしたな〜(u_u)
2019年12月7日 丸の内T OEI 2
山崎さんは俳優もやるのか。
歌手だと思っていたが主役を演じていた。私にはだいぶ違和感があり、台詞が棒読みに聞こえた。竹原さんも誰この人状態なので、台詞が全く入ってこなかった。
他の役者さん達はさすがの演技でした。
原作を読んでいないのでどれほど変わっているのかわからないが主人公の彼女にこだわる理由が分からなかった。
二人が違う役者ならばもっと話題になる映画だろう。
役者は良いが物語が雑過ぎる
山崎まさよしはデビュー前、歌手のオーディションに行ったつもりでギター担いで上京したら役者のオーディションで、仕方がないので弾き語りして帰ってきた、という面白エピソードを持つ人物である。昔、エッセイだかで読んだ。Wikipediaによればそれはキティ・レコードとキティ・フィルムを間違えて、気づいたら最終審査だったという事らしい。なぜ気づかなかったんだ...。しかしまあ、彼の存在感は役者としていけると思われたのだろう。
そんな山崎まさよしが「8月のクリスマス」以来の映画主演を飾ったのが本作「影踏み」。しかも監督は彼の俳優デビュー作「月とキャベツ」の篠原哲雄。篠原監督にとっても「月とキャベツ」は長編デビュー作。あれから20うん年を経ての再タッグである。(短編はあるが)
「月とキャベツ」ではそのまんまミュージシャンの役で、圧倒的な「One more time, One more chance」の弾き語りで私を号泣させたまさやんだが、今回は泥棒である。とはいえ、やはり専業の俳優ではない(つか彼は近年ほぼ俳優活動をしていない)ので、やはり台詞回しは昔と同じくやや心許ない。しかしその圧倒的な存在感(泥棒なのに!)は健在である。あと、やはり年齢を重ねたのか表情が多彩になっている。伊達に連ドラの主演こなしてないな。21年前だけど。
しかし、個々の演技はよくても脚本展開には首を捻らざるを得ない。原作は横山秀夫なので、未読だがそんなに雑なミステリーを書くはずがない。だから、きっと、連作短編を無理くり一本の物語にした弊害が出たんじゃないかなと思う。要するに、纏めるには長過ぎたものを削ったり足したりした結果、肝心のミステリーが意味不明なのだ。
田中洋次の説明図ひとつで語られる人間関係。竹原ピストル使ってるのにどんな人間だかさっぱり分からないのは何故だ。冒頭の語りさせたかっただけじゃねえの。中村ゆりが中途半端過ぎ。もっとキーパーソンぽく描いてやって。あと真相が雑過ぎ。中抜きし過ぎ。伏線があからさま。2時間ドラマかよ!
...ふう。
物語に突っ込みたい点が多過ぎる。個々の役者は良い演技してるのに展開が雑で...。
あと滝藤賢一の無駄遣いが過ぎる。もっと描き込んでやって欲しい。オチがあれでは滝藤賢一の演技力が浮かばれないではないか...。
「映像化不可能といわれた原作」というのが売りだが、そこのくだりの映像化はクリアしていると思う(気付くのが遅過ぎて歯軋りした)。しかしなあ、ミステリー映画がミステリー雑にしちゃダメだよ...。
先述の通り、山崎まさよしはじめ個々の演技は良いのだ。最初硬いかな、と思った北村匠海も凄くいいし、彼の演技で泣ける。尾野真千子は安定し過ぎだし(ただしまさやんとオノマチは10歳差だと知っているので複雑だった)、「月とキャベツ」からお越しの鶴見辰吾も良い味出してる。大竹しのぶなんて出番あれだけしかないのに強烈だ。しかし無駄遣いが過ぎる。
ミステリーという前提をきっちり踏んだ物語づくりであれば、もっと輝ける映画になった筈だ。でも、まさやんはまた映画に出てほしい。20年後だとおじいちゃん映画になりそうだが、それでも。
シュールレアリズム
原作未読
片方が死んじゃう双子の話である
その手の話でまず思い出されるのはタッチだがあっちは甲子園を目指す楽しい青春モノでこっちは泥棒になる面白くない話である
わけわからん
原作者は映画を高く評価しているから原作もこんな感じなんだろう
前半は全く内容が入ってこない
設定が難解だ
ケンシロウじゃないが欠伸が出るぜ
後半種明かしして眠気が治まった
それでもなぜ泥棒になったか?なぜ復讐なのか?ちょっと理解できない
真犯人の犯行動機も突飛すぎて理解不能
当初は子分みたいなポジションかと思っていたら主人公しか見えない双子の弟の幽霊だったり
他にもいろいろと?が多い作品だった
なぜ主演が山崎まさよしなのか
芝居初挑戦のわりにまずまずかなと思ったら久しぶりだが映画は何度も出ていて自分がそれを忘れていただけだった
たしかにツタヤでパッケージ見たことある
それにしては下手くそだ
それに輪をかけて下手くそなのは吉川刑事役の竹原ピストルだ
もう役者やるなよ酷すぎる
似たような雰囲気があるちゃんとした役者がいくらでもいたはずなのになぜ本業が歌手で大根役者を抜擢するのか
その点では久子役の尾野真千子や久能役の滝藤賢一や真壁の母役の大竹しのぶはさすがに上手い
特に授業しているときの大竹しのぶの表情は怪演ぶりが凄すぎて笑ってしまった
大竹しのぶは歌もうまいし山崎竹原は全ての面で大女優に完敗だ
あと葉子役の中村ゆりが意外と胸が大きいことに気づいた
そこそこ美人だけど在日朝鮮人しか個性がない彼女だったが巨乳という新たな個性を発見できたのはこの作品を観ての唯一の収穫だった
バーで久子と葉子がツーショットになるわけだが尾野の方が明らかに女優として格上にも関わらずバストだけは中村の方が誇らしげで勝ち誇っているように感じた
前半の幼稚園のやりとりで尾野真千子=貧乳が自分の脳にインプットされた影響もあるかもしれない
中村ゆりはユリマリ時代から存じ上げていたが当時はマリの方がおバカキャラとして目立つ存在でユリはその時も地味な存在だった
しかし彼女もマリほどではないがおバカだったことを覚えている
今クイズ番組に出演したら珍解答連発でお茶の間の人気者になり仕事が増えるかもしれない
でも浅田美代子みたいに役者の仕事に悪影響が出ることもあるので本人も事務所も慎重になるかもしれない
自分を罰し自分を縛り続けた20年
合理性に欠く話も受け容れなければ、今日日の映画なんて見てらんない。ってのはあるけれど。いやぁ、設定が。なんか。ハードル高くて入り込めなかったです。結局、サスペンス部分に全然ドキドキできなかった事が全てでした。
双子の弟君にはホロリとさせられましたし、丘の上の一本の木の下の3ショットは良かったのと、中村ゆりさんを久しぶりにたっぷり見れたので満足です。
【ミステリー&サスペンス要素を絡ませつつ、過去の忌まわしい出来事を乗越え、一途な愛を貫いた男女の姿を描き出す】
篠原監督、真壁修一(山崎まさよし)と啓二(北村匠海)の関係性をそう描いたか、というのが正直な感想である。(肯定的に受け止めてます)
序盤から中盤にかけては小説の内容を覚えていないと、ストーリー展開に付いていくに苦労するのでは? と少し思う。
特に、修一の幼馴染の吉川刑事の死の背景が分かりにくい。これは原作の警察組織の腐敗に焦点を当てていた部分を大幅に改編して、修一と啓二、そして学生時代から二人と近しい関係にあった安西久子(尾野真千子)の関係性に焦点を当てた結果であろう。
だが、久子にストーカーのように付きまとう男(滝藤賢一:ここも一捻り加えてあるが、分かり易く描写されている)の登場から、篠原監督が意図した方向性が見えてくる。
若き修一と啓二、久子が思い出の高台に根付く大木の前で撮った写真が、現在の”3人”の姿を映し出す場面と徐々にシンクロして、最後は微笑む”2人”の姿が映し出される場面が、<過去の忌まわしい出来事から”3人”が解放されたように見え> 印象的であった。
”蛇足:本筋とは全く関係ないが、久子が葉子(中村ゆり)のバーに匿われた際、葉子が久子の作った料理を”味が薄い”と言ったら、久子が”だから酒飲みは・・”と葉子に言うシーン、尾野真千子さん あれはアドリブかい? 笑ってしまったよ。”
良いです。
まさやん目当てでしたが、パンフを読んで全ての出会いから何から素敵な運命だなぁと。篠原監督はまさやんの魅力を最大限に引き出してくれますね。これは、そういうことか。と理解してから再び鑑賞するのも良き作品だと。
ちんぷんかんぷん
まず第一に演技が下手すぎる。女優の二人は普通だったが、それ以外の出演者、ほぼ大根役者。監督も素人、役者も素人の駄作映画。
第二に中身が難解で理解しがたい。登場人物が幽霊でしたとか、妹かと思っていたら幼馴染だったとか、ちょい役の登場人物の名前が複雑に連呼されてついてゆけない、セリフの言い回しが不自然。
第三に、つまらない。面白くもなければ感動もない。見ててもつまらない、見終って思い返しても面白いとこがなかった。
悪くなかった
またまた殺人事件(笑)
予告を観て、幽霊?と思い、確かめるのが楽しみだったのですが、チケットを取ったイオンシネマのHPのあらすじでネタバレになってました。こういうのはもっとボカした表現にして欲しい・・・
山﨑まさよしさんは、ヘタウマな感じで味があります。ずいぶん前のドラマで、記憶喪失のピュアな青年が実は・・・という役をやられてましたが、上手くはなかったけど、豹変した時は、おおっ!と思いました。
尾野真千子さんの高校時代は藤野涼子さんでしたが、「ソロモンの偽証」で主役の藤野さんの成長した姿を尾野さんがやられていた縁なのでしょうか?その時も、別に尾野さんでなくてもいいと思いましたが、あまり似てないですね。
北村匠海さんは、うまい!器用な役者さんです。
内容は悪く無かったです。ノビ師なんて初めて聞いたし。
ちょっと描写が足りないと思ったのは、まず事件の経緯を説明する時に映像でやってほしかったですね。相関図を書いたのを見せられても、まだ名前を憶えてないのにーと思いました。
あと、高校時代の回想シーン。すべてにおいて兄にかなわなくて、辛い思いをしたのだろうと想像は出来ました。でも映像で見せたのが恋愛の部分だけだったので、何だか久子が兄弟を手玉に取っていたみたいに見えてしまったし、失恋だけで荒れてしまった風な見せ方になっていました。これだと母親が思いつめる理由として弱いですね。そうでないことは解りますけども。
でも最後には感動しました。
ちなみに、「ソロモンの偽証」はお勧めしません。
クラスメイトの転落死事件のミステリーに、中学校を取り巻く様々な問題を絡めていて、特徴は、その解決方法がとても変わっている、という映画です。でも盛り沢山で前・後篇に分けたほどには面白くなく、何より、俳優の顔のアップが多いのに、あえて美しくなく撮ったのか、暴力シーンその他が気持ち悪く、大画面で観るのがキツかったです。
篠原監督good!
横山秀夫の小説が大好きなものでそれでこの映画を見た。やぁビックリ。山崎まさよし、歌手がこんなに素敵な演技するんだ。この映画は山崎くんの淡々とした味のある演技が見どころだね。もっと言うと脚本もキャスティングも演出もどれも素晴らしいと思う。篠原監督good job!久しぶりに満足しました。
良い映画でした
原作未読で鑑賞。途中までいろいろ分からないまま観ていましたが途中から話が繋がって理解してきました。後から分かったんですが設定がいきなりファンタジーなんですね。山崎さんの芝居は独特ですが良いのではないでしょうか?山崎さんと竹原ピストルさんの芝居は2人とも大好きなミュージシャンなんで楽しく拝見しました。竹原さんこれからも頑張って映画とか出て欲しいですね。他の俳優さんも尾野さんはじめ素晴らしい方々が揃っており見応えありました(最後まで鶴見辰吾さんと主人公との関係が不明でしたが、、)後で原作を読んでみようと思いました。
32 可もなく不可もなく
原作は、読んだことがありまが、この作品だけ観ると、
はっきり言って、薄い作品でした。
限られた時間の中で、表現しなくては、ならないのですが、
犯人を追い詰める所が特にあっさりしていて、
う〜ん、としか言えないです。
双子の葛藤、過去の葛藤、恋人との葛藤
悪くないのですが、もう少し掘り下げれば良かった作品
だと思います。
原作では、もう少し違うのかもしれませんが、
読みたいとは、思いませんでした。
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