「巨人とは…?」バーバラと心の巨人 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
巨人とは…?
思春期に差し掛かった、女の子の不安や恐れに対する、揺れ動く深層心理を描いた作品。ハリー・ポッター・シリーズのマーク・ラドクリフが製作担当ただけあり、幻想的な描写とサスペンス的な要素を含ませた展開は、観客を、最後まで引きつけた。
心を閉し、家庭でもら学校でも独りぼっちのバーバラだったが、彼女にはいつか自分達を襲いくる巨人を倒す使命があると信じていた。そして、様々な罠を仕掛け、巨人への対抗措置を試みる。
果たして、巨人とは何なのか?作品が進むにつれて、その意味は明らかになる。しかし、それまでにも、学校のいじめっ子、理解のない姉や兄、威圧的な先生等、様々考えられるが、やはりこのテーマの根底には、家族愛があるのだろう。
本作は、巨人が実在する世界のファンタジーなのか、それとも、何かの象徴なのか、という点。本題は、『I KILL GAIANTS』であるから、邦題に『心の』と初めからつけているのは、いかがなものかと思う。
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