「護衛艦好きとしては許し難いカメラワーク」空母いぶき D.T.さんの映画レビュー(感想・評価)
護衛艦好きとしては許し難いカメラワーク
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CGはPCでプロモーション映像を観たときは圧巻だと思ったが、大スクリーンで観てみると何というか・・・いぶきそのものがまあまあダサい形状していて好みではなかったのか、あまり格好良さを感じなかった。
さらには護衛艦からのミサイル発射シーンは毎回使い回し。そんなに予算がなかったのか?
2カメ、3カメバージョンでも良いから作り分けて使ってほしかった。
一番の問題はカメラワークだ。
護衛艦は艦容が美しい。是非とも全体像を観たかったが、引きでしかそれは見せてもらえなかった。
圧巻であるはずのミサイル発射シーンでも、艦橋マストの先まで見せない。ミサイルを追わない。これは不細工なカメラワークだ。なぜこんなことになったかについては、ここのレビューにすでに書いてあった。戦闘行動中は艦橋マストに旭日旗がはためいているはずだからだ。ミサイルを追うと旭日旗を描写しなければならないが、それはしたくないのだ。
なぜそう思ったか?海自職員の肩にその答えがある。宇宙飛行士じゃあるまいし、なぜ肩章が旭日旗ではなく日本国旗なのか。もはや答えは出たようなものだ。
韓国が怖いんだろう?海自の誇りである旗を奪うなんて表現、無類の海軍艦艇好きである原作者のかわぐちかいじさんもよく許したな。本当に監修したのか心配にすらなってくる。
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