「良くも悪くも『シティハンター』」劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ オカマ声ちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くも『シティハンター』
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実は、観るのをずっとためらっていた。
観たいけど、今あの昭和バブルのノリについていけるのか? 寒くない?
しかしツイッターの評判が良いので意を決して鑑賞。
初っぱなのPSY・Sの『エンジェルナイト』で一気に覚醒。
その後もチョイチョイ差し込まれる歴代のテーマソングに興奮。
大人になっていろんな作品を観た身には獠ちゃんの誘拐犯の撃退方は「生ぬるい」と思ったけど、獠ちゃんが倒れてる相手を更にボッコボコにして追い討ちで足をナイフで床に縫い付け、どこのジョン・ウィックだよみたいな事したら、それはそれで「こんなの冴羽獠じゃない!」となるのでこれでよし。
もう一丁言うと、遠隔操作される兵器にジャミングやハッキング仕掛けて反撃とかじゃなく、力業で何とかするのも、もどかしいと思いながら『シティハンター』ならアリ。
小海坊主も『攻殻機動隊』や『サイコパス』だったら各地に配置された場所で殺戮マシンにって設定になりそうなのに本当にただのマスコット。
そしてキャッツアイ登場。
いくつか「キャッツアイを出す意味ある?」と意見があるけど、ハッキリ言っていらない。
でも見たらやっぱりグッとくる。
そういう今とのズレとかあっても楽しいのは、たぶん同窓会みたいなものだからじゃないのかね?
その時、流行った物とか担任の物真似とか少しでも間があると、いったい何が面白いのか解らない。
それを見てきた人だけが楽しめるそんな感じ。
そしてストーリーに被せて流れる『Get Wild』のイントロ。
面白い映画とかじゃなくて「あーこれこれ、これが『シティハンター』だよ」そういう空気を感じる映画だった。
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