「原作も大概だけど、リアリティがより乏しくなった。」空母いぶき おっぺけぺっぽうさんの映画レビュー(感想・評価)
原作も大概だけど、リアリティがより乏しくなった。
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はじめてレビューを致します。
空母いぶき、最後のかけこみで観てきました。
原作のマンガも志気の低さや変な葛藤シーンなど、戦って生き残るための意欲を犠牲にして、自分の責任で戦争に発展させてはならないというよく分からない思想が士官たちにはびこっている点など、色々ツッコミどころ満載なんですが、「尖閣諸島への中国の武力介入があり、日本も空母配備に至る」というマンガのコンセプトは、あの産経新聞もリアリティがある!と記事のネタにするほどです。(ただし、戦闘シーンにおけるエンタメ的な見せ場が多く、毎回ギリギリな戦い方でしのぐあたりは、とても非現実的です・・・。)
さて、映画はと言うと、この作品の利点であるリアリティを削って、見せ場だけは確保しようと必死になっていました。ファンはこれを映画で観たいんだろう?と言いたげなほど、あからさまな再現が随所にみてとれます。
自国は葛藤し続けて、敵は総力を挙げて特攻してくる。もはや海自も敵国も何がしたいのか分からなかったです。ものすごく興ざめしたので、☆4.5マイナスです。
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