ナポリの隣人のレビュー・感想・評価
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やっとたどり着いた…
幸せは家族のもとに帰ること。自分の浮気が原因で妻が亡くなり、娘と息子とも口を聞かず、孫も懐かず、人生に楽しみを見いだせない孤独の老人の隣家に心優しい家庭が越して来る。奥さんと会話するうちに徐々に打ち解け、次第に心開くようになり、生活にも張りが出てくる。しかし、旦那は子供を愛せないことに悩んでおり、精神的に病んでいた。旦那は一家心中を図り、彼女は意識不明で集中治療室へ。付きっきりとなるが、やがて死んでしまう。亡くなる直前、彼女の幻を見て、家に、家族のもとに帰るように諭され、今一度家族を見つめ直す契機となる。長い時間を掛け、家族が再生していくストーリー。
タイトルなし(ネタバレ)
一人暮らしをしている老人の隣に
4人の家族が越してくる
子どもが二人いる若い夫婦だ
老人は自分の家族のように接するが
ある時悲劇が起こる
家族の問題や、老人と娘との確執や
彼の張り裂けんばかりの孤独や
私に突き付けてきて
もう泣くしかない
50も過ぎて家族を少しはしっているものには
心にグサッと刺さり
ハンカチが手放せない作品
タイトルなし(ネタバレ)
1番大事な事件の起きるところで(-_-)zzz
採点は自粛。
映画の初めに越してきた夫婦に貸す【鍵】は、【心】を閉ざしていた元老弁護士の胸の内をこじ開ける記号でしょうね。
この夫婦との触れ合いを面白く見ていたのですが。映画が本当に伝えたいのは、確執の有る法廷通訳の娘との関係。
その意味ではちょっとバランスが悪く感じる作品。
中盤は、その娘の「私は娘なのに!私とは話もしない!」との苛々が頂点へと…。
その辺りから段々と此方の興味が。しかし、そこからが映画の本題だったらしい。いや〜肝心な場面でちょっとだけ寝てしまったのが痛い_| ̄|○
終盤で、今は使っていない元事務所の管理人らしき男が言う。
「誠実な弁護士なんか…」
思えば娘である自分も…とゆう事実が観客に提示され、一気に和解するラスト。
いやいや!幾ら何でも甘くないすか(u_u)
2019年2月11日 岩波ホール
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