劇場公開日 2018年10月6日

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教誨師のレビュー・感想・評価

全64件中、21~40件目を表示

5.0惜しい俳優が亡くなったもんだ

2019年5月12日
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内容も素晴らしいし言うことないよ。
2019/05/29追記
相模原連続殺傷事件の犯人らしき若者が表現されていてそこでの討論が印象的でした。

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MrP

4.04:3 ほぼ1シチュエーション

2019年4月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

植松聖容疑者を思わせるキャラが出てくる

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消されるので公開しない

3.5漣さんの表情が頭から離れない

2019年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

漣さんの最後の主演作という情報だけで観ました。

教誨師になってまだ半年という設定。
6人の死刑囚と向き合い、話に耳を傾け、心を安らげるはずが。
教誨師より死刑囚方が何枚も上手で。
その発言に喜怒哀楽する表情が、さすが「300の顔を持つ男」の漣さんです。

8割以上が面会室を舞台にしているのも興味深い。
限られた空間や時間の中で、話が進んでいくので。
教誨師と死刑囚の会話で、どんな罪を犯したのかなどを想像していくだけなのが、シンプル。
6人の死刑囚役の俳優さんたちが、実に個性的で渋い。
音楽もほとんどない。そういうのは最近少ないかも。

神の御心をもってして、人間は変われるのだろうか。
いやきっと変わることはできなくても、安らかな心を保てるよう。
一生懸命接しているのが、何とも複雑な気持ち。

ラストも「??!!」でびっくり。
いろんな場面での漣さんの表情が、頭から離れない作品でした。

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ゆき@おうちの中の人

4.0最後の対話

2019年4月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

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近大

2.5健康相談員は見習ってね

2019年4月3日
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鑑賞方法:VOD

知的

受刑者に道徳心の育成や心の救済に努める職業:教誨師。6人の受刑者に接する教誨師のお話。
殆ど留置所内での2人の会話。
会話の内容に面白味を感じなければ、つまらなさ爆発だろう。

私にもちょっと荷が重過ぎました。
理由は、
私、神様を信じていない。
私、相談を主とする職業人が大嫌い。だから。

神様や死刑などの件は書きません。それは人間が考えた事だから。
相談員が嫌いな理由として、最近特に健康の事がうるさくなった世の中なので、健康相談員と言う人間がやたら存在する。
健康相談員も嫌い。その理由は最終的に行き着く先が決まっているから。

肝臓悪ければ、酒辞めなさい。
太っていれば、運動しなさい。
タバコ吸っているなら健康害するので辞めなさい。
決まり文句が決まってるし、早く決まり文句も出る為、親身になって相談役になっていないのも分かるし。
相手の立場を分かり、相談方法を考え、色々な方向性を考えるのが相談員ではないのか?

この映画は教誨師だけの話では無く、相談に関係する全ての人間に関連する映画だと感じた。
人に語りかけるとは何か?親身になるとは何か?
理由も色々あり、人の心を引き出すとは何か?
人によっては長い時間かけて接しなければならない。
相談に乗る自らも裸にならなければならない時もある。
ここは見習うものがあった。

大杉蓮さん最後の演技、しっかり拝見させて頂きました。

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巫女雷男

3.5大杉漣の主演

2019年3月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

死刑囚の教誨師として話し相手になっている主人公(大杉漣)、自身も辛い過去を持つ。
死刑囚は一見、気のよさそうなやくざの親分(光石研)、しゃべり続ける自己中女(烏丸せつこ)など多種多様な面々。
大杉漣がいい味を出している。

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いやよセブン

3.0いろいろな見方ができる

2019年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

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キッスィ

4.0罪は何によって償うことができるのか

2019年1月3日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

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bloodtrail

4.0人間が光っていた

2018年12月21日
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鑑賞方法:映画館

それぞれの人生の諸事情でそうなった人と牧師が光っていた。
亡くなった人が自分の側で見守ってくれているイメージが良かった。

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Momoko

拘置所の中の群像劇

2018年12月12日
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星🌟🌟🌟🌟大杉漣さん最後の主演作品だと言うので観たのですが… 前半はまったりしていてちょっとつまらなかったのですが後半大杉漣さん演じる主役の過去が明かされた所からストーリーも急展開で進んでいきラストまで釘付けでみてしまいました❗みんな登場人物が心に闇を持っている人たちで皆さん演技が上手くて全体的にみれば面白かったです❗前半つまらなかったのは教誨師と言うことでキリスト教の型にはまったことしか言わなかったからでたぶん後半への伏線になってたと思います❗あと死刑囚の高宮役で玉置玲央さんが出てましたがラスト間近凄くいい演技されてました❗舞台では黒木華さんと共演されてたりして有名だそうですが大杉漣さん見る目がいいですね❗これから映画やTVでも活躍しそうな俳優さんでした❗

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ミリン一番搾り

4.0生命の意義に深く切り込む

2018年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

終わりゆく平成の時代を代表する名優、大杉漣さんの遺作。『生』と『死』、人間が最も深く対峙するテーマに対して望まない死がカウントダウンされた死刑囚と向き合う『教誨師』という役柄を選んだことが重くまた深い。ちまたによくある陳腐な死刑制度の非を問うものではなく、生命の意義に深く切り込むところに共感。

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masayoshi/uchida

2.5「心が楽んなるのはあんただろ?」

2018年12月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

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いぱねま

4.0魂のぶつかり合い

2018年12月1日
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鑑賞方法:映画館

寄り添うっていうのは、分からなくても理解できなくても、魂でぶつかって行くことで相手の魂を揺さぶることなんだよな。
昨今の「寄り添います」と言って自分たちの都合や考え方を押し付けるのとは違うんだよな。

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こばりん

4.5対話で紡ぐ物語、対話で導く真理

2018年11月23日
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鑑賞方法:映画館

難しい

全編を通してほぼ、密室で繰り広げられる会話場面。
観た人の中には退屈だと思われた方もいらっしゃると思います。
ですがわたしはむしろ、「もの凄いものを観た」と思うほど、
演者たちの一挙手一投足に集中して観ることができました。

『ソクラテス式問答法』という対話法があります。
〈 対話によって相手の矛盾・無知を自覚させつつ、より高次の
認識、真理へと導いていく手法 〉の事を指すんだそうです。

対話によって、死刑囚たちの心の闇に、わずかでも一筋のひかりを灯せる事ができたなら、執行され魂となった彼らは等しく安らぎを得る事ができるだろうか?

そのことに尽力した牧師・佐伯(大杉漣さん)がそんな彼らの闇を見つめながら実は、佐伯自身が一番心に闇を抱えている事を認識し受け止めていったのではないのでしょうか?

わたしが今年観た映画のなかで一番、あとからじわっときました。
大杉漣さんが最期に私たちに出した『人生の宿題』みたいな
作品だと思いました。

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野々原 ポコタ

4.0見終わってキャッチコピーを見て、「んっ?」と。

2018年11月22日
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泣ける

難しい

斬り込んだ映画でした。

大杉さんがもう「死の側」にいらっしゃることで、また新たな意味合いが生まれてしまっているとも思います。いや、悪く言っているわけではありません。

大杉さん、なぜこの映画を作りたかったのでしょうか。本人からぜひ聞きたいのですが……。

ただ…、あのスペースだけの映画でここまで思わせることがあるとは、と感じていたのですが、キャッチコピーを見て、何を考えていたか忘れてしまったというのが本音。
「『なぜ生きるのか』という問題提起の解答を本文から探してね」という中学生の国語のテストの一問のようなものがメインテーマではないような気がします。強烈な生の物語……?
これは大杉さんの本望なのか………?

まぁいいや。
強烈な会話劇。ここから我々が何かを感じとるのです。

追伸:光石研さんのお気持ちを考えたら、開始早々涙が……ということで「泣ける」

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ワッフルつね

3.0会話劇

2018年11月18日
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鑑賞方法:映画館

刑務所の教誨室を中心とした会話劇で生きる意味や死刑制度について考えされられる異色作。ただメリハリに欠けるように感じたのでもう少し驚くような展開も欲しかった。
2018-228

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隣組

4.0大杉漣さんの辞世の句…のような映画

2018年11月18日
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still_ontheroad

4.0深み

2018年11月13日
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簡単に感想なんて書けない。
ずしっと考えさせられる。
達観した人でありそうな佐伯の弱さがあらわになり、その向き合う姿がすてきだった。
意味なんてない。でも生きる。
老人の書いたメッセージも、そのとおりで。死刑ってどうなんだろうか、と久しぶりに考えさせられた。

最後の大杉さんの表情が映画の深さにと同じだった。

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のん

4.06人との会話から問う、死刑制度の是非

2018年11月4日
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Naguy

3.5教誨室の外側へ

2018年11月3日
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この映画のキーワードを挙げるならば「霊性」だろう。
6人の死刑囚たちと、大杉漣演じる教誨師の佐伯との密室の会話劇。
ほぼ全編で本作の舞台となる教誨室には霊の気配が漂う。

大杉漣(エグゼクティブ・プロデューサーとしても名を連ねる)が急逝した、ということも相まって、なのは事実だけど。それを差し引いても、本作には、いまはもうこの世にいない死者の存在が強く感じられるのだ。

死刑囚ということは、全員が人を殺している(はず。厳密には死刑となる犯罪は内乱罪などもある)。
誰かを殺したから、彼らはそこにいる。
そして佐伯にも事情があった。彼もまた、その事情により牧師を職業に選び、ここに来ている。
死者たちに招かれ、出逢った死刑囚と教誨師。
そこに死者の気配が漂うのは必然であろう。
そして、この映画に登場する教誨室は不自然な形をしている。なぜか長い三角形をしているのだ。そのため、佐伯を捉えるカメラの背後には、いつも暗がりが映る。奥行きのある暗い空間が、何かの存在を思わせる演出が効いている。

そして本作は、「国家による殺人」とも言える死刑制度についても、大いに考えさせられる。

物語のスタートでは密室劇だった本作だが、やがて少しずつ「部屋の外」が映画に登場してくる。
始めは外の天気。やがて、佐伯の過去。そして死者たちが、スクリーンを侵食してくる。
それとともに、教誨師を務める佐伯の言動も、徐々に制度や枠組みの中だけでは抑えきれなくなる。
ラストに、ようやくカメラは教誨室、そして拘置所さえも出て、外の景色を捉える。
命という人間の根源と、法という国家の基盤が交差するのは、拘置所の中だけではない。私たちの日常とも繋がっていると感じさせるラストである。

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しろくま