「トラウマと戦う男」影踏み KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
トラウマと戦う男
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主人公の真壁が長年悩み続けてるトラウマと戦い最後はトラウマを克服する。最近ではITやドクタースリープなんかもそうだ。ただこの作品はそれらに比べてイマイチわかりづらい。
よく良くも悪くもテンポは良く見やすさはあるのだが、そもそも殺人事件を絡める必要があるのか終始疑問だった。もっと久子の恋人だった双子との比較を描いた方が面白いようにも思えた。
呆気なくこちらも双子でした。双子で長年悩まされていて兄殺しました。ではイマイチなにがそこまで双子や自分と似た存在に悩まされ苦しんできたのか、そのトラウマが伝わりにくい。
主人公の真壁もそうだ。事前情報がないとしばらくは啓二が既に死んだ存在というのは気づかないし、なにより真壁が悩み苦しんでるというより、ただ脱力した、自律神経を痛めてる患者のようなやる気のない人間にしか見えず、あまり感情移入ができずイライラさせられる。
イマイチ彼の正義と悪のボーダーもわからない。
友達が死んだり、捕まる際に助けた女性と出所後も会い、その女性の周囲の男性が次々と被害を受けたり、もっとミステリアスな展開かと思ったら全く違い肩透かしをくらった。
個人的にはあまり面白くなかった。
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