アイネクライネナハトムジークのレビュー・感想・評価
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10年後、その後は今ある幸せは明日にはなくなるかもしれないけど、今は癒されましょう
日本人がボクシングヘビー級チャンピオンなんて、奇跡
現実だったら100年たっても無理だろう
みんなが熱狂し、色々な人に影響を与える事になり、それから10年
自分自身、野球やサッカーもオリンピックさえ興味がない
自分がやってるスポーツなら興味があるんだけどね
人の事で勇気を貰うなんて感覚は残念ながら持ち合わせていない
きっかけだったり、いいわけが欲しいだけ
なのは自分達でもわかっているはずなんだ
後はそれにしがみつく気合いがあれば、バスと競走しても勝てたりするけどね
そんな奇跡を思い出にすれば、平凡な人生だって楽しかったって振り返れるもんだ
周りも自分も客観的に見えるのはある意味、不幸だと、つくづく思う
矢部悠馬は美人妻を貰う事によって周囲に一目置かれる男になったんだろう
自分がモテる男になったと勘違いして、その後の努力を怠っている
すでに完結してしまっているつまらない男だ
でも妻の人生観と理解によって幸せに暮らせる運命なんだろう
原田泰造が妻子に逃げられ、10年後にはもう一回り大きな男になったけれど
矢部悠馬に同じ事が起こったら、同じでなくても、妻が亡くなったらと考えるとゾッとします
誰もが明日に何が起こり、運命が暗転する可能性がある
自分自身にもいえるけど、奥さんがいなくなったら家族は崩壊するだろうなって思う
でも僕がいなくなっても家族は変わらないだろう
矢部悠馬を見ていると、鏡を見ているようで・・・
ちょっとイヤな気分にはなる
なんにも考えずに映画を観れたらなあ
まあ、こういう作品はそうするようにつとめているので
伊坂幸太郎ってこんなのも書くんだぁ
原作読んでないけど、癒されに行くにはちょうどいいかも
それだけで映画館に行く価値がある
多部ちゃんも可愛かったしね
特にバスの窓からのぞいた顔の表情は心奪われました
3年後、流浪の月に出演してたけど、これ誰だ?ってくらいつまらない女役だった
3年間何やってたんだというより、そういう設定のせいだと思うけど
撮り方によってこんなに違うんだ
監督やカメラマンはプロですね
いや、多部未華子とわからんくらいの雰囲気をかもしだす演技力?
でも彼女がやる役じゃない
三浦春馬は亡くなって日が浅いけど、やっぱり惜しい役者だった
独特のオーラがあるし美男美女だらけの役者の中でも、とびきり美しい
彼は演じる事で作品に色をつけれる人だった
彼は役者の中でも数少ない、まぎれもなくスターだった
これから、どんどん大スターの道を歩むはずだった
もういないんだなぁ
物足りない
原作未読ですが、よくもまあこんな群像劇を上手に仕上げるなあといっところが、伊坂幸太郎という感じでした。
ちょっとご都合主義な部分も感じました。
仙台が舞台なのも伊坂幸太郎らしく、個人的にも住んでいたこともあって良かったです。
映画としては、「原作を頑張って映像化しました」感が強かったかなあと感じてしまいました。
それもあってか全体的に演技に不自然さがあった気がしました。
現実世界ならそんな口調や表情は出ないだろうなぁというシーンが非常に多かったです。
思い切ってドラマ調の演技に振り切っても良かったかもしれません。
映像もやや単調でした。せっかくの映像化なので仙台の切り取りポイントを明確にしてほしかったです。
音楽は10年間変わらず同じ曲を歌い続けるストリートミュージシャンが出てきましたね。良かったですけど感動という感じではなかったですね。
皆が良い人でしたね。
それにしても毎度思ってしまうのですが、惜しい人を亡くしました。
バスの別れ際のシーンの笑顔は、本当に素敵でした。
美しき巡り逢いの連鎖
Paraviで鑑賞。
原作は未読です。
伊坂幸太郎原作作品らしく、機知に富んだ会話や鮮やかな伏線回収が素晴らしい限りでした。原作は連作短編集だそうですが、過不足無く繋げられており、さすが過去に伊坂作品を手掛けた脚本家さんの手腕の賜物だな、と…
俳優陣も言うこと無しで、誰もが出色の演技を披露していました。特に三浦春馬さんに関しては、もう演技する姿を見ることは出来ないのかと、非常に残念に思いました。
私がこの世に生きているのは、父と母が出逢ったおかげなわけですが、聞いた話によるとその出逢いは決して劇的でもなんでも無く、単に会社の同僚で、ひょんなことから父が母のためにラジコンカーをつくって上げたのがきっかけだそうな…
子供の頃、母に何気無く訊ねたことがあります。「お父さんと結婚して良かったって思う?」と…。その日の前夜、母と父は大喧嘩して、えげつない罵り合いをしていたからです。
子供心に夫婦の危機みたいなものを悟ったのか、そんな喧嘩の直後によくもまぁそんなことを当事者に質問出来たなと今になっては思いますが(父には怖くて訊けなかった)、その時母はこう応えたのでした。「そんなん当たり前やんか。昨日みたいに嫌なこともたまにはあるけど、結婚せんかったら良かったなんて思ったこと無いし、お父さんと結婚せんかったらあんたは生まれてへんのやから、そんなこと思ったこと無いで」。
私の頭を撫でながら言った母の笑顔が忘れられません。本作を観てそんなことをふと、思い出したのでした…
運命なんて大層なもんじゃないのかもしれない。その日その場その瞬間に、ただそこにいたと云う出来事が結んだ縁…
私の父と母がそうであるように、どこにでもある出来事ながら、それは奇跡みたいな巡り合わせだったんだなぁ、と…
私もいずれは、そんな巡り合わせによって誰かと出逢い、恋をして、新しい命を育むことになるのだろうか?
何がきっかけになるかは分かりませんが、恋して愛した相手との日々は不思議な相互作用を伴って美しき連鎖を紡ぐ…
とてもいい映画を観た、と云う余韻に浸っています。
原作も読みたくなりました。
人との出会い、つながり。どう思うかで、人生も変わる。そんな恋愛群像...
伊坂幸太郎の事は忘れて今泉映画として観よう
伊坂幸太郎原作だけど手の込んだ引っ掛けがある作品ではない。原作は短編集でそれを再構成したものだ。実は、1回目の鑑賞では引掛けに警戒しすぎて楽しめず、2回目の鑑賞で本作の良さがわかった。引っ掛けはないけど、複数のカップルの話が同時に進むので混乱しがちなので注意。
何気ない日常に出会いと幸せがあると感じさせてくれる良い映画です。
コンセプト・アルバムのような
このくらい奇跡の連続なんだろうな
残念すぎるヘビー級。
74点
美しい物語
1つの作品に複数のストーリーがそれぞれにあって、上手く紡ぎあげられ...
1つの作品に複数のストーリーがそれぞれにあって、上手く紡ぎあげられていて、さすが伊坂幸太郎原作だと感じました。
ジワジワと来る心地よい映画でした。ストーリーのその先も想像を掻き立てる面白さです。
サンドウィッチマンの登場がツボにハマりました。
落とし物を拾って貰う事から始まる恋、あるあるですね。落とし物を拾う人って優しい人なのだと思います。
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