劇場公開日 2018年10月6日

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教誨師のレビュー・感想・評価

全72件中、21~40件目を表示

4.0演技力のぶつかり合い

2021年6月15日
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刑務所の教誨室で簡素なテーブルを挟んだ対話が続く

いやー、演技力が見もの!!

6人の死刑囚
罪を罪と思っていない人
罪から目を逸らす人
罪の重さがよくわからない人
罪から逃げ続ける人
罪は全部人のせいの人
罪を正義と思っている人

人間模様も素晴らしい。

大杉漣さんの演技、もっと見たかった

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猫柴

4.5次々とテーマが繰り広げられる法哲学教室

2021年5月29日
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とてもいい映画です。
すごくよく出来ていると思います。

色んなテーマが込められていて、
引き込まれるし考えさせられます。
命の線引き、人が人を裁くこと、死刑制度、生きる意味などなど。
更正を目的とした受刑者とは違って、
社会に出ることはない死刑囚が改心する意味とは。
法哲学に誘われているような、
快感があります。

また、ドラマとしても非常によく出来ていて、
ほぼ一室での出来事なのに、
死刑囚が入れ替わるたびに、その個性が様々で、
テンポがよく面白いです。
俳優たちの演技もまた素晴らしい。

大杉漣さん、このようなことがおやりになりたかったんですね。
いい作品を残してくださりありがとうございます。

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しろ

4.0植松聖のような…

2020年3月16日
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邪悪ばうあー

5.0玉置玲央が出てきた

2020年2月22日
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鑑賞方法:VOD

玉置玲央の存在感たるや!!!
もう、その一言に尽きる。
大杉漣との会話劇の中に、
彼の遺伝子が受け継がれていくような、
まるで通過儀礼にも思えた。

これまで、数々の死刑囚を演じた役者さんを観てきたけれど、
緒形拳さん以来の引き込まれ方をした。
言ってることのいちいちに、「確かに」と思ってしまう。
勿論、それは決して正解ではない。
屈折した人生を生きてきた人間ならではの見解、そして虚しさ
と孤独。
まるで本人ではないかと錯覚するような持論にも聞こえた台詞。
こんな役者は、もっと表に出なきゃダメだ!!!

そして一度は逃げようとしたものの、
対峙する覚悟を決めて戻った牧師の強さたるや。

融解していく氷のごとく、
自分をさらけ出し、真っ正面から何も飾らずにぶつかっていく牧師に、
高宮(玉置)の表情が変わっていく。

知らないから怖い。
ただじっと、傍で穴を見つめる。

素晴らしい台詞。
泣いてしまうやんか。

選ばれてしまったあの日、
死の直前になっての表情が、とてつもなく美しい。
教誨師である佐伯(大杉漣)に抱きつき、
何かを伝えたようにも思えたけれど、
次の台詞でそれはかき消される。

他にも癖だらけの役者を使い、
多種多様な死と隣り合わせの罪人たちが表現された。

大杉漣さんが表現したかったこと、
これが最期になってしまった意味を、
また見返して考えてみようと思う。

こんなに予算もかけず、
音楽もなく、
膨大な台詞量を、自分の言葉として表現する、
役者本来のチカラ。
存分に魅せて頂きました。

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茉恭(まゆき)

3.0明らかに、あの事件について触れている

2020年1月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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川柳児

2.5前半眠くなるが

2020年1月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

全体的に静かな作りの映画のため、特に前半は眠くなるが1時間を超えたあたりから盛り上がりだしてくる。
人生いろいろ、死刑囚いろいろ。そんなに面白い映画ではないが…

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さすまー

4.5【心に染み入る作品。静かなトーンでの会話劇でここまで魅せる作品を作り上げ、演じられた大杉漣さんに頭を垂れるしかない。】

2019年10月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

 教誨師:矯正施設にて、被収容者の宗教上の希望に応じ、宗教教誨活動(礼拝・面接・講和等)を行う民間の篤志の宗教家(一部、パンフレットより)

 大杉さん演じる、牧師の佐伯が教誨室で向き合い、対話を繰り返す相手は皆死刑囚。

 派手な場面はなく、映像は教誨室での教誨師佐伯と複数の死刑囚との会話が続く。

 このシーンの死刑囚役の熟達の役者さんと、大杉さんとの圧倒的演技の遣り取りに引き込まれる。

 死刑囚を演じるのは、
・烏丸せつこ(あの、カレー事件の犯人を想起させる、饒舌なおばさん、人格が破綻している風を実にリアルに演じられている)
・五頭岳夫(知能が低い感を醸し出したら比類なし)
・小川登(酒向監督の友人で普段は会社員という異色の方:逆に凄さを感じる)
・古館寛治(情緒不安定な男を演じる:安定)
・光石研(ヤクザの親分の虚勢と脆さを巧みに演じる:安定)
・玉置玲央(秋葉原の事件犯を想起させるが、この方の演技にはとにかく驚いた。必見の演技である。)

 を相手にした、密室劇と言っても良い作品。
 教誨室内のほぼ固定ショットと死刑囚達との会話と所作のみで映画を成立させた大杉さんの力量に今更ながら惜しい俳優が亡くなられたという事実に愕然とする。
 大杉さん、有難うございました。ゆっくり休んで下さい。

<2018年10月7日 劇場にて鑑賞>

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NOBU

4.0ポイントは死刑囚じゃないよ

2019年9月26日
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大杉漣が企画しただけはあります。
死刑囚を鏡として教誨師の姿を描く映画です。
だから死刑囚はステレオタイプでデフォルメされた類型です。
だから死刑制度とかには無頓着です。
あしからず、ポイントに沿って観てください。

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アサシンⅡ

5.0惜しい俳優が亡くなったもんだ

2019年5月12日
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内容も素晴らしいし言うことないよ。
2019/05/29追記
相模原連続殺傷事件の犯人らしき若者が表現されていてそこでの討論が印象的でした。

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MrP

4.04:3 ほぼ1シチュエーション

2019年4月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

植松聖容疑者を思わせるキャラが出てくる

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公開しない

3.5漣さんの表情が頭から離れない

2019年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

漣さんの最後の主演作という情報だけで観ました。

教誨師になってまだ半年という設定。
6人の死刑囚と向き合い、話に耳を傾け、心を安らげるはずが。
教誨師より死刑囚方が何枚も上手で。
その発言に喜怒哀楽する表情が、さすが「300の顔を持つ男」の漣さんです。

8割以上が面会室を舞台にしているのも興味深い。
限られた空間や時間の中で、話が進んでいくので。
教誨師と死刑囚の会話で、どんな罪を犯したのかなどを想像していくだけなのが、シンプル。
6人の死刑囚役の俳優さんたちが、実に個性的で渋い。
音楽もほとんどない。そういうのは最近少ないかも。

神の御心をもってして、人間は変われるのだろうか。
いやきっと変わることはできなくても、安らかな心を保てるよう。
一生懸命接しているのが、何とも複雑な気持ち。

ラストも「??!!」でびっくり。
いろんな場面での漣さんの表情が、頭から離れない作品でした。

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ゆき@おうちの中の人

4.0最後の対話

2019年4月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

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近大

2.5健康相談員は見習ってね

2019年4月3日
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鑑賞方法:VOD

知的

受刑者に道徳心の育成や心の救済に努める職業:教誨師。6人の受刑者に接する教誨師のお話。
殆ど留置所内での2人の会話。
会話の内容に面白味を感じなければ、つまらなさ爆発だろう。

私にもちょっと荷が重過ぎました。
理由は、
私、神様を信じていない。
私、相談を主とする職業人が大嫌い。だから。

神様や死刑などの件は書きません。それは人間が考えた事だから。
相談員が嫌いな理由として、最近特に健康の事がうるさくなった世の中なので、健康相談員と言う人間がやたら存在する。
健康相談員も嫌い。その理由は最終的に行き着く先が決まっているから。

肝臓悪ければ、酒辞めなさい。
太っていれば、運動しなさい。
タバコ吸っているなら健康害するので辞めなさい。
決まり文句が決まってるし、早く決まり文句も出る為、親身になって相談役になっていないのも分かるし。
相手の立場を分かり、相談方法を考え、色々な方向性を考えるのが相談員ではないのか?

この映画は教誨師だけの話では無く、相談に関係する全ての人間に関連する映画だと感じた。
人に語りかけるとは何か?親身になるとは何か?
理由も色々あり、人の心を引き出すとは何か?
人によっては長い時間かけて接しなければならない。
相談に乗る自らも裸にならなければならない時もある。
ここは見習うものがあった。

大杉蓮さん最後の演技、しっかり拝見させて頂きました。

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巫女雷男

3.5大杉漣の主演

2019年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

死刑囚の教誨師として話し相手になっている主人公(大杉漣)、自身も辛い過去を持つ。
死刑囚は一見、気のよさそうなやくざの親分(光石研)、しゃべり続ける自己中女(烏丸せつこ)など多種多様な面々。
大杉漣がいい味を出している。

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いやよセブン

3.0いろいろな見方ができる

2019年1月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

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キッスィ

4.0罪は何によって償うことができるのか

2019年1月3日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

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bloodtrail

4.0人間が光っていた

2018年12月21日
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鑑賞方法:映画館

それぞれの人生の諸事情でそうなった人と牧師が光っていた。
亡くなった人が自分の側で見守ってくれているイメージが良かった。

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Momoko

拘置所の中の群像劇

2018年12月12日
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星🌟🌟🌟🌟大杉漣さん最後の主演作品だと言うので観たのですが… 前半はまったりしていてちょっとつまらなかったのですが後半大杉漣さん演じる主役の過去が明かされた所からストーリーも急展開で進んでいきラストまで釘付けでみてしまいました❗みんな登場人物が心に闇を持っている人たちで皆さん演技が上手くて全体的にみれば面白かったです❗前半つまらなかったのは教誨師と言うことでキリスト教の型にはまったことしか言わなかったからでたぶん後半への伏線になってたと思います❗あと死刑囚の高宮役で玉置玲央さんが出てましたがラスト間近凄くいい演技されてました❗舞台では黒木華さんと共演されてたりして有名だそうですが大杉漣さん見る目がいいですね❗これから映画やTVでも活躍しそうな俳優さんでした❗

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ミリン一番搾り

4.0生命の意義に深く切り込む

2018年12月8日
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鑑賞方法:映画館

知的

終わりゆく平成の時代を代表する名優、大杉漣さんの遺作。『生』と『死』、人間が最も深く対峙するテーマに対して望まない死がカウントダウンされた死刑囚と向き合う『教誨師』という役柄を選んだことが重くまた深い。ちまたによくある陳腐な死刑制度の非を問うものではなく、生命の意義に深く切り込むところに共感。

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masayoshi/uchida

2.5「心が楽んなるのはあんただろ?」

2018年12月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

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いぱねま
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