「タミちゃんとトメさん 寂しいのはアンタだけじゃない」ねことじいちゃん カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
タミちゃんとトメさん 寂しいのはアンタだけじゃない
ロケ地は佐久島。愛知県。
志の輔さんの「大河への道」観賞記念に観てみた。
じいちゃん先生の大吉さん、亡くなった奥さんのよしこ役は田中裕子。タマはよしこが拾った子猫だった。息子役は山中崇。島でひとり暮らしの父親を案じて、東京でもタマは飼えるから一緒に暮らそうと言う。
巌さん(小林薫)は釣りが好きなご隠居さん。大吉さんの盟友。猫たちは巌さんが好き。巌さんは猫嫌い。歩いてるだけで猫がぞろぞろついてくる。
私は猫が嫌いだ。下田の堤防で釣りをしていた。駅前の東急ストアで釣りエサにと買った九州産のキビナゴ(黍名子)。あれ?ないなと思ったら、茶トラの猫が遠ざかっていくところだった。次の瞬間、キビナゴのパックを咥えて振り向いた猫と目が合った。ニャッと笑って「悪いね」と言ったような気がした。
追いかける気が失せた。
猫は人をみる。
巌さんから貰ったすずめ鯛のチラシ寿司。鱗、ハラワタ取って、トゲヌキで小骨を抜く。大変だ。
土鍋で炊く豆ごはん。うまそげ。
私は豆ごはんは好きだが、マメではない。冷凍枝豆を入れて炊飯器で炊いちゃう。そんな手抜きで旨いかって? それが、結構イケるんだよ。
柄本佑。若いの~
島に交代で赴任してくる若い医者ですな。できれば、診てもらいたくない。
島に来てカフェを開業した美智子さん。鯛のカルパッチョお見事。レンコダイ。
柴咲コウ素敵。
郵便配達の聡。大吉さんの教え子。美智子さんは聡とくっつきそうな感じ。
残念でしたね。佑君!
アニマルセラピーはお節介と言われるし。
タマとミーちゃん。
巌さんとサチさん(銀粉蝶)。幼なじみの片想い同士。
三毛猫のミーちゃんはサチさんの猫だった。巌さんはサチさんが亡くなったあと、大吉さんに勧められても、ミーちゃんを引き取れない。思い出すから辛いんでしょうね。
若い高校生の二人。東京の大学に出ていった娘は片山友希。ふっくらしてる。彼氏は島で漁師を継いだ。
学校の体育館でのダンスホール。
ちょっと古すぎでしょ。
ミラーボール。
サタデーナイトフィーバーか。
巌さんの小林薫の白いハットと白の三つ揃え。サチさんの笑い声。
きのこご飯のおにぎりは美智子さんのバターが隠し味。
4ページで終わっている奥さんのレシピノート。レシピノートのメニューが増えてゆく。
新しい人をが島に入って来て、人々のオアシスになってゆく美智子さんのカフェ。
タミちゃんとトメちゃん。喧嘩するほど仲がいい。寂しいのはあんただけじゃないよ。この二人が人間では一番おもしろかった。