「5大国が力を合わすことが出来たら、との願望」空母いぶき zakdomさんの映画レビュー(感想・評価)
5大国が力を合わすことが出来たら、との願望
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安保理常任理事国の5国が拒否権を発動せずに力を合わせたら紛争の多くが抑止できるのでは、という理想的な国連像を描くことが大きなテーマの一つと思った。
映画の中では、日本の自制した武力行使と積極的な外交努力、自衛官を殺した捕虜に対しても人道的な取り扱いをしたことがSNSで拡散され、世界の共感を得、常任理事国5国が力を合わせて紛争を停止させる事に成功した。(故に、作中の敵は仮想国でないとストーリーが成り立たない。)
逆に考えると、拒否権を持つ中国やロシアと紛争になった場合、国連は絶対に一つになる事が出来ないという事になるので、自らの弛まぬ防衛努力と米国を始めとする自由主義国との良好な関係構築が国を守る上で重要という事ではないか?と感じた。
我が国の在り方を考える上で良い映画であったと思う。
(ただし、他の方の指摘にあるとおり、戦闘中の各艦のメインマストに戦闘旗たる自衛艦旗が翻っていないこと及び海自隊員の腕のワッペンが旭日旗でないことはいかなる理由か、残念。)
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