影踏みのレビュー・感想・評価
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原作 難しい‥‥再度 観に行きます♪オススメ
原作読み、難しいしファタジーもありで‥‥まさやん演じれるのか‥‥と不安でした。
でも、原作の通り、ぼくとつな感じで自然体で良かったです。ノビとして動いてるとこはハラハラしました。
北村匠海さんが、双子役を素晴らしく演じていて、これからの役者世界を引っ張る若手No.1だと、思います‥‥ビックリしました。
中村さんや尾野さんが、綺麗でさすがです‥‥
脇を固める俳優さんは皆さん、すごいです‥‥
尾野さんの高校生の頃の女優さんは、もう少し細身で可愛い感じ方がよかったかな‥‥少し違和感がありました。
まやさんの映画音楽、こだわりのボーイソプラノをこの場面で使うのか‥‥♪とか、主題歌も、最高に良いです‥‥ラスト 私も手を繋ぎたくなりました。皆さん 一度観て下さい。
「月とキャベツ」と同じくらい好きになっちゃったかも。
ちょっと…ポスターや予告編からは想像出来なかったくらいめちゃくちゃ良い映画でした。というかマジで良い映画作品過ぎて鳥肌立ちました。かなりやばいです。私が観てる本数は少ないし偏ってますが、2019年のベスト5には確実に入りました。
ストーリー。ノビ師と呼ばれる泥棒に扮する主人公・修一(山崎まさよし)がある日侵入した家で放火殺人を起こそうとしていた女を発見し未遂の状態で止め、そのせいで自分は警察に捕まってしまい…。その事件をきっかけに自身の過去、家族に起きた事件の記憶が呼び起こされて服役後に放火殺人未遂の事件とそこから派生した別の事件の紐を解いていく修一。そしてその弟・啓二(北村匠海)、修一とお互い想いを寄せてからそのまま20年以上も経つ幼馴染の女性・久子(尾野真千子)との話。ミステリーと人間ドラマ、家族、恋愛のストーリーが何重にも重なっていく…フタを開けてみればかなり深い濃厚な内容だった。
・修一はなぜノビ師になったのか
・修一の家族に起こった過去の事件
・修一と久子の関係はなぜ進展していないのか
・修一と啓二は兄弟だけどかなり年が離れていないか
観ている最初は↑この辺の気になる事や疑問をふまえながら観ていたのですが、徐々に色々分かり紐解かれていき、悲しい過去や兄弟の絆や幼馴染との関係性がはっきりと出て来て、良い意味でも切ない意味でもかなり心にきます。そこで初めて分かる弟啓二の謎や関係性も見もののひとつ。小説を読んでいる人は分かっていることだけど、私は映画の途中の段階で「あーーー!!!!」と、この映画の仕掛けに超驚きました。
その驚きは、この映画内の驚きでもありますし、映画の「月とキャベツ」ファンとしてもめちゃくちゃグッとくる驚きでした。
月キャベを観てない人は分からないのですが、「月とキャベツ」は篠原哲雄監督・山崎まさよし主演(初俳優デビュー作)の映画であり、映画好きの間では結構カルト的な人気のある作品であり、そんなファンにとって今回の「影踏み」は監督と主演がまた再タッグを組んだめちゃくちゃ興奮する作品。
多少ネタバレになるかもしれませんが、「影踏み」の不思議な見せ方というか仕掛けが分かった瞬間、篠原哲雄監督がこの映画を撮った意味を深来る考えてしまったり、篠原監督がこの映画を撮ってくれて、しかも山崎まさよしを主演にしてくれて本当に良かったとめちゃくちゃ胸があつくなります。すっごくすっっっ…ごく興奮して、泣きました。
この作品の良いところはキャストもそうです。山崎まさよし、鶴見辰吾、そしてカメオ出演の真田麻垂美は勿論良いですし、全体的なキャスティングも絶妙でした…。それぞれの役にばっちりハマる人間とその俳優陣のもつ演技力、が本当絶妙。皆んな良かったんですが、特にメインキャストの山崎まさよし・北村匠海・尾野真千子。3人は幼馴染の役どころなんですが、この3人がマジで良かった。これ以上も以下も考えられないぐらいでした。3人の、それぞれの考え方が物事をこじらせる原因になる時があったり、それぞれのお互いへの想いがめちゃくちゃ丁寧に、それでいてとても熱く描かれていて、終始胸のドキドキや感動が観てるこっち側もこみ上げてきました。過去と現在のシーンが行き来する時にどんどんこの3人の過去や今の想いに共感し、そして自分の心に入り込んで来て心が掻き乱されて涙が止まらなかった。ラストシーンも最高過ぎた。でもやっぱ一番グッとくるのは何度も出て来る、山崎まさよし演じる修一と北村匠海演じる啓二の自転車二人乗りのシーン。観た人皆んなこのシーンが好きだと思う。過去を知ったら更にこのシーンが大好きになってしまう。尾野真千子が演じる幼馴染の久子も、あるシーンにて、自身の職場で同僚へ修一に対する変わらない想いを真っ直ぐに吐露するところは本気で泣けた…。思い出しただけでやばい…。この映画内のBGMを山崎まさよしちょいちょいかけたら、あざといけれど何だか凄くしっくりするし更に泣いちゃうかも、って思った。
凄く良い作品で、大好きな映画です。
オール群馬ロケも最高でした。
好きだーーーー!!!!!
光と影は背中合わせ 兄弟はとなり合わせ
子供の頃の『影踏み』遊びを思い出してる
追いかけても 決して掴めない物
まるで蜃気楼 だけど僕は気付いてる
本当は手にしたくなんか無いんだよ
ずっと追いかけていたいんだよ
もっと胸を焦がしてよ 死ぬまで走り続けたいんだよ
流れ流れて明日は東へ 出会いと別れを繰り返して
光と陰を股にかけて 泣き笑いを行ったりきたり
そうだよ 大丈夫 大丈夫 皆同じだよ
上手くいかない時は誰にでもあるよ
そんな光
日が沈みまた昇るように 花が散りまた咲くみたいに
全てはめぐりめぐって 全てがほら元通り
もし生まれ変わったらなんて 二度と言わないで
今君は日陰の中にいるだけ ただそれだけ
amazarashi / 光、再考 より抜粋
よくSFモノで、
自分の遺伝子から生まれた〈クローン〉と対峙する主人公…
みたいな作品、ありますよね?
そんな作品をみるとわたしは内心ツッコミを入れます!
遺伝子の〈先天的〉な因子は同じでも
環境上の〈後天的〉な要因で差違は生じ
別の固体種として判別される事が多い… という
環境生物学のざっくりとした考え方があるからです!
わたしの専攻は遺伝子工学でしたので
あまり詳しくないのであしからず。
そんな理論や理屈より、
よっぽど同じ環境で育った“一卵性双生児”のほうが
実際近しい存在ではないでしょうか?
だが家族となると近しい反面、互いを意識してしまって
ときに兄弟・姉妹の関係をより厄介なものにしてしまう
可能性を秘めている。かも知れない…
双子の兄弟を表裏一体、運命共同体のように語るのは
昔からよくある題材です。
相互作用して好ましい関係を築く双子。
意識しすぎて劣等・嫌悪にとらわれギスギスとした双子。
そんな時期を幾度と繰り返し、
双子は切っても切れない縁を結んだまま生きていく…
わたしの想像だけど、想像じゃない部分もある。
わたしの同級生で幼なじみの双子の兄弟がいます。
いや、いました…
ひとりは若くして事故で亡くなってしまったからです。
残されたもうひとりは、「ふたり分の人生を歩む」
使命を感じてしまったかもしれません。
周りにいた他人のわたしでさえ
そう感じずにはいられないほど
痛々しい様子だったのを、思い出しました。
必ずしもすべての双子がそうだとは言いませんが
本作『影踏み』では
そんな兄弟のきずなの強さを描いた作品。
わたしにとって感慨深い作品となりました。
山崎まさよしさん主演、篠原哲雄監督作品
という情報だけでわたしは観賞に臨みました。
最初の人物紹介のくだりで
なんだか飲み込めづらさを感じました。
それは北村匠海さん演じる啓二の存在があったからです。
啓二は何者で、修一がなぜ今の自分に流れ着いたのか?
その描きかた。このルック、作品にまとう雰囲気…
たしかにわたしの知ってる篠原監督だなと思いました。
謎が明かされた先に、兄弟のきずなの強さ。
さらに一歩踏み込んで邂逅して幕を引く感じが
余韻を持続させたのか?
わたしが幼い頃の友人の顔を思い出したからなのか?
悪くはないけど今ひとつ
タイトルなし(ネタバレ)
原作を読んだ身としては物足りなかったです。横山秀夫原作の雰囲気を頑張って出そうとはしてたけど、なぜこのタイミングで曲が流れるのかな?というシーンで気持ちを削がれてしまったり、推理や考察が分かりづらかった。もっと心のうちの葛藤や過去の出来事をやってほしかったけど、やはり原作じゃないと伝わってこないのかもしれませんね。
山崎まさよしさんと北村匠海さんの二人乗りはコミカルにみえて切なさがあって、二人の距離の表れなのかなとも思った。原作と違うところが多々あって、原作未読の人がどんな感想をもつのか気になります。
群馬県内でオールロケーション撮影ということで話題になっていたので、...
期待を超えてきた。
騙された
なるほどそういう事なんだ。
いい役者さん揃いで面白かったと思います
原作未読で観ました。山崎まさよしさんの演技力を色々言われる方々もいらっしゃるようですが、朴訥としたセリフまわしがかえっていい味出してたんじゃないかとも思えます。しかしながらいい役者さんを揃えましたね〜。尾野真千子さんの、一途な昭和の女性のごとく、不幸を一手に背負ったような姿は、本来の彼女の素顔とは対極のような気がしますがそう見えてしまうのは素晴らしい女優さんであることの証なのでしょうね。大竹しのぶさんにはもう少し長く演じて欲しかったですね!?贅沢な配役です。北村匠海さん、「君の膵臓を食べたい」でも原作を読んだ時より映画の方がいいと思ったように若手のホープなんじゃないかなって思います。中村ゆりさんも影のある美女を演じたら右に出る人はいない気がします。ストーリー的にはさすが横山秀夫さんですね、色々と布石を打ったエピソードがつながって観終わってなるほど!ってついうなづいてしまいます。双子の兄弟の不思議な関係もなるほどタッちゃんとカッちゃんみたいだねって南は思います!なかなか面白くいい映画だなっていうのが率直な感想です。それにしても館内に15人くらいしか観客がいなかったことが心配です。ここのレビューも少なめですし。たくさんの人に観ていただき感想を聞きたいです。
大人の男の『ラブ ファンタジー』
事前情報が無いと少し難解かも
異なる視点だが…、
一人の泥棒と、その過去、そして取り巻く人々の物語だ。
警察側ではなく、泥棒側の視点で事件を見つめようとする異なる視点は、修一の悪人とは異なる人間性もあり、物語に別の深さも与えてると思う…、しかし。
この原作は、修一と中耳に住みつく亡くなった一卵性双生児の弟啓二のやり取りを中心にした複数のエピソードを描く、短編小説集のような物語だ。
その一部を再構成して映画化した作品だが、原作と比較すると、今ひとつだった。
横山作品の好きなところの一つは、登場人物の会話だ。
耳の奥に声だけで住みつく啓二を映像として、どうやって見せるのか興味があったが、原作のような声だけで登場する啓二と修一の会話のテンポや、両者の葛藤は出てなかった気がする。
また、ピックアップされたエピソードの中には、対比される火災の事件などもあり、ひねりを少し排除しても、原作をもう少し活かして欲しかったところもあった。
興味のある人は原作を読んでください。
映画を観た後でも十分楽しめる作品です。
僕は、原作の影踏みは大好きです。
そのせいで、評価は少し低くなりました。
意欲は高いが映画としては、、、
原作は読んでいないけど、たぶん凄く良い小説なんだと思う。主人公が抱える闇とか周りで支えてくれる人達とか、生活感もあって、登場人物を身近に感じます。
では、映画としてどうだったのか?僕としては、何とも微妙。。どこが微妙だったか、ここに3つ挙げます。珍しく長めになりそうです。
1.脚本としてどうなのか?
小説はクサい台詞とか普通だったら言わないような台詞でも、脳内で上手く変換されるからいいけど、この映画はどうなのか?言い回しが気になり過ぎて、ストーリーを追えない。
2.全体の演技のバランス
台詞がクサいこともあって、演者の実力差がハッキリと出てしまっている。冒頭の刑事の台詞に対して「演技下手だなぁ。」と思った方は、そういう気持ちがおそらく最後まで続きます。
あと、キャスティングが。。尾野真千子の幼少期がそうなるのか?もう少し何とかならなかったか?
3.仕掛けが上手くいってない
たぶん制作側として、ここで驚いてほしい!実はこうだったのだ!という部分が、説明不足で上手く機能していない。仕掛けに気付いたとしても、たぶん皆気付くポイントがバラバラで、観客の一体感が生まれてこない。
原作を読んでないからハッキリとしたことは言えないけど、忠実に映像化したのかなと思います。
でも、それでは意味がない。文字だけでは伝わらない部分を上手く映像化してほしい。
兄弟とは、を考えさせられる意欲の高い作品でした。
是非とも劇場でご覧ください。
おもろい
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