劇場公開日 2018年10月6日

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「次々とテーマが繰り広げられる法哲学教室」教誨師 ふうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5次々とテーマが繰り広げられる法哲学教室

2021年5月29日
iPhoneアプリから投稿

とてもいい映画です。
すごくよく出来ていると思います。

色んなテーマが込められていて、
引き込まれるし考えさせられます。
命の線引き、人が人を裁くこと、死刑制度、生きる意味などなど。
更正を目的とした受刑者とは違って、
社会に出ることはない死刑囚が改心する意味とは。
法哲学に誘われているような、
快感があります。

また、ドラマとしても非常によく出来ていて、
ほぼ一室での出来事なのに、
死刑囚が入れ替わるたびに、その個性が様々で、
テンポがよく面白いです。
俳優たちの演技もまた素晴らしい。

大杉漣さん、このようなことがおやりになりたかったんですね。
いい作品を残してくださりありがとうございます。

しろ