劇場公開日 2019年5月24日

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「リアリティが無さ過ぎて醒める」空母いぶき hidewoさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5リアリティが無さ過ぎて醒める

2019年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

原作漫画は未見です。
まあ元々、純軍事的にはリアリティのないことになっても、物語を盛り上げるための展開を選択する原作者だから(ジパングではイージス艦がプロペラ機から被害食らうとか噴飯ものだし、ミサイルの使いどころとか、おかしいし)ある程度のことは仕方ないとしても、この映画は酷すぎて醒める。
アメリカ映画みたいに俺強ぇ的な展開にしたいならカタルシス優先でリアリティに目をつぶるのもありだけど、この映画のような状況で交戦規定に従って行動できないところに大戦力の投入はおかしいと思う。空母機動艦隊なんて言うのは先に、例えばアメリカが南シナ海で行っている「航行の自由作戦」の様な相手の意思を確かめる作戦を行ってから、投入するからには決意して「ぶっとばすでぇ」って勢いで出す戦力でしょう。現場でやるかやらないかの葛藤とか馬鹿すぎ。なんか無理やり自衛隊側に被害出したいが為の話作りがもうね、反吐が出る。

軍事と国際政治に興味がない人にはただの娯楽としては面白いのかね。少しでもまじめに興味持ってる人間からしたら時間と金の無駄ですわ。

hidewo