アイネクライネナハトムジークのレビュー・感想・評価
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【市井の人々の10年間を優しい視点で描きだす素晴らしい群像劇。数組の男女の美しいセレナーデを映像化した作品でもある。】
《この人と出会えて良かったと本当に思えるのは、10年以上経ってから・・・》
・10年間の人々の繋がりを、破綻なく描き出した作品構成
・時を越え連鎖するさりげないショットの数々
・数組の男女の会話の際の表情
に魅入られる。
◆一人のボクサーの姿に勇気を貰った人たちの、時空を超えた不思議な繋がり・・。
・随所でくすりと笑い、時に涙が滲む、実に優しく、美しき人間性肯定の作品。
<仙台駅前の、ペデストリアンデッキを行き交う人々の前で、10年間「小さな夜」を歌い続ける”あの歌唄い”は、きっと街の守り人に違いない・・。>
<2019年9月21日 劇場にて鑑賞>
■(個人的な)蛇足
・仙台は、私にとっては、若き頃、京都と並び、非常に濃密な時間を過ごした都市である。
その街を舞台にした今作品は、(原作の方も、仙台に根を下ろしている事は周知の事実。)様々な思い出と共に、素敵な物語として鑑賞した・・。
鑑賞後、少し、涙した・・。
織田くんにはもったいない笑
あの時あの場所で出会ったのがその人でよかった?
というお話。
ゆるくて生温かくてちょっぴり切ないけど優しい感じが今泉監督の味なのでしょうか?愛がなんだもよかったけど今作もすごくよかった
主人公佐藤くんはドラマチックな出会いを求めているけどそれをいちいち否定する親友の家庭持ち織田くん。ちゃらんぽらんで偉そうで明らかに無能そうな織田くんの奥さんは超美人で性格も素敵。正直なんでこんなヤツにとも思うけど…観ているとやっぱり織田くんでよかったんだと思えてくる
1番キャラが掘り下げられてるのが織田くんなので監督も彼を気に入っているのでしょうか?僕も大好きになりました笑
他にもちょっと影の薄いヒロイン紗季ちゃん、織田くん家族、ちょっと切ない藤間さん、ボクシング関係の皆、駅前のミュージシャン。みんなの存在に意味がありドラマチックな展開はないけれどひきこまれました。
心がゆる〜く楽になった
観てよかった
運命の相手というのは、後にお互いの人生に大いに影響を与える人のこと...
とっちらかった内容
伊坂幸太郎作品の原作は何故か一つも読んでいない。映画は「ゴールデンスランバー」も「アヒルと鴨のコインロッカー」も良かった。
モーツアルトの曲を巧く挿入するのかと思いきやタイトルだけ。日本語訳の「小さな夜の曲」って感じの弾き語りをキーポイントに様々な人々の人間模様を描く。
ちょろっと本屋で立ち読みした数ページの台詞回しなんかがそのまんまだったので、ほぼ原作に近似値なのかなと思うけど・・・。
素材としては面白いんだけど、出てくる人々の話がとっちらかっていて、見ている方がイライラしてしまうくらい面倒。出ても出なくてもいいんじゃないの的な人もいるので、これは演出のミスかなとも感じる。(原作はもっと丁寧かも?)
群像劇でよくあるラストの大団円もなく収め方も弱すぎ。だったら三浦春馬と多部未華子に的を絞った作品なら?と感じるくらい他の役どころの扱いが雑だったりする。
しかも10年経ってる感がまったくなく、ルックスまったく同じじゃん。子供だけ成長してるって、わかりにくい。期待外れでした。
全てが優しい作品
ほのぼのとしたヒューマンドラマ
ほのぼのとして笑み溢れ
貴方との出会いは私にとって・・・
題名を知った時、モーツァルトの曲?クラシック音楽の映画かと思いきや、題名の意味は「小さな夜の曲」というドイツ語だと初めて知りました。今まで伊坂幸太郎さんの映画化された作品4つ(アヒルと鴨のコインロッカー・重力ピエロ・ポテチ・ゴールデンスランバー)全て観ていますが、私は今回の作品が一番好きです。すっごくキュンキュンする、心に響く内容。「あの時、あの場所で出会ったのが君で本当に良かった」って思えるか?それって誰にも当てはまる疑問。斉藤さんの優しい歌声も歌詞も素敵。いろんな人とのつながりが出ていて、それぞれの人物を前もってチラシでチェックできたからかもしれませんが、凄く人との関係や絆・つながりについて考えさせられました。そして出演者の人物像がどこか俳優さん達本人の性格に似ているかもっていう風にも受けました。
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