コーヒーが冷めないうちにのレビュー・感想・評価
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4回泣けると噂の映画に、泣き虫おっさんが挑んでみた。
私、結構よく泣くおっさんです。
なので、「4回泣ける」と言われると気になるじゃないですか。
と、言う事でこの映画を観てきました。
参考までに、おっさんの泣きスペックです。
(最近の成績)
『3D彼女』 4回
『響』 0回
『きらきら眼鏡』 2回
『寝ても覚めても』 0回
『SUUNY』 2回
(過去最高)
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 計測不能
そして、
『コーヒーが冷めないうちに』 4回
ええ、まんまと4回泣きましたよ。
この映画の設定上、時間移動の先では喫茶店を出られません。
なので、喫茶店での会話劇が見せ場になるのですが、流石ベテランの松重さんと薬師丸さん、絶妙な間と表情で、夫婦がそれまで積み重ねて来た物を見せてくれます。
はい、涙腺崩壊です。(1回目)
そして、涙腺が緩んだ状態で、姉妹のパートへ。
明るい妹の想いが伝わった所で、泣いちゃいました。(2回目)
そして、この場面でそれまで喜怒哀楽を大きく見せなかった有村さん演じる数が、必死に姉の方を説得します。ここ、もう一度鑑賞したら泣いてしまうかも。
そして、クライマックスの有村さんと石田さんのシーン。
この時の二人も良かったです。当然、泣かされました。(3回目)
ストーリーもさることながら、役者さん達の演技に泣かされる感じです。
さて、映画も終盤、登場人物達がもう一度出てきて、スクリーンのこちら側に語りかけてきます。
この部分、あまり好きな演出じゃないなと思いながら観ていたので、もう泣かないはずでした。
ですが、松重さんが「夫婦でまだ出来る事がある」って感じの事を言うんです。
このシーン、不意に涙腺を刺激されました。4回目の涙です。
この映画にメッセージがあるなら、過去は変えられないが未来は変えられるだと思います。
人は自分の未来に、だんだんと制限をかけてしまうのかもしれません。
そんな時、過去を振り返る事で、まだ出来る事を見つけられるのかもと思えました。
少し残念
映画の予告で大体的に4回泣ける!と書いてしまったために期待しすぎてしまった
だが、それでもかなり泣ける
4回泣くって言うよりかは波があり最高潮が2回ほどくる感じあった
個人的に認知症を患った嫁さんに認知症になる前の嫁さんに会いに行ったところと最後のかずはがお母さんに会いに行ったところがかなり泣けるシーンだと思った
自分はまだ高校生で人生経験もほとんどない
そんな人にもグッとくるなにかがある
そして、かなり家族愛のある映画だとおもうので今後の人生後悔がないように生きていこうと思えるような映画だった
悪くはないが…
原作未読で行きました。構成が普段見ている映画となんとなく、わずかに毛色が違う感じだなあ~と思ったら、元々は舞台なのですね。それから小説にされたという事で納得です。映画としては、やや駆け足なんだろうな、と見ていて感じました。
映画のコピーが「4回は泣ける」とあるのは、見ている人を泣かせてやろう感が満々でいやらしいですね。へそ曲がりな私はそういう態度をされると「泣いてやるかよw」と感情を硬化させてしまうのです(笑)。とは言え確かにウルっと来させる破壊力は仕掛けられていました。劇場でそこいらじゅうからグスグス鼻すすっている音が聞こえていました。
◆話としては藤子F不二雄先生の「SF(SUKOSHI FUSHIGI)短編漫画」に近い。
◆登場人物各人のストーリーが3編、主人公(?)の時田一族(女性)の能力についてが1編の構成。SF物語が3編で黄昏流星群が1編という感じでしょうかw
◆中でも重松豊×薬師丸ひろ子の物語が素晴らしい。ここにこのベテラン役者さんを配役した事は大正解。良いお芝居すぎて、他のパートを食っちゃっていた印象(もちろん他のパートも良いのだけど)。
この前みた「検察の~」で見た重松豊と真逆すぎる演技で、氏の演技力の幅の広さと深さを再認識させられます。
◆時間を行き来する話なので、サイエンスフィクション(SF)の素養を持っていた方が飲み込みやすいと思う。
小さなお子さんだと理解がついて行けないかもしれませんが(おそらく中学生位であれば可かと)ご家族で安心して見れる映画だと思います。
泣ける、泣けないの話は、ひとまず置いておいて。
随分前に本屋でタイトルが気に入って購入し、原作(川口俊和著)を読みました。
人は過去には戻れないし、亡くなった人は還らないけれど、生きている人の心は変えることができる。その今の、瞬間瞬間の未来が過去になる。
という、穏やかで優しい、力強いメッセージ性がある作品だと思います。
時間軸を主とした作品は「時をかける少女」や「君の名は」など、昔からとても人気がありますが、この映画(というかこの原作?)は予告で観せるほんわかな雰囲気とは間逆の、独特な感性を感じました。
私は、過去にも未来にも、行きたくはありませんが…(^_^;)
なんでこうなった?
いやぁ酷い作品だった。モチーフは完璧だった。豪華役者陣の演技も文句無し。なのに何故かグッと来るものが全く無い。
慌ただしい、というのが一つの要因だろうか。連続ドラマを2時間に纏めた総集編を観ているような気分に陥った。総集編は全編を観ているから楽しめるのであって、総集編だけで楽しめるドラマなんて存在しない。(監督がテレビドラマ作家ということを聞いて納得。CMを挟みながら進めるテレビドラマではこのスピード感・ダイジェスト感が有効だが、CMを挟まない映画ではもっとじっくり登場人物の感情を感じたいのだ。)
「4回泣ける」とは胡散臭い煽りだとは思っていたがここまで酷いとは!!あくまで泣かせるためのストーリーと演技があって、それから効果音や音楽でしょう。効果音や音楽による安っぽい煽りから泣かせに入るなんて時系列があべこべで興醒めだ。視聴者を舐め過ぎだ。
監督を代えて撮り直してほしい笑
例えば、深川栄洋監督とかだったら極上のヒューマンストーリーに仕上げてくれたはずだ。
兎に角勿体無い作品で残念だった。
全く泣けませんでした。期待はずれ。
4回泣けると聞いて期待して見に行ったが、本当にひどい。
設定も子供騙しだし、ストーリー性もないし、単に感動的風なよくある話をまとめただけ。
この映画、ショボいよ。
有村架純ちゃんは可愛かったけど、ビリギャルのが100倍泣きました。
朝ドラ『ひよっこ』の拡大版スペシャル⁉️(反省文追記)
残念ながらそれ以上の感想を持ちようがありませんでした。
ひよっこの最終週の方がユーモアと感動の余韻が強かったと思います。
(以下、追記)
理由を述べずに批判だけするのはフェアではないと反省し、何が良くなかったか、大きく2つにまとめてみました。
①各エピソードに模範解答を用意し過ぎており、観る者から自分のパートナーや大切な人だったらどう向かうべきか、どうしたら良かったのか?という問いかけや想像力を奪ってしまっている。
②現実の世界では、今そこに存在しない人との再会は不可能であり、その後の人生でクロスする〝そこにいる〟他人から色々なことを学んだり、ヒントを得たりして乗り越えていく。ところがこの映画の世界では、この喫茶店で今は存在しない人と出会うことしか示さないので、現実世界での処方箋にはなり得ない。取り返しのつかないことに取り返しがついてしまうのではなく、取り返しがつかないままでも何かに気付いてやり直すという展開が欲しかった。各エピソードの登場人物がクロスすることから立ち直りのキッカケを得る、という場面があっても良かった。例えば、若くて未来ならいくらでもある波瑠さんが薬師丸ひろ子夫妻が積み重ねてきた過去から何かを学ぶとか。
映画館で映画を観るということは、およそ2時間冷めない特別なコーヒーを飲んでいる間だけ許された、時間も空間も自由で無限な旅のようなものなわけで、想像力を減じさせて、答えまで用意してしまうのは、筋が違うような気がします。
まるで本屋さんの自己啓発や人生のハウツー本のコーナーに置いてある4章立てのDVDのようだ、といったら言い過ぎでしょうか?
良い時間だった。
面白かった。ありきたりだろうなって思ってたけど設定はそうであってもしっかりと感動することができた。出てくる話全てが淀みがなく美しいものであった。めんどくさいルールにもやはり意味があるのだなと。思ったよりコーヒーがぬるいことや戻れなくなった母親が実体化した幽霊になって喫茶店に存在したまま、という現実的な部分とオカルトが融合してる奇妙さも良い。凄く綺麗な作品。
原作の魅力が光るが有村がミスキャストじゃないかな?
本屋大賞にノミネートされただけある物語構成だった。いくつかのエピソードがフニクリフニクラのコーヒーを軸に、オムニバス形式で展開されていく。演者も無駄に力むことなく好演している。特に薬師丸ひろ子と松重豊が夫婦を演じているエピソードは、グッときた。他のエピソードもそこそこであるが、泣けるというのは言い過ぎ。しかも、主演の有村架純のエピソードに関しては、有村の芝居がガッカリ。だから、前半がA判定なのに後半の有村エピソードがC判定で、トータルB判定ってとこかな。
アニメ化に期待
原作もラノベ程度の作品なのでなんとか映画でSFチックに演出してもらえないかと期待していたが、表題作だけではなく他の作からも持って来ているのか後半ずいぶん内容が違うような?それに4回泣けると歌っていたが一体どこで泣けばいいのやら。映画化でもダメなら後はアニメ化に期待せざるを得ないか。久々に駄作を見せられてしまったがテーマ曲だけはよかった。
不思議と自身に色々と語り掛けてくる
川口俊和さんの小説を映画化した本作品、内容的には、よく考えたな、こんなお話、なかなか上手く出来ていたな。
ただ、正直言えば、映画の宣伝キャッチにあるような「4回泣ける」までは行きませんが、それぞれのお話と言うかエピソードで、ホロッとさせられます。
特に私的には、薬師丸ピロ子ちゃんと松重豊さんのお話が好きで、松重豊さんの演技が大変に素晴らしい!改めて、松重豊さんの演技力の凄味を感じたな。
過去を変える事は出来ないし、人の未来を変える事は出来ないけど、自身の未来や生き方を変える事は出来る。
ある意味、不思議と、私自身にも、色々なエピソードが形を変えて私自身に何を語りかけてきたように錯覚に陥りました。
監督の塚原あゆ子さんって聞いた事がない人だけど、デビュー作品なのかな、そうであるのなら、デビューにしては、凄く良く出来ていたな。
最後に、本作品、TBSさんが絡んでいるみたいですが、この所、テレビ業界の映画の制作が目立ちますが、本当にこれでいいのか、日本映画界!
東宝さん、東映さん、松竹さん、制作を止めて、配給していれば、確かにリスクは回避できるけど、映画会社が冒険しなくなっては、日本映画界も何とも寂しい限りだな・・・
テレビ業界が映画に関してめきめき力を入れてきても、結局、自局で放映と考えれば、結局、チープなモノしか出来ない・・・
なんか、日本の映画界、寂しいな・・・
こういう映画も悪くない
何でもいいけど、何か映画みたいな!という時にみたら
なかなか良かったと思えるかな。
この映画、楽しみ!!と意気込んで泣きたくてみにいったら、そこまでではないと感じるかも。
涙は出ませんでした。
けど、心地よい二時間を過ごせました。
この話を作った人、発想が凄いなぁと感心した。
たくさん泣けます
試写会で見てきました。
他映画の予告で何度か見ていて面白そうだな〜とは思っていたのですが、それ以上情報は集めず期待せず行きました。
レビューを見ると辛口な評価が多く泣けないなどの意見を多く目にしましたが、私はとても素敵な話だったと思います。過去に戻ることで未来を変えられる人、過去に戻ることで相手の思いを知れる人、過去に戻ることで自分に向き合える人。最後の話はまた特別な話だと思います。
好きな人、素敵な家族、大切な人と見て欲しい作品だと思いました。
有村架純ちゃんの棒読み演技?
SFショートショート風で最後はホッコリ感動するような邦画を最近よく見ますが、本作もそのシリーズでした。
最後まで飽きずに楽しめましたし、泣き所もあって良かったですけど、さすがにこの手の話はもう出尽くした感もあり先が読める展開でした。及第点だと思いますが、もう少し演出やら脚本なんかで観客を驚かせるような工夫があっても良かったかな。
心の片隅に眠る”あの時”が蘇る
もし、私があの席に座ったら、
誰に、いつ、何をしに、会いに行くのだろう?
人生の分岐点、後悔が残る選択、プレイバックしたい言葉、伝えられなかった思い、そんなエピソードは山のように積みあがっているのだけれど…。
試写会で鑑賞した後、
老舗レストランの古めかしい調度類の中で、運ばれてきたコーヒーから立ち上る湯気を眺めながら、しばし自分の人生を振り返ってしまった。
そんな時を与えてくれた映画だが、
映画自体には不満が残る。安易な作り方をしてほしくなかった。
役者は悪くない。
松重氏の一つ一つの表情を見ているだけで、胸が締め付けられ、涙がこぼれる。言葉なんか必要ない。時を重ねた夫婦の奥深さを見せてくれる。
他の方々も力演。
だけれど、何なのだろう?どのエピソードもそれぞれの一人芝居を観ているようだ。相手役が悪いわけではない。相手役もそれぞれ一人芝居をしている。
”ある時点”をやり直さなければいけないような、すれ違っている関係を象徴しているのか?しっくりこない。
そして、騒がしい。
短い時間で、その人が抱えている背景から何から説明しなければいけないから、台詞での説明も多くなる。
人の話を聞かないがゆえに、”あの”席を利用しなければならない人たちもいて、しかも「あの時に戻らなきゃ!!!」と強い意志をもっている人だから、大声・早口でまくし立てるのも人情ということか?
でも、安価なコーヒーショップではなく、”喫茶店”に行くときって、香り豊かなコーヒーをじっくりと味わいに行く時、静かな時間が欲しい時というのは私だけだろうか?
TVでなく、映画館で映画を堪能したい時って、じっくり映画の世界に浸りたいからというのは私だけだろうか?
TV局が絡んでいるのだから、一つのエピソードに1時間ずつ×4話完結で、じっくり見せてくれたら、
二美子の、強がりの裏側、
康徳の、受容の裏側、
八絵子の、後悔の裏側、
数の、愛への不安と”あの”後悔を胸に秘めつつもコーヒーを入れている想い(葛藤?)
も丁寧にじっくりと描くことができて、より共感しやすい物語になったと思う。
せっかく、”静”の演技もできる役者たちが揃っているのにと悔やまれる。
そして、何よりダメ出ししたいのが、最後の総括。余韻に浸れない。
監督と編集・プロデューサーを変えて、撮り直してほしい。
それでも、前出のように役者は見る価値ある。
伊藤氏は私にとって初めてで、何だそれという演出もあるが、今後が楽しみ。エンディングで、ちゃんと年齢かさねている様の演技にも唸ってしまった。
それに、ひと時のファンタジーと思い出に浸る時間も悪くはない。
この映画の宣伝文句「4回泣けます」 - そのうちの何回かは、鑑賞者が(心の中で or 現実に)自分のエピソードと向き合った時なのかもしれない。
そんな時間をありがとう。
(原作未読)
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