「量産型SFタイムマシン映画への挑戦」コーヒーが冷めないうちに knzkさんの映画レビュー(感想・評価)
量産型SFタイムマシン映画への挑戦
よくあるSFタイムマシン作品のなかの「タイムマシン」を、「コーヒーを飲む」という行為に置き換える。
それだけでこうも異なった味わいに変わるのか、と私はまず驚きました。
しかし、過去に戻れても起きた出来事を変えることはできない、未来を変えることはできない、という原則を強調して打ち出しておきながら、作品内で見事に崩壊しているのは残念だった。
肝心のストーリーも「過去に戻れたら的な量産型タイムマシン映画」に近しいものがあり、さらには設定に矛盾が生じている部分もあり、ご都合主義的な展開も多い。
娘が時間遡行をして過去世界に干渉している場面も感動ではなく、矛盾と疑問を感じていた。
「過去が変われば未来が変わる」の原則を無視した「時間を超えても未来は変わらない」の原則が自己崩壊したストーリーです。
有村架純のアンニュイな表情には色香を感じます。髪は束ねずに流したほうが私は好きですね。
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