空母いぶきのレビュー・感想・評価
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半島系のマスコミから叩かれていますが、良い作品です。
「日本は信仰や宗教に関わらず、クリスマスを祝う 良い国です」 いぶき艦長の言った言葉だ。
①「大陸国に助けられるなんて、ありえない!」
僕もこの言葉で、映画を観る気が半減した言葉でしたが
安心してください。
デマでした。
漫画では”敵国が大陸国”の設定ですが、本映画では大陸国の後ろ盾により統一されたアリランです。
ある意味、大陸国を相手にするよりも、現実的な事でしょう。
貧乏アリランだから、ロシアの中古の中古のボロ空母を駆使して日本の島を取りに来ますが。。。。。
最後に@@@によって仲裁される事はあり得るでしょう。
まだ結末を迎えていない原作よりも、うまく「落ち」をつくりえたかんじです。
②佐藤浩市さんは まだ「青が散る(TV)」と変わらずいい男でした。
佐藤さんの私的に言われた言葉によって、前評判を相当落としているこの映画だが、
これはD社もTV局も関わらない本来の映画作りの為に
半島国を意識せず、映画を製作し、宣伝するための
「炎上商法」による宣伝の一環として、好意的に受け止めるべきです。
佐藤さん演じる総理大臣の描き方はこれでいいと思う。
「シンゴジラ」と比べれば、月とスッポン
政府・総理批判にはなっていません。
本来 小倉久寛さんが演じる冪役を中井貴一さんが演じているのには驚いた
その代わり、空いた小倉さんは新聞記者を演じる事が出来、これまた上手くいっている。
漫画以上に登場人物を増やしたこの映画だが
各キャラは十分に立っており、うまくまとめた脚本家の力量は高い。
不満な点は相崎江里さんをコンビニ店長夫人で登場させなかったところ。
ドンパチが好きな人も「ファイナル カウントダウン」のようなガッカリも与えず、満足できる内容で
ややこしい内容をオリジナルとして
限られた時間内でまとめ上げた秀作である。
娯楽映画で、重箱の隅を突こうという輩がいるだろうが、そのような奴には
僕が豆腐の角をよういしてあげよう。
この映画を観たら、もちろん原作漫画を読むべきだ!
配役もよかったが期待通りではなかった
リアリティのある反戦映画
佐藤浩市が演じた垂水慶一郎ほど真摯な総理大臣は見たことがない。彼は憲法を遵守し、国を戦争の惨禍に陥らせないことこそ政治家の使命であることを解っている。憲法を蔑ろにするどこぞの小国の暗愚の宰相とは大違いなのだ。
世界から戦争がなくならないのは、人間が共同体のパラダイムに蹂躙されて主体性を放棄してしまっているからである。そして人間が共同体に依存するのは、孤立を恐れ、孤独に耐えきれないからだ。弱い人が仲間とつるみたがるのと一緒で、そこに自分の居場所があるし、強くなった気にもなれる。戦争の基本構造は暴走族同士の争いと同じなのである。
軍備を所持することは、その国のレベルが暴走族レベルであることを宣言しているのと同じことだ。武器も兵器も経年劣化するから、毎年巨額の軍事費がかかる。原資は国民の税金である。その分国民の生活が確実に貧しくなる訳で、軍備などないに越したことはない。多分このあたりまでは、世界中の多くの人が解っていることだと思う。
問題はふたつ。
ひとつは他国に対する不信感である。自分の国は良識のある国だから戦争を起こしてはいけないことを知っているが、ならず者国家は平気で戦争を仕掛けてくる。それに対する備えは必要なのだという現実論。当然ながら各国間の経済格差も関係する。
もうひとつは、既に存在する軍需産業の生き残り策である。武器は高額の消耗品だから、一旦導入されれば以降は毎年のように注文が来る。売り込みはとても熱心だ。中にはトランプのように国のトップがセールスをする国さえある。ならず者国家やテロリストも、使う武器はアメリカ製かロシア製、あるいは中国製なのだ。
本作に登場する東亜連邦というならず者国家も、ロシア製の戦闘機を使う。その他の兵器もみんな先進国から輸入したものに違いない。新興国に武器の自国製造などできないからだ。なんのことはない、敵も味方も等しく軍需産業のお客さんなのである。世界の軍需産業が紛争を起こしていると言っても過言ではない。ならず者国家に武器を卸す国がなければ、どの国も自衛のための兵器を所持する必要がない。
軍備を否定すると、強盗が自宅に侵入して妻子が殺されても黙って見ているのかと、変な反論をする人がいる。強盗が侵入したらもちろん反撃する。その時は手近にある固い物、瓶とかボールペンとかが武器になるだろうし、日本ではそれで十分だ。使えもしないトンファ・バトンやヌンチャクなどを用意しても意味がない。場合によっては奪われて相手に使われるかもしれない。アメリカみたいに強盗が必ず拳銃を持っていると考えられる国では強盗対策に拳銃を準備する人もいるだろうが、それは核のエスカレーションと同じ図式である。日本の田舎には、今でも自宅に鍵をかける習慣のない集落がある。世の中が物騒でなければそれで大丈夫なのだ。軍需産業と警備会社が世の中を物騒にしている。マッチポンプである。
航空母艦は戦闘機を搭載して戦線に近づく船だから、専守防衛の理念に反している。所持していること自体が違憲の兵器である。官僚は苦しい言い訳の言葉を捻り出すが、自衛隊の過剰装備はすべて憲法違反であり、在日米軍は日本の独立侵害である。日本の立場は憲法と現状とでねじれが生じており、現場の司令官はミサイルや魚雷が来ている瞬間にも、難しい判断を要求される。
戦闘訓練も何も受けていない記者ふたりの存在は非日常の舞台を日常に引き戻し、作品にリアリティを与えている。コンビニは情報を受け取る前と後の人々の日常を端的に表現し、東京のニュース社の様子はジャーナリズムのリアルな現場を映していた。海戦以外のシーンは海戦の現場と日本国内の日常生活を対比し、ここにも憲法と現実のひずみが感じられる。
役者陣はいずれも熱演、好演だったが、中でも佐々木蔵之介が演じた副長は、憲法を意識しつつも任務と友情のはざまに悩み、なんとか最善策を見出そうとする誠実な人柄が言葉の端々に滲み出ていた。戦闘の最中にあって防衛出動が発令されているにもかかわらず、なおかつ専守防衛に徹しようとする自衛官たちの姿勢は感動的だ。そしてもうひとり、首相を演じた佐藤浩市。戦争を始めたい外務大臣に対して「軽々しく戦(いくさ)などという言葉を口にするな」と諌める姿は迫力があり、凄みがあった。素晴らしい名演である。
憲法と自衛隊の存在は相反する部分があって、そのひずみを内包する作品だから、賛否両論があって当然だが、リアリティのある戦闘シーンといい、ミサイルの迎撃方法やその場で決めていく戦術といい、緊迫感に満ちたいい作品であることは間違いない。退屈なシーンは1秒もなく、隊員のそれぞれの個性まで描き出し、作中の複数の人物に感情移入できるプロットが素晴らしい。娯楽作としても優れていて、問題作でもある。
当方としては、この映画は反戦映画であると受け取った。多くの反戦映画は戦線の残酷さと銃後の悲惨さを描くが、本作品は高度な軍需兵器の性能くらべとそれを操る者のテクニック争いみたいなシーンを描き、軍需産業と戦闘による兵器消費の密接な関係を炙り出すことで、現代の戦争のありようを上手に暴いてみせた。この時代にこの映画が作られたことは、意義のあることだと思う。
原作を台無しにしたマイナス100点の作品
かわぐちかいじ先生の原作と全く異なる作品。
かわぐちかいじ先生の原作は素晴らしいのに映画版は全くの別物であまりにも浅はか。金貰っても見る価値無しのマイナス100点の作品。
久しぶりに最低級の作品と言える。
空席目立ったが、役者のせいではない
すべての俳優の方々は、与えられた役を情熱をこめて演じていた。その熱は確かに伝わってくる。しかし。本作品のテーマである「専守防衛」を旨とした自衛隊が、どのように戦うのか。戦わないのか。その法的、戦術的リアリティが全く感じられない。政治家同士や自衛官同士の会話内容も、おそらく自衛隊と関連法のメカニズムをきちんと知らない方による脚本である。情念としての平和を語るのはいいが、それであれば、この原作を使用する意味はない。漫画原作者の意図とはかけ離れているはずだ。それはCGの出来云々以前の問題である。
ネットにこうした意見を書き込むのは嫌だったが、あまりにあまりだったので、書いた。制作の方々の努力を思うと申し訳ないが、エールをこめて書かせていただいた。
よかった!
失敗作
原作ファンからすると面白くなく、非常にイライラさせられる内容だった。
原作とは非なる映画と思って観た方がよい。
脚本、演出、配役すべてにおいてよろしくない。終始チグハグ感とモヤモヤ感で一杯の映画でした。
以下、主なイライラな点。
◾️コンビニ店員やネットニュース会社の記者たちの無駄なやりとりが長々と挿入されている。
戦場の緊張感と平和な日常の対比を描きたかったのだろうが大失敗。ただ間が抜けただけ。
◾️敵方の様子が分からない。敵が何者で何を考えているのか全く描かれていない。
◾️敵捕虜に味方パイロットが銃で撃たれたのに、皆なに立ち尽くしてるんだ。早く医務室連れてけよ。
◾️CGが安っぽい。夜間戦闘なので見づらいし展開がよくわからない。
◾️いぶきが最大の危機を迎えてどうなるのか!?って時に国連軍(米英仏中)の潜水艦が仲良くひょっこり現れて試合終了。結局国連頼み?
◾️内容全般的に左巻きのスポンサーたちの圧力が掛かったのだろうと推測される。
シンゴジラの庵野秀明さんが脚本・監督してれば良い作品になったであろう。残念。
国産だったらこんなもん?
かわぐちかいじは、沈黙の艦隊以来ですが…。たぶん原作とはだいぶ違うのでしょう。
自衛隊初の空母のありがたみ(?)は、あまり無いし、その強みも活かせないまま、映画は終わっちゃう。(むしろイージス艦の方が活躍してるし…)戦術モノだったら「バトルシップ」の方がザッツエンターテイメント!で、面白かった。
リアルさを追求するならもっと政治的なとこを見せないと。残念ながら、防衛出動を発令する総理の苦悩や政府の対応など、描写力でシン・ゴジラに負けている。後発なんだし、もっとリアルに描きこめばいいのに。
優れたバランス感覚と情報戦
原作3巻まで読んで観ました。
やはり敵が中国ではなく、
架空の国家に変更になってたのは、
違和感があり、
占領されてる描写がほとんどなく、
自衛隊はどこへ向かってるのか
何をしようしようとしてるのか
はわかりずらかったのが残念。
原作の自衛官どうしの熱いセリフの
やりとりはしびれました。
原作には登場しない
中井貴一や女性達の
登場が映画に深みを
与えてるといえなくもない。
ここまで経済的に結びついた
中国に配慮は必要だし、
領土問題もいい意味での
曖昧さが必要だ。
そんななか日本が得意とする、
漫画や映画、エンタメの
分野で情報戦を展開して、
相互理解を深めるという
ことでは意味のある
バランスとれたいい映画だったと
思う。
話題の佐藤浩一さんの
演技は私はありだと思います。
序盤優柔不断で情けなさも
感じる印象だったけど、
いきりたつ周囲を
いさめる場面を引き立たせる」
演出だったのかな。
酷評が多いみたいですが、
私は楽しめました。
いろんな事が勉強できた!
原作がかわいそう
国防を考えるとき、自衛隊が如何に防衛出動をこなすか、制服組と現場隊員の葛藤をするどく描いたかわぐかいじ氏の名作が薄っぺらなストーリー構成と演出で台無し、CGのお金だけ無駄に使ったような作品に感じた。平和ボケの日本国民を象徴するかのコンビニの挿入話もピンぼけ。
圧倒的な戦力の差で戦うも自衛隊の優秀さを見せつける演出も嘘くさい。まあがっかりというほかない。
空母いぶき、前評判ほど悪くなかった 軸が1本決まってるから見やすい...
横浜の海保の武装工作船の展示を見たばかりだったのでリアルでした。
「空母いぶき」娯楽映画で難しい題材をよく取り上げたと思います。
GWに横浜の海保の武装工作船の展示を見たばかりだったのでリアルでした。できるなら、最初のシーン、海保の巡視船の無力さもしっかり見せて欲しかった。海保はそんな状況で第一線で対峙してくれているんですよね。
戦闘シーンでは、ご都合主義という話もありますが、海自のイージス艦は実際にあのくらいの迎撃能力はあるんだろうなと思い、頼もしかったです。
演出では、西島さん演ずる艦長の薄ら笑いが気になってしょうがなかった。オモチャ発言などもあり、全面戦争を引き起こすサイコな艦長の伏線かと思ってました。(^^;
艦長と副長の主義の違いの反目も長すぎ、そんな悠長な事を言っている場合ではなく、階級組織でありえないのでは。
サンタの靴を作るコンビニ店長のシーンも冗長。中井貴一さんがこんなに頻繁に出てくるのは、もっと何かの伏線かと、もと海保の艦長とか。(^^;
色々ツッコミどころはあり、病気の揶揄で物議をかもした変な俳優も出てましたが、考えるキッカケを与えてくれる、見る価値のある映画でした。
原作を読まずに見た方は騙される作り
原作はかわぐちかいじのコミックで、「沈黙の艦隊」「ジパング」に続く国防を主題にしたリアリティの高い傑作である。執筆開始の時期は尖閣諸島にCが領土的野望を明確化し始めた時期と重なっており、この問題が執筆の契機となっているのは疑いなく、原作では敵国は明確にCと書いてある。ところが、映画化にあたっては正体不明の東亜連合という架空国家に置き換えられているため、リアリティが著しく削がれてしまっていた。
この国が建国から僅か3年で空母を持っているというのがまたリアリティに欠ける話である。空母の建造には、規模にもよるが、5 年から 10 年の歳月を要するのが普通である。リアリティの欠如はこれにとどまらず、敵機を「スティルス機」と言いながらスティルス機能を持たない Mig であったり、逆に艦載機の F35 はスティルス機であるのに、敵のミサイルでロックオンされて先制攻撃を受けるなど、目を覆うばかりのデタラメな話であった。
いぶきに乗船する艦長と航海長を西島秀俊と佐々木蔵之介が演じているが、特に佐々木の演じたキャラは原作と大きく異なり、自衛官のくせに骨の髄までパヨク教の狂信者のようであったのは全く頂けなかった。作戦立案の際の「戦争にならないための戦闘」という話には原作へのリスペクトが感じられたが、現場はほぼ西島と佐々木のやりとりのみで進行し、国内の様子はコンビニの店内だけで描こうというのは無理があり、映画としての質を低下させるだけであった。
政府の描き方も「シン・ゴジラ」に比べるとリアリティや緊迫感が非常に不足しており、原作では優秀な保守系の総理なのに、いかにも頼りなく描かれているのにも大きく失望を禁じ得なかった。外相の風貌が帰化議員の白眞勲のように見えてしまったのにも悪意を感じた。ただ、世間を騒がせた安倍総理の病気を揶揄したようなシーンというのは、言われなければ気にもならないようなものであった。
原作にない新聞記者の搭乗や情報リークなど、道具立ては無理があり、捕虜を拘束もせずに乗船させて騒ぎを起こされるなど、幾ら何でもお粗末に過ぎると思った。クリスマスの時期という設定になっているようだが、その意味は特になく、無駄にこだわっているのがかなり滑稽であった。
自国を悪く描こうとする映画に巨額の資金を提供してストーリーや登場人物を変更させるといういつものCの手口にまんまと乗ってしまった作品であり、「永遠の0」で新聞記者が追い詰められるシーンが変更され、景浦の若い時をレイプ犯の在日役者に演じさせ、エンディングに反日歌手の歌を流して見せたのと同じ目に遭わされている。
佐藤浩市のスピーチのせいで大騒ぎとなったのは、この映画にとって大きなネガキャンとなった訳だが、それほど目くじらを立てる必要はないと思うし、そもそもそれほど面白い作品ではない。特に、コンビニの店長に中井貴一ほどの役者を起用しながら、あの程度の役しかやらせないというのは非常に勿体ないと思った。
岩代太郎の音楽は相変わらず手堅く、それぞれのシーンに寄り添った曲をつけていたが、戦闘シーンはオケ曲で、内省的なシーンはピアノソロという公式通りの作りには、あとひと工夫欲しかったと思った。
演出には本当に問題があると思った。リアリティをことごとく欠いているのは、脚本もさることながら、緻密さに欠ける演出の責任であると思った。原作を先に読んでしまった人には全くお勧めできない映画であるが、原作を読まずに鑑賞した人には、原作を強くお勧めできるという効能はあるかも知れないと思った。撮影に自衛隊が協力していないという点が、この作品の本質を物語っているような気がした。
(映像5+脚本1+役者2+音楽4+演出1)×4= 52 点。
惜しい、説明ではなく説得力が欲しい
原作の設定変更の憤りは分かりますが、
感情的な攻撃は如何なものか?ましてや、見てもいないのに以下略
さて、肝心な感想として
仮想の国家的な危機に立ち向かう群像劇としてどうしても「シン・ゴジラ」と比べざるを得ないのですが
艦隊の指揮官、その部下達の描かれ方は合格点、やや主役の艦長のキャラクターのカリスマ性は無理やりな感じでしたが、それぞれのキャラクターは活かされていたという印象
しかし、物語の決着の要因でもある政治的な駆け引きに関しては説得力がなく、俺たちよくやったよな?的説明的な会話で終始したのは残念、シン・ゴジラを引き合いに出して申し訳ないが、会話やキャラクターに「粋」というものが無くて残念
報道や日常の代表である「コンビニ」のキャラクター達もバックグランドがなくただの背景になってしまっていて残念
現場、政治、報道、日常様々な局面を語るべきだが、それをやるにはもっとスピード感が必要だと思いました
難しい課題だけど、説得力を産むには「説明」ではなく「スピード」というストーリーテリングの手法を使用すべきだってのでは無いか?なと
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