スターリンの葬送狂騒曲のレビュー・感想・評価
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事実は小説よりも奇なり
スターリン死後の旧ソ連の政争を描いたブラックコメディ的作品。コメディの本質は、客観的に見た時に馬鹿馬鹿しいことに当人たちが必死なことだと思っているが、いくら何でも登場人物たちが血眼すぎてコメディの域を超えている。
しかも、もっと敵味方が入り乱れるカオスな展開を期待していたのだが、コメディとしては案外にシンプルなストーリー。
だがコメディでなく実話をシニカルに描いた作品として見れば、(ロシア人にとっては胸糞悪いだろうが)非常に面白い。これが全くジョークでない時代があったのだ。
だが字幕版なのに英語だったのはいくら何でも頂けない。シニカルでシリアスな映画ならロシア映画ではなくてもそこはロシア語じゃないとだめでしょう。あくまでコメディなら英語でも良いと思うが、それならあまりにも胸糞悪い。コメディのネタとしてはあまりにヘビーなテーマなのにそれでいて描き方が軽薄なのだ。
結局のところ、イギリス人らしい傲慢さの垣間見える作品、というのがこの胸糞悪さの原因なのだろう。そういった点まで含め、興味深い作品だった。
よく分からなかった…。ブラックユーモアなんだという事は伝わるけど、...
よく分からなかった…。ブラックユーモアなんだという事は伝わるけど、意味不明過ぎて笑えず。
歴史分かってたら笑えたのだろうか…。
偉いおじさん達が悪口連発してわちゃわちゃしてたけど、ずっとそれに終始したので途中寝た。
ドタバタ劇ながらも、旧ソ連の闇を描いた作品
1953年のスターリン死去に伴う、ソ連政権内での権力争いをコミカルに描いた作品。ロシアでは、上映禁止となって話題になった。
旧ソ連を描いた作品なのでロシア語の作品かと思えば、英語の作品。しかも、ロシア語風の英語ではなくて、もはや、普通の英語。ドキュメント風にと言うよりも、むしろ、ブラックコメディ作品なので、それでいいのかも。実際、かなり凄い事を言っているのに、クスクス笑いが劇場内で、何度か出ていました。
いやぁ、でもね。完全に茶化していますね。“一応”旧ソ連時代と体制を一新したとはいえ、ロシアで上映が禁止されるのもわかる気がします。って言うか、いまの指導者の事を暗喩しているのかもしれないし・・・・
中々面白かったです。ブラックなところが、イギリスっぽい映画でした。
まあまあ
笑えるとこも多かったんだけど、笑いをとるテンポがイマイチなのと、ダークさが笑いに水をさしてしまうので、予告編のようなドタバタで笑うイメージからは遠かった。
あと、
ロシア人が英語で会話している違和感は半端なかった。
洋画では、よくこうゆう現地語ではなく英語で芝居をする作品を見かけるんですが、これはどういった狙いなんでしょうか?
どなたかご存知でしたらご教授ください。
もうちょい
110本目。
面白かったんだけど、ブラック感がもうちょい欲しかった。
M:Iでお腹一杯のせいかな?
TVドラマに出演者してた役者も観れて嬉しかったし、TVだったらエミー賞にノミネートされるのかな?
単に面白いということではなく、
細かい設定がどこまで事実なのかは分からないけど、ロシア政府が上映禁止にするくらいだから基本的な設定は事実だということだろう。その事実は、単に面白いということではなくあまりにも人が簡単に沢山殺されるという現実なのだ。そしてこのような現実は多少形は変えているけど、現代社会にもまだまだ蔓延している。コメディー映画のつくりではあるけど、本当は怖い映画だと思う。
政治家って誰も信用できないな
スターリンの死後、その後釜を狙って今まで部下だった人達が国民の人気を得るために無実の囚人達を解放してく。ちょっと前まで殺す側の人間だったのに、すぐ解放してったのには疑問。
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囚人の解放に誰も反対しないしすぐできるならスターリンが居た時もできるじゃんと思った。まぁそれほど権力は恐ろしいってことか。
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一見いいことをしてるみたいだけどその裏には絶対なにか思惑があるんだなぁと。私たちが変わらない限り、誰がトップになっても変わらないんじゃないかと思いました。
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スターリンが倒れた後の部下達の寸劇は面白かった。人が倒れてるのに、多数決で決めなきゃとか、勝手に入ると怒られるから発見が遅れたり、医者を全部逮捕しちゃってるからヤブ医者しか呼べないっていう(笑)スターリン、自分に殺されたようなもんだね、、(笑).
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