「退屈な。」この道 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
退屈な。
リズムを大事にして詩を紡ぐ才に恵まれた、愛すべき堕落者北原白秋。与謝野夫婦をはじめとした、彼を支援した人々。伝記映画としては、白秋の人となりを知ることができた。が、それを越えたものは特になかった。大森南朋の憎みきれない演技はさすがだが、全体に退屈だった。白秋の詩にリズムがあるのなら、映画のテンポにもリズムで応えてほしかった。
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リズムを大事にして詩を紡ぐ才に恵まれた、愛すべき堕落者北原白秋。与謝野夫婦をはじめとした、彼を支援した人々。伝記映画としては、白秋の人となりを知ることができた。が、それを越えたものは特になかった。大森南朋の憎みきれない演技はさすがだが、全体に退屈だった。白秋の詩にリズムがあるのなら、映画のテンポにもリズムで応えてほしかった。