「生きているから生きる」教誨師 MiyuMiyu@マサキチさんの映画レビュー(感想・評価)
生きているから生きる
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教誨師と死刑囚の会話劇。一室からシーンが変わることはほとんどなく、殺人犯たちとはいえ過激な描写があるわけでもない。それでも飽きさせず世界に入りこませる映画でした。それぞれの死刑囚の起こした事件や裁判についての詳しい言及はなく、ただ対話を進めていくことだけで死を前にした死刑囚の葛藤が生々しく伝わってきた。死ぬのなんて怖くない、そんな風な口ぶりだった死刑囚達も執行日を目の前にして平常でいられなくなっていた。とにかく演技が生々しくいい意味で気持ちが悪かった。高宮は最後に先生の耳元でなにを言ったんだろう。
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