「本音と建て前。」空母いぶき こたさんの映画レビュー(感想・評価)
本音と建て前。
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原作を読んでいません。
原作を読んでいる人からは、すこぶる評価が悪いようですね。
この映画だけを見ればそれなりに楽しめるとは思います。
戦争をしない日本が他国から侵略行為を受けたらどうするか。が映画のテーマです。
あくまで「もしも」の話ですが、すごくもどかしく考えさせられる作品でした。珍しく政治色の強い日本映画だったと思います。
憲法で戦争をしない事を誓っている日本。そんなのお構いなしの侵略国。この場合の「お構いなし」はガンガンミサイル撃ってくるし、魚雷撃ってくるしです。
そもそも日本の巡視船?を襲ってから初島を占領してる設定ですし。
映画では日本の自衛隊に多くの負傷者・死傷者が出ますが、それでもなかなか攻撃を許可できない日本政府。
そしてそれは戦闘の許可が降りても続きます。
実際に、こういう事は我々が知らない内にもあるのだろうし難しい問題だなと思いました。
ストーリーは面白かったですが、現場と本土のギャップを感じさせるためのコンビニのシーンは微妙でした。わざわざ中井貴一を使うなら違う使い方をして欲しかったです。
物語は解決するような解決しないようなで終わりますが、それがこの映画が伝えたかったことではないでしょうか。
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