劇場公開日 2019年5月24日

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「原作無視にも程がある」空母いぶき !みん猫さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5原作無視にも程がある

2019年12月16日
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空母の名前と役名を変えれば、誰が見ても原作を思い出さない別物です。こんなにひどい原作レイプをかつて見たことはありません。なぜ、原作が必要だったのでしょうか?完全オリジナルとして脚本しても…原作者はパクられたと気づかないと思いますよ?ここまでひどい内容だと。せめて、ほんとにせめて、原案レベルで辞めてほしかった。かわぐちかいじがなぜこの映画を許可したのか、かわぐちかいじ自体がおかしくなってしまったのか?ジパング、太陽の黙示録をこよなく愛し、沈黙やいぶきも当然大好きな私としては、最悪の前評判を参考にして、一生かかわらずにこの映画を無視し続ければよかった。

誰から見ても敵として認識できる架空のテロリスト国家を敵として登場させるなら、総理は何も悩むことはない。ただの無能でカス人間だから悩んでしまうだけで苦悩している意味がわからない。敵意はあっても敵対していないはずの中国から攻め込まれるという、信じたくない現実から始まる、「わかっていながら見てみぬふりをしていたその先の想像力」が漫画とはいえリアリティを持ち、トリガーさえあれば簡単に戦争は始まってしまうという恐怖こそがこの原作の妙味なのに。

この映画はただのプロバガンダで、日本
を貶めて政府を(やってもいない罪で)責め立てるだけのつまらない政治のおもちゃです。
たくさんの役者をむりやり使うために、クソみたいなサイドストーリーを大量に描写し、大切なテーマもサイドストーリーの一つ程度でしか扱われていません。
スポンサーの気持ち悪さ、金が貰えれば何でも受ける役者やスタッフ、原作を守らずレイプを容認した原作者。関係人物が全てクソ過ぎて、私の人生で最悪の映画となっただけでなく、今後の映画鑑賞にも多大な損害を与えた最も恐ろしい映画となりました。

!みん猫