「中々の良作」空母いぶき しんかいぎょさんの映画レビュー(感想・評価)
中々の良作
私は原作が好きな人間のひとり。
大分細かいディテールが違っていたけど、一本の映画としては中々な良作なできだと思った。。
作品の肝としては、戦闘と戦争の区別を名言しようとしてること、そして困難な状況でも政治的に不利にならないための切り抜けかたを模索しなければならない等、見てる方の胃が疲れる展開が続く。
原作の方でも大事にされてる面がちゃんと引き継がれてて好印象。
確かに諸外国の大作映画に比べたらスケールはあれだろうけど、十分満足させてくれた映画だった☆
あと総理役の佐藤浩市、作中で一番の名演だったように思う。防衛出動の発声シーンでのズシンとした重さが伝わってくるような演技だったと思った。
あと海上戦闘というシチュエーションがいい。潜水艦映画にも通ずるが、人のアップのシーンが多い。そして敵機撃墜の時、派手な大破シーンよりもレーダーから表示が消えることに重きをおかれてる。こういう、想像を掻き立てる演出は好き。現代戦を肌感覚で伝えてくれてる。
コメントする