劇場公開日 2018年10月6日

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教誨師のレビュー・感想・評価

全42件中、21~40件目を表示

4.0人間が光っていた

2018年12月21日
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鑑賞方法:映画館

それぞれの人生の諸事情でそうなった人と牧師が光っていた。
亡くなった人が自分の側で見守ってくれているイメージが良かった。

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Momoko

拘置所の中の群像劇

2018年12月12日
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星🌟🌟🌟🌟大杉漣さん最後の主演作品だと言うので観たのですが… 前半はまったりしていてちょっとつまらなかったのですが後半大杉漣さん演じる主役の過去が明かされた所からストーリーも急展開で進んでいきラストまで釘付けでみてしまいました❗みんな登場人物が心に闇を持っている人たちで皆さん演技が上手くて全体的にみれば面白かったです❗前半つまらなかったのは教誨師と言うことでキリスト教の型にはまったことしか言わなかったからでたぶん後半への伏線になってたと思います❗あと死刑囚の高宮役で玉置玲央さんが出てましたがラスト間近凄くいい演技されてました❗舞台では黒木華さんと共演されてたりして有名だそうですが大杉漣さん見る目がいいですね❗これから映画やTVでも活躍しそうな俳優さんでした❗

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ミリン一番搾り

4.0生命の意義に深く切り込む

2018年12月8日
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鑑賞方法:映画館

知的

終わりゆく平成の時代を代表する名優、大杉漣さんの遺作。『生』と『死』、人間が最も深く対峙するテーマに対して望まない死がカウントダウンされた死刑囚と向き合う『教誨師』という役柄を選んだことが重くまた深い。ちまたによくある陳腐な死刑制度の非を問うものではなく、生命の意義に深く切り込むところに共感。

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masayoshi/uchida

4.0魂のぶつかり合い

2018年12月1日
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鑑賞方法:映画館

寄り添うっていうのは、分からなくても理解できなくても、魂でぶつかって行くことで相手の魂を揺さぶることなんだよな。
昨今の「寄り添います」と言って自分たちの都合や考え方を押し付けるのとは違うんだよな。

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こばりん

4.5対話で紡ぐ物語、対話で導く真理

2018年11月23日
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鑑賞方法:映画館

難しい

全編を通してほぼ、密室で繰り広げられる会話場面。
観た人の中には退屈だと思われた方もいらっしゃると思います。
ですがわたしはむしろ、「もの凄いものを観た」と思うほど、
演者たちの一挙手一投足に集中して観ることができました。

『ソクラテス式問答法』という対話法があります。
〈 対話によって相手の矛盾・無知を自覚させつつ、より高次の
認識、真理へと導いていく手法 〉の事を指すんだそうです。

対話によって、死刑囚たちの心の闇に、わずかでも一筋のひかりを灯せる事ができたなら、執行され魂となった彼らは等しく安らぎを得る事ができるだろうか?

そのことに尽力した牧師・佐伯(大杉漣さん)がそんな彼らの闇を見つめながら実は、佐伯自身が一番心に闇を抱えている事を認識し受け止めていったのではないのでしょうか?

わたしが今年観た映画のなかで一番、あとからじわっときました。
大杉漣さんが最期に私たちに出した『人生の宿題』みたいな
作品だと思いました。

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野々原 ポコタ

4.0見終わってキャッチコピーを見て、「んっ?」と。

2018年11月22日
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泣ける

難しい

斬り込んだ映画でした。

大杉さんがもう「死の側」にいらっしゃることで、また新たな意味合いが生まれてしまっているとも思います。いや、悪く言っているわけではありません。

大杉さん、なぜこの映画を作りたかったのでしょうか。本人からぜひ聞きたいのですが……。

ただ…、あのスペースだけの映画でここまで思わせることがあるとは、と感じていたのですが、キャッチコピーを見て、何を考えていたか忘れてしまったというのが本音。
「『なぜ生きるのか』という問題提起の解答を本文から探してね」という中学生の国語のテストの一問のようなものがメインテーマではないような気がします。強烈な生の物語……?
これは大杉さんの本望なのか………?

まぁいいや。
強烈な会話劇。ここから我々が何かを感じとるのです。

追伸:光石研さんのお気持ちを考えたら、開始早々涙が……ということで「泣ける」

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ワッフルつね

3.0会話劇

2018年11月18日
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鑑賞方法:映画館

刑務所の教誨室を中心とした会話劇で生きる意味や死刑制度について考えされられる異色作。ただメリハリに欠けるように感じたのでもう少し驚くような展開も欲しかった。
2018-228

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隣組

4.0深み

2018年11月13日
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簡単に感想なんて書けない。
ずしっと考えさせられる。
達観した人でありそうな佐伯の弱さがあらわになり、その向き合う姿がすてきだった。
意味なんてない。でも生きる。
老人の書いたメッセージも、そのとおりで。死刑ってどうなんだろうか、と久しぶりに考えさせられた。

最後の大杉さんの表情が映画の深さにと同じだった。

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のん

3.5教誨室の外側へ

2018年11月3日
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この映画のキーワードを挙げるならば「霊性」だろう。
6人の死刑囚たちと、大杉漣演じる教誨師の佐伯との密室の会話劇。
ほぼ全編で本作の舞台となる教誨室には霊の気配が漂う。

大杉漣(エグゼクティブ・プロデューサーとしても名を連ねる)が急逝した、ということも相まって、なのは事実だけど。それを差し引いても、本作には、いまはもうこの世にいない死者の存在が強く感じられるのだ。

死刑囚ということは、全員が人を殺している(はず。厳密には死刑となる犯罪は内乱罪などもある)。
誰かを殺したから、彼らはそこにいる。
そして佐伯にも事情があった。彼もまた、その事情により牧師を職業に選び、ここに来ている。
死者たちに招かれ、出逢った死刑囚と教誨師。
そこに死者の気配が漂うのは必然であろう。
そして、この映画に登場する教誨室は不自然な形をしている。なぜか長い三角形をしているのだ。そのため、佐伯を捉えるカメラの背後には、いつも暗がりが映る。奥行きのある暗い空間が、何かの存在を思わせる演出が効いている。

そして本作は、「国家による殺人」とも言える死刑制度についても、大いに考えさせられる。

物語のスタートでは密室劇だった本作だが、やがて少しずつ「部屋の外」が映画に登場してくる。
始めは外の天気。やがて、佐伯の過去。そして死者たちが、スクリーンを侵食してくる。
それとともに、教誨師を務める佐伯の言動も、徐々に制度や枠組みの中だけでは抑えきれなくなる。
ラストに、ようやくカメラは教誨室、そして拘置所さえも出て、外の景色を捉える。
命という人間の根源と、法という国家の基盤が交差するのは、拘置所の中だけではない。私たちの日常とも繋がっていると感じさせるラストである。

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しろくま

3.0大杉漣さんだったから重みがあった。

2018年11月3日
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急逝された大杉さんじゃなかったら、この映画は全然違っていたのではないかと思います。
やがてなくなる彼から発される言葉の一つひとつが貴重なものに思えました。
しかも、それが死刑囚へ向けられる訳ですから。
命があるうちに、悔い改め、赦しを受けなさいよと言っているように響きました。

トークショーは、若い青年たちによるにこやかな時間になりました。
大人の俳優さんが誰か来ていただけたら、もっと踏み込んだお話が聞けたかもなと思いました。

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ハクタカ

3.5難しい

2018年10月26日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

相当に行間や背景を読んで、理解しなければならない

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シゲドン

4.0死刑囚と教誨師ってこういう感じなのかと

2018年10月26日
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泣ける

怖い

難しい

家がお世話になっているお坊さんのイメージがありましたが、それとは違って人間臭さで死刑囚と向き合っている教誨師でした。
とても良かったです。
役者さんの演技がどれもリアリティがありました。比較してはいけないと思いますが、患者や施設の利用者などに相対しているような気になりました。終盤のあるシーンは、自分も彼の気持ちを味わった気にすらなりました。

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エリンギ

5.0きれいごとではない世界

2018年10月24日
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重い重い二時間でした。
死刑囚と向き合う教誨師。

人とつながるためには
聖書にある言葉ではなく、
最後は

「相手を思う気持ち」
なのだと。

そして共にいる覚悟なのだと。

大杉漣さんの抑えた演技が
それを伝えてくれてます。

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くまごろう

3.5重苦しさのなかに一筋の光も

2018年10月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

教誨師の牧師と受刑者の対話が続く、徐々にいろんな背景や、動機が、垣間見えてくるが、目に見えて、今 極刑という裁きを受けている罪と、そうではない人の心の奥底に抱えている罪、その差は一体どれほどなのか?
と考えさせられる。

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Naotanjr

5.0希望

2018年10月16日
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鑑賞方法:映画館

観るまで.私の日常が全部が行き詰まっていると閉塞感を感じ気分転換にすぐ観れるタイミングでこの映画を観た。

細かい内容のレビューは他の方と大きな違いはない、いい映画だった。

分かりやすい、刺激的な映画もいいがこういう深いテーマの映画も絶対に必要で廃れてはいけないと思った。

佐伯牧師も人間
死刑囚も人間
刑務官も人間
私も人間
私を悩ませた人も人間

だれがわたしのつみをせめうるのか

ありがとう、大杉漣さん。
私も生かされているから、生きます。

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なりっくま

4.5大杉さんの遺作に相応しく、生と死について深く考えさせられる作品!

2018年10月14日
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鑑賞方法:映画館

知的

私は、個人的に教誨師と言う職業に凄く興味が有ったので、この作品とても気に入りました!
ですが、本作を自分は好きだから、みなさんに、どうぞ観たら良いよとドンドン薦められる様な性質の作品でも当然無い訳です。
決して万人向けの作品ではないのですが、教誨師の行う仕事内容を判っていて、尚本作を観られた方々はおそらく、私同様にみなさん満足して、映画館を後にする事が出来たのではないだろうかと想像していますが、どうでしょうか?

主人公の職業上、映画の95%は教誨師と死刑囚との1対1の会話が続くわけです。
映画では、死刑囚が6人も登場するので、それぞれの受刑者に個性を持たせて描いていれば、観客は飽きずに楽しめるだろうと言う事でも決して無いです。
確かに本作では、なるべく観客が飽きない様な工夫は施されてはいましたし、多くの場面で笑いが出るように作られていました。でも所詮は塀の中の人々の言い分を描いている事なので、一般の観客である我々がそう簡単には、彼らの話に感情移入すると言う事も中々困難です。
そこで当然、観客の殆どの人達は自然と大杉さんの演じる教誨師に自己を投影する事になる。
そうするともう自然と劇中の話の総てが他人事ではなくて、自分に投げられた直球に変化して来るから不思議ですね。
作品の中で交わされた会話の総てが自分へ語られた言葉になる。
どんどん会話の世界に引き込まれていく事になるのです。
すると、カメラが固定されていて変化に乏しい筈の画面を観続けていても、決して飽きません。
更に、教誨師が対峙する様々な死刑囚との会話の中で生まれる彼の葛藤や心理的な変化、やがて明らかになる教誨師の抱える苦しみも、気が付くと観客も追体験しているような錯覚になります。

何だか、急逝された大杉さんが、初めてプロデュースしてまで、本作を撮りたかったと言う気持ちも迄も理解出来る気がしてくる。

本作は映画ではあるけれども、物語の性質上、舞台劇であっても全く不思議ではありません。
最近公開された「累」も舞台劇の様な要素が沢山有りましたが。本作には「累」の様な派手シーンは全くありません。あちらが仮に動の世界なら、本作は静の世界でしょう。

本作はあくまでも静かに会話だけが交わされていくのですが、きっと観客の心の内は静の世界から動の世界へと大きく揺さぶられる事になったと思います。

この秋じっくりと、自分の感情を見つめて過ごしてみようと考えておられる方には、本作は最高のプレゼントになるのではないでしょうか。

そしてこの作品のラストがとても効果的な終わり方で、とても気に入りました。

是非、御一人で過ごすお時間が有ったら本作観て欲しい気がします。「何だ、結局お前は本作を薦めているだけで、これはレビューでも何でもないじゃないか」と思われるでしょう。でもやはり私は本作の世界を堪能して欲しい!あなたにもこの死刑囚たちに出会って欲しい。それが本作に触れた私の正直な気持ちです。
大杉さんの早過ぎる死を悼み、ご冥福を心からお祈りします。

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ryuu topiann

4.0いやぁ,こういう趣旨での1人1人は難しいんとちゃうの⁉︎

2018年10月13日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

俺自身の勝手な話〜古舘寛治,光石研は知ってる。
一寸,受刑者にして博学な知識がありそうに思わせた,玉置玲央という生意気そうに思わせられちゃった❕という印象のお陰で、大杉漣の最後の作品を覚え,忘れなくさせてくれた❗️と…,自分で勝手に記録させて貰っちゃいます。

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サクちゃん

4.5大杉漣の役者魂を感じる濃密な作品

2018年10月13日
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自分の運命との向き合い方が様々な6人の死刑囚との対話劇。拘置所の一室での場面が作品の大半を占めるが、そこでの教誨師と死刑囚のやり取りは一言一言の重みをひしひしと感じる真剣勝負。来たる死を前に虚言を弄して平静を装う者もいれば、自己の正当化に懸命な者もいる。でもそれらは全て死への恐怖から逃れたい一心の身勝手な行為である事をこの作品は図らずも曝け出す。一方、教誨師の仕事は無償だと言う。では彼はなぜこの仕事を引き受けるのか?その問いから教誨師自身が負う心の蹉跌も明らかになる。人の心の深淵を炙り出すようなこの作品の主役はやはり大杉漣。いぶし銀のような彼の演技無くしてはおそらくこの作品は成り立たなかったと思う。彼がくれたこの濃密な二時間に感謝です。もっと彼の作品を観たいと思うのですが、本作が最初で最後の作品とは残念。合掌。

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ホワイトベア

4.56人に真剣に対峙すればするほど、息が苦しくなってくる

2018年10月10日
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鑑賞方法:映画館

※(注意)感想を書く上でばっちりとネタバレしてますので、鑑賞前の方はご遠慮された方がよいですよ。

はじめ、「教誨師」というタイトルを聞いた時、堀川恵子の同名著作の映画化かと思ったがそうではないようで、かの本は浄土真宗の僧侶だが、こちらはキリスト教の牧師であった。それもまだ着任半年で、経験が足りないゆえの焦りや戸惑いがあった。むしろ、教誨という仕事に慣れきれず、未だどこかに新米臭さを残すには、半年と言う設定は絶妙だなあとも思った。
そんな佐伯にとって、ワンステージ、ワンステージ、どこかから何かに襲われるんじゃないかと警戒しながら身構えているような、緊張感の連続。そのせいか幻覚(と解釈していいのか)を見てしまったりなど、すでに死を約束された人間と対峙するのは半端な覚悟では務まらないのがよく伝わってきた。
そんな密室である教誨室は、三角形の間取りをしていた。僕は、佐伯の背後にある空きスペースの暗がりが気になって仕方がなかった。なぜこんな部屋なのか?と考えた。おそらく拘置所においては、所長の軽い態度に見受けられるように、「教誨」という活動が低く見られているのではないだろうか。きつい言い方をすれば、死刑になる者にたいする処遇だから空き部屋をあてがっておけばいいよと扱われているじゃないだろうか、と邪推してしまうのだ。そんな誘導さえも、この映画の演出の巧妙な罠なのだろう。
そして、ようやく佐伯が仕事を終えて所外にでると、ふだんと変らない日常がある。平和な田園風景、妻の愚痴、こちらまで伝わってくるような涼やかな風。息が詰まって仕方がなかった僕も、ようやく休息が訪れた解放感であった。そんな瞬間に、最後の「仕掛け」が待っていた。

あなたがたのうち だれがつみをせめうるのか

佐伯同様、僕もハッとして背中に冷たいものが走った。
それは、気の弱い老人進藤が覚えたての字で書いたのか?いや、そうじゃないだろう。佐伯自身が、ずっと自分自身に問いかけている悩みなのだ。それが幻覚として見えたしまったのだ。そしてこの言葉こそが監督のメッセージなのだろう。

出演者の中では特に、理路整然と佐伯に問答を挑んでくる高宮を演じた玉置玲央が存在感を出している。面談のときのふてぶてしさったらない。弱者を狙った卑劣な犯行という背景から察するに、先日の相模原で起きた障碍者殺人事件がモデルのようにも思える。高宮は殺人の動機を、イルカを引き合いに出して「知能の低いバカは殺したっていいんだよ!」(台詞は大意)とまくし立てる。でもそれは、仕返しをしてこなさそうな弱気な奴と見定めて因縁吹っ掛けるチンピラとおんなじなんだよな。だから、肝が座り切っていない彼は最後のあの時、怖気ずくんだ。そして、倒れこんだ彼は、佐伯に何か耳元で囁いたように見えた。その言葉に佐伯がたじろんだようにも見えた。それがなんて言ったのか、言ったように僕が見えただけなのか、気になって仕方がないのだが、この先、この映画を思い出すたびにその問答を僕自身にずっと問いかけてみるのも悪くないと思った。

この日、上映を終えて、初日舞台挨拶。いい映画の舞台挨拶は、鑑賞後がいい。登壇した役者の表情が生き生きとしている。
出てきたのは監督の他、6人の死刑囚。大杉連はパネルで登場してきた。思い思いに大杉との思い出を語る中、やはりドラマ「バイプレーヤーズ」で共演した光石研の言葉に注目が集まった。
去り際、烏丸せつ子がパネルの大杉の肩口あたりにそっと手を添えて優しく微笑んだのが印象的だった。

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栗太郎

2.0残念。

2018年10月8日
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鑑賞方法:映画館

難しい

大杉漣さんの初プロデュース&遺作ということで期待して観ましたが、期待外れに終わりました。
死刑囚を演じる6人の俳優のうち、一部の方の演技が過剰でリアリティが無さ過ぎるように感じました。唐突に挿まれる回想シーンでの浅過ぎるエピソードにも興醒め。皮肉にもほぼ素人の小川登さんの演技が死刑囚らしく真に迫っていた。

全体的として内容が散漫で、「なぜ生きるのか」という重く普遍的なテーマに迫り切れていないように思いました。購入したパンフレットによると低予算で時間の少ない中で作られたようなので、仕方なかったのかも知れませんが。

色々と批判的な事を書きましたが大杉漣さんの演技は素晴らしく、それだけでも観る価値のある作品であることは付け加えておきます。大杉さん、どうか安らかに。

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山田一郎