Love, サイモン 17歳の告白のレビュー・感想・評価
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何が言いたいかわからん。
皆、自己中心的で吐き気がする。
自分を守るために友達の恋愛を壊すサイモン
脅迫の挙句、暴露するマーティン
友達が1番辛い時期に距離を置く親友たち。
校長はずっとおかしいし
セックスの話をオープンにしたり理解ある親のようでアホなだけの親
マーティンに、カミングアウトは自分のタイミングでしたかったと言いながら、
観覧車でブルーを待つサイモンもめちゃくちゃじゃない?
最終的に
黒人でユダヤ教でゲイとか、一気に詰め込んできたね。
きらいだわー。
少しだけ勇気を出して話をしよう
この映画はよくあるカミングアウトものではない。
ここで問題になっているのは、
自分の意志とは別に、第三者によって同性愛者だということを暴露されてしまうアウティングだ。
もちろん、サイモンだって出来るならカミングアウトしたかっただろう。
でも、いつ、どんな形で、誰にカミングアウトするかはサイモンが決めることであって。
誰かに無理に強いられたり、暴露されることではない。
ただ、サイモンが親友たちに距離を置かれてしまった原因は、彼がゲイだったことではなく、
アビーをデートに誘いたかったニックにアビーには年上の恋人がいると嘘をついたことや、
幼稚園からの仲のリアとニックよりも付き合いの浅いアビーに先にカミングアウトしたことや、
サイモンを思い続けていたリアの気持ちにまったく鈍感だったことだ。
アイデンティティを確立するためには、
自分が何者であるのかを知ることも重要だが、
ありのままの自分を受け入れてくれる誰かが存在することも同じくらい大事なことだ。
いつも一緒にいる家族や親友だからといって
思っていることをすべて話しているわけじゃない。
でも、少しだけ勇気を出して素直になって
話をしてみれば難しく考えていたことも思いの外簡単に解決するかもしれない。
思い起こせば、十代の頃に見えている世界には大人はほとんど存在感しなかった。
彼らの世界を占めている、そのほとんどは友人関係だろう。
その世界の居心地が悪ければ、ほとんど地獄。
そんな感覚を思い出した。
アメリカ的青春映画
初レビュー、備忘録を兼ねて
当事者として思ったことを
サイモンは普通の高校生。幸せな家族と良い友人、充実した高校生活。ただ、ゲイだというでっかい秘密を抱えている。
普通の、というが、高校生にして車で通学。途中で友人たちをピックアップし、コーヒーをテイクアウトし登校。部屋もめっちゃオシャレ。さらっとMacbook使ってるのもカッコいい。住環境も相まって、これが普通って、カッコ良すぎでは…?という気も。
まぁ、そのあたりはアメリカの中間層に詳しくないので置いておくとして、
こういったいかにも“普通”な人として暮らすゲイは多いと思う(ゲイが普通ではない、という意味ではないです)。
ストレートのふりをして、話を合わせて、なるべくバレないように生きる。この辺りは日本もアメリカも共通なんだな、と。
さて、ストーリーは、ネットで話題となった隠れゲイ(!)のBlueとサイモンのやり取りを見たマーティンが、そのことをネタにアビーとの接近を要求、その結果、サイモンはゲイだとアウティングされ、さらに友人との関係にも亀裂が入ってしまう。
この辺は、サイモンを見ていて痛々しく、辛い気持ちになった。
友人がいなくなっても、Blueだけはせめて、という望みも絶たれ、こちらまで悲しい気持ちに・・・
あと、この場面での副校長の「ぼくはきみと同じだと言ったが、あれはそういう意味じゃない」という発言。もしかしたら明確な差別意識があっての発言じゃないのかもしれないが、こういう人が一番嫌いなんだよね。
まぁ、なんでもかんでも認めてくれ、受容してくれというのはどうかと思うから、こういう人がいることは否定しないけど・・・
あと、マーティンがサイモンに謝罪するシーンで、サイモンが自分がゲイであることをいつ、だれに、どうやってカミングアウトするか決める自由があったのに、お前はそれを奪ったんだ、と言って激昂するシーン。これもグッときた。
いや、感動するシーンではないのだけど、そう、そうなんだよ、と強く同意した。モヤッとしていた不満を言葉にしてくれた気がした。
中盤は暗い気持ちだったんだけど、ただ、そんな時だからこそ、ミュージカルの先生(名前忘れた)と、両親の言葉は染みるものがあった。
サイモンは両親に自分はゲイだ、だけど自分は自分、変わらない。怖いのは周りが変わってしまうこと。と話す。
それに両親は、あなたは変わらない、これまで通り妹のまずい料理を美味しいとほめてくれる優しいお兄ちゃんだ、自慢の息子だ、と答える。
この場面は泣けたなぁ・・・。
あと、サイモンが自分がゲイであることを一度も否定しなかったのも地味に良かった。隠したりはするけど、否定はしない。妹にも事実だ、と告げる。これは、けっこうすごいことだと思うんだよね。
両親との話から、リアとも少し関係修復。そしてサイモンは一念奮起、ネットに自身がゲイであること、セクシャルマイノリティだけがカミングアウトするのが不満なこと、そしてBlueが好きなことを投稿。ややあって、友人とも仲直りし、最終的にはBlueと結ばれハッピーエンドとなる。
いや、Blue、結局お前かい!という気もしたが、候補となりうる人物ではかなり見た目が好きだったので、僕もハッピーになった。
しかし、サイモン役のニック・ロビンソン、いいなぁ。
ストーリー的に大ヒットというわけではなかったが、ゲイを扱っていながら、爽やか青春ハッピーエンドなのと、ニック・ロビンソンがイケメンなのとで、家にDVDで置いておきたい一本だった。
ダメだこれは
号泣してしまった
パーティでゲームしたり一緒に歌ったり
お似合いだったしそうじゃないかなって思ってた
若いLGBTQの人やノーマルの人に観て欲しいのはもちろんだけど年頃の子どもがいる大人にも観て欲しい
自分の子供はノーマルだって決めつけるんじゃなくてこんなに悩んでいるかもしれないと 気づいて欲しい
むしろ今の時代LGBTQに偏見を持っているのは大人の方なんじゃないかと思う
追記
原作の本読みました
映画に比べジャックとブルーのメールの内容が多く細かく書いてあったりサイモンとブラムのその後が書かれていたりと読んでよかったと思った
サイモンの心情目線で書かれているので本が苦手な人でも話を聞いているような感覚で読めると思う
ブルーとジャックのメールのやり取りですれ違いが起こるところは切なかった
また約2時間にするためカットされていたり映像として作るにあたって必要なシーンを付け足していたりと映画と本とでは内容が違う部分もあった
がどちらも劣らずとても素敵な作品だった
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