劇場公開日 2019年9月20日

「【市井の人々の10年間を優しい視点で描きだす素晴らしい群像劇。数組の男女の美しいセレナーデを映像化した作品でもある。】」アイネクライネナハトムジーク NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【市井の人々の10年間を優しい視点で描きだす素晴らしい群像劇。数組の男女の美しいセレナーデを映像化した作品でもある。】

2019年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

 《この人と出会えて良かったと本当に思えるのは、10年以上経ってから・・・》

 ・10年間の人々の繋がりを、破綻なく描き出した作品構成

 ・時を越え連鎖するさりげないショットの数々

 ・数組の男女の会話の際の表情
                        に魅入られる。

 ◆一人のボクサーの姿に勇気を貰った人たちの、時空を超えた不思議な繋がり・・。

 ・随所でくすりと笑い、時に涙が滲む、実に優しく、美しき人間性肯定の作品。

 <仙台駅前の、ペデストリアンデッキを行き交う人々の前で、10年間「小さな夜」を歌い続ける”あの歌唄い”は、きっと街の守り人に違いない・・。>

<2019年9月21日 劇場にて鑑賞>

■(個人的な)蛇足
 ・仙台は、私にとっては、若き頃、京都と並び、非常に濃密な時間を過ごした都市である。
 その街を舞台にした今作品は、(原作の方も、仙台に根を下ろしている事は周知の事実。)様々な思い出と共に、素敵な物語として鑑賞した・・。
 鑑賞後、少し、涙した・・。

NOBU