「ストーリーが説明不足で感動しない」空母いぶき ああああさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーが説明不足で感動しない
原作ファンです。
映画では、原作から設定変更がありましたが、映画は幅広い人に観られるものだし、放映時間の制約もあるから、仕方ないと思います。その制約の中でいい映画が出来ればよいのです。
あくまで別作品と思って、白紙の心で観ました。
設定や前提条件が説明不足で、感情移入できませんでした。
例えば以下のような点が、説明されていなかったり、ボンヤリした(さほど重要ではない風の)説明しかされていませんでした。
・いぶきは最新鋭戦闘機を搭載した強力な空母
・自衛隊には専守防衛の制約がある
・空母は専守防衛に反する可能性がある
・いぶきは国会の反対を押し切って建造した
・秋津と新波はライバル関係であること
・パイロット出身の秋津が、海自の中で浮いていること
なので、例えば防衛出動が発令された時、登場人物が防衛出動をどれだけ重みを感じているか事前説明が無いので
「防衛出動が発令された!これは危機的な状況だ!!」と感情移入して興奮するよりも、
「みんな慌てているなぁ。なるほど、防衛出動というのは、この世界では非常事態なのか」と、第三者視点で見てしまいました。
マンガが実写化されたという意味では、ファンとして感慨深いですが、純粋に映画として友人に薦めるレベルかというと厳しいです。
コメントする