「残念な作品でした」パラレルワールド・ラブストーリー あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
残念な作品でした
パラレルワールド・ラブストーリー
2019年公開
原作は東野圭吾、1995年発行
吉岡里帆さんを観たいと思い本作を選びました
すると回転寿司店と思って入ったら、ちょっと高そうな回転しないお店だったという感じで、間違いましたと出ようかと思う映画でした
過去の記憶と現在の記憶を機械ですり替えているだけのことで、パラレルワールドなんて何にも関係ありません、SF ではないです
それらしいワードが散りばめてある推理サスペンスです
お話は彼女が美しく魅力的だからこそ成り立つものですから、そこを売りにして欲しかったと思いました
いつまでも記憶に残るような吉岡里帆さんの美しさをいかに撮るかこそが本作の肝で、徹頭徹尾そこに力を入れて欲しかったし期待していたのに、「すみません、お客さん、うちはそういうお店じゃないで、勘弁してください」とすげなく断られた感じです
吉岡里帆さんが演じる役が、わざと記憶を混乱させるというモラル的に危ういというものなので彼女にキラキラした演技をさせられないのは分かるのですが、記憶に定着させるアイテムがポラロイドのプアーな画像ではあんまりです
それこそ男の精神にいつまでも深く刻みつけられるような美しい笑顔であるべきだったと思います
残念な作品でした
時代劇が似合う女優だと思います
良い作品に出会われることを期待します
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