「本当にひっっどい作品」空母いぶき いそがいさんの映画レビュー(感想・評価)
本当にひっっどい作品
原作は見た事ないが酷い作品。役者が豪華なばかりに大変残念。
専守防衛に徹する日本の課題と現実をリアルに表現したかったのだろうが、先制攻撃され占領されてもモタモタセリフが続いて物語が進まなかった(専守防衛で判断が下しにくい現状を表現するならあんな飾り文句やストーリー性は必要ない)ので何が表現したいのかこちらが察してあげないとさっぱり伝わってこなかった。
サイドストーリーは完全に物語に関係なく日本国民の反応もイマイチな表現で「それいるか??」のシーンの連続だった。
時間を使い果たした挙句中国アメリカロシア含む国連が出てきてと共倒れで万事解決という刷り込みは反日かと思うぐらい本当にがっかりした。
現実なら一旦停戦になった後代理戦争が始まるだろうに、(映画の架空国家が実在しているとするとその間に中国が侵攻してくるだろう)それに空母打撃群を保有する架空の国家なら核ぐらいはすでに保有しているだろう(建国3年らしいが笑笑)その点中国とあえて原作通りに表現しなかったのは保有戦力に対しての両国の対応が矛盾しすぎ(映画では「これだけの戦力を保有しているという事はどこかの国家が糸を引いているだろう」と言っていたがそれについては言及なく)
ひっ迫したシーンでも残念、素人が見てもわかるぐらいモタモタセリフが続いた。自衛隊の方がみたら大笑いすると思います笑
とにかく政治的表現を含むなら"もっと勉強をして"から制作して欲しかったです。あまりにも自衛隊の方に失礼だし、共倒れで「あれでよかったのかも知れません」というセリフは本当に腹が立ちました。ただの刷り込み映画です。ご注意を。
これ見るぐらいなら「ハンターキラー」を見たほうがいいです。「コント空母いずも」とは全然違い表現する部分としなくていい部分の使い分けが上手です。