Bの戦場のレビュー・感想・評価
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ゴキブリは首を切られても数週間は生きる
ラブコメよりお仕事がんばり感動系の方が内容占める割合が大きい。
イケメン上司がB専(ブス専門)で、ヒロインがブスだからという理由で言い寄ってくる。絶世のブス、カリスマブス、霊長類最高のブス、絶滅危ブスと褒めまくる。もちろん嬉しくないから、相手にしない。ブス理由じゃなく愛してくれるなら、いいのだけど。
もう一人そのままの自分を好きでいてくれる男性もいて....
本当に仕事熱心で、ガンバレルーヤよしこの方からはどちらにもアプローチしない。仕事をする姿勢が美しいとか、そっちの話でもなく、なんか可愛く見えてきたとかで、これでよかったのか一応ハッピーエンド。
ヒロインよりブス好き上司のキャラが強め。
たんなるレイシズム
ブスが笑いの対象になる話は世界ひろしといえども日本だけではあるまいか。アグリーベティだって眼鏡でブリッジの子が活躍するドラマってだけのことで顔にことさら焦点はない。タブーおかまいなしのリッキージャーヴェイスだって美醜には触れない。
民間には美醜がある。しかし公的な映画やドラマで、ブスということばを用いて、まさにブスを描く国は日本だけだと思う。
富田望生を起用したブスの瞳に恋してるや宇宙を駆けるよだかにも言える。
いずれも、不器量な子が酷い目に遭うけど、結論として調和へ持っていく、というような話であろう──と思う。
この手の話は、人は外見じゃないと結論付けていながら、じっさいには外見を偏重する社会を助長している。たんに笑いものにしているのであって、庇う気なんてさらさらない。
よくもまあ、こんな差別奨励ドラマが、堂々と放映されているもんだ──と思う。
ネットではひとをブスよばわりすることがふつうにある。ドラマにブスやぶさいくがいるわけだから許容されると信じられている──わけである。
たとえばおっさんにしても、どこのドラマでもおっさんはさえない。ゆえにおっさんと邪険にして許容されると信じられている──わけである。
外国はuglyに慎重で、ワンダーやマスクのように染色体異常などによる外見の違いは扱っても、たんにブス/ぶさいくを主題にはしない。まして笑いものにしない。Gräns/BORDER(2018)にしてもSFの体裁をもっていた。デリケートな問題だからだ。あたりまえなのである。
ひるがえって、このような映画やドラマが教えるのは、わたしたちの外見が生きることのできる限定的な世界である。君の見た目にはこの生き方しかありません──とごていねいにカテゴライズしてくれている──わけである。
社会派でも教育者でもないので、是非はまかせるが、これらのドラマパターンによって日本人には先入観が形成されている。
たとえば、きれいな人がいじわるで、ぶすな人は心がきれい──といった先入観である。
先入観とは。ガンバレルーヤのよしこや富田望生が善人であると判断できるのなら、それはなぜですか?
本作においても、はなから説明なしに、よしこは、こころの清らかな女性として登場する。日本人はそれに疑問を感じない。なぜですか?
また、人からいじわるにされてばかりいると、じぶんもいじわるになる──という謎理論が、しばしばブスと併せて語られる。差別感情と被差別感情は、抱き合わせである。いじわるになりましたか?
顔と内面は関係がない。が、王道パターン──メディアが人を類型/典型へとすり込むことによって、ひとは他人を枠にはめ込む。また、じぶんという枠もつくる。
枠とは、クリエイティビティの枷のことでもある。
日本映画が類型的なキャラクターしかつくれないことはわたしたちの日常からも簡単に読める。
ところで、もちろん映画は軽いコメディで、そんなごたいそうな話じゃない。ブスをあつかう方法論もブスという語がなんども出てくる台詞もいやだが、よしこの顔はじっさい漫画のようにすごく決まる。ただし、その顔に依存しすぎ。よしこがニマッとするだけが見せどころで、あとは予定調和と帳尻あわせの紋切りドラマだった。
日本にはブス属性をもった役で使われる女優枠があり、ここにも山田真歩、有村藍里、安藤玉恵が出てくる。個人的に安藤玉恵には好ましさしか感じない。が、日本の定型ドラマには、いうなれば人の多様性をそれは変ですよと規制してくる下世話さがある。と思った。
よしこ&もこみちさんの挑戦
よしこさん、演技が自然で良かった。観ていて思わず応援したくなった。
これからも色んな役のよしこさんが観たい!!
速水もこみちさんも今期のドラマといい、ただのイケメン役では無くぶっ飛んだ感じが気持ちいい。もこみちさんくらい整った人がこういう役をやると嫌味が無くて良いね…
今作も私の好きな安藤玉恵さんが良い仕事してます!
好き!
予想以上に面白かった!
よしこも以外に演技がうまくて、リアクションはさすが芸人だな!って。
結構名言とかもあったりして、
普通によしこちゃん可愛い!って思ったりしたシーンもあって⭐️
エンディングのメイキング映像もすごくよかった!
個人的にエンディングまで楽しませてくれる映画は基本ぐっ!
よしこ好きにはたまらない
当たり前だけど最初から最後までよしこがいっぱい(笑)
ガンバレルーヤが好きだから普通に面白く観れましたっ
滑舌があまり良くないけど芸人さんなのに演技上手い方だと思うし、だんだん精一杯のよしこが可愛く見えてきます(それはおかしい)
ただ藤森が途中で出てきたのは許せない あいつは要らん
もこみち流BUSU好き名言集
ウエディングプランナーのお仕事をしている香澄演じる漫才コンビであるガンバレルーヤ・よしこが奮闘するBUSU・ハートフル・コメディ。
美人には見向きもせず、BUSU好き速水もこみちのよしこイジリを楽しむ内容ではある。
ブスっ娘イジリを楽しんでくれと言う吉本興業の意向は解るが、「漫才の様に偏見によるイジリをドラマにて楽しめるか?」と言われれば正直悩む。素直に笑えない自分もいた。
吉本よ、すまない。
話は変わるが、中盤からはしっかりした仕事に対するストーリーであった為、中々楽しめる内容にはなっている。
ウエディングプランナーという話の中に、仕事に対して諦めない姿、客先からの信頼、女性の美しくなりたい理由などが共感出来る様描かれており、途中涙ウルウルくる事もしばしば。
脚本的には悪くないのだが、よしこの扱いはどうにかならなかったか?
変顔・変メイクさせなくても別にいい。素でも別に構わない。美人には出来ずとも他の女性と同じ扱いでも良かったのでは?と私は思う。
脚本とよしこ頑張った感があるので、まずまず評価です。
最近整形で話題になった有村姉も出ているので、気になった方はどうぞ。
純粋に面白かった
観る予定がなかった本作ですが、普段行っている劇場で珍しく舞台挨拶があるということで、興味本位で観に行きました。期待も特にしていなかった分、とても面白く感じましたし、凄く良い作品にも感じました!翔んで埼玉よりも、正直笑いました。。よしこの演技が、序盤と終盤で上達しているようにも感じました。さすが小雪ですね(?)
女性には特に勇気を与えられる作品だと思いますので、色んな方に観てもらいたいです。
だがしかし、もこみちのようなイケメンのB専はこの世に存在するのでしょうか...もしも存在するのであれば、今すぐにでも出逢いたいものです。
よしこ上手い❗
星🌟🌟🌟🌟 あんまり期待してなかったのですが意外と面白かったです❗よしこ演技上手いしウェディングプランナーのエピソードも適度にちりばめられていて最後まで楽しく観れました❗特に上司役の速水もこみちはB専を真面目に演じていてよしこにどれだけブスか伝えるシーンは可笑しくて爆笑ものでした❗強いて言えば大野拓朗が意外と活躍してなかったのでそれがちょっと残念❗また女優のよしこ観てみたいです❗さすが笑いの吉本の作品だけあってオススメの映画です❗
幸せのカタチを感じる作品
舞台挨拶上映に参加。『パワハラ』『セクハラ』などハラスメント呪縛にさらされた昨今で清々しいまでにここまでブスというタブー用語の連発はどこか心地よい笑い。笑って泣けるとう触れ込みに疑心暗鬼も不覚に後半でホロリ。幸せのカタチを感じる作品。
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