「日本のジュリアロバーツ化する篠原涼子がサイコー!」今日も嫌がらせ弁当 いも煮さんの映画レビュー(感想・評価)
日本のジュリアロバーツ化する篠原涼子がサイコー!
昨年報知映画賞主演女優賞を受賞した篠原涼子がまたも母親役を熱演。すっかりお母さん役が板についた感のある篠原涼子は今や日本のジュリア・ロバーツ的立ち位置なんじゃないか?(顔も似ているという噂あり)
今役はちょっと前なら倍賞美津子あたりが演じてホロっとさせてくれそうだが、彼女ほど‘素人お母さん感‘が出ない。もう少しキレイ。
シングルマザーで愛情をたっぷり娘たちに注ぎそれが行き過ぎてウザがられるという役どころはサバサバし過ぎでも女オンナし過ぎでもなく、そのバランスがちょうど良いのだ。
時代も令和になり、これからは昭和の肝っ玉かあさんのような「形振りは構ってられないが、子だくさんで家族への愛情はたっぷり」的な母親像は求められない。お母さん自身の時間も楽しみも持ってファッションも髪型もそれなりに身綺麗にしている。もちろん仕事をしていて当たり前。子供たちの前ではキチンと母親だけどいくつになっても「オンナ」を棄てないお母さん。そういうお母さんに憧れるし、なりたいんじゃないかなぁ。
それを具現化するに十分な篠原涼子なのだ。
本作ではそんなお母さんと第2反抗期次女の不器用な愛のバトルがお弁当を通して育まれていく。
これは、文字では無理。嫌がらせ弁当の何たるかは視覚を通してしか語れない気がする。さらにCGを駆使して弁当箱の中のキャラが生き生きと動き出すから、もう!
あー、是非劇場でご覧ください!!
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