「戦闘シーンに興奮するような映画」空母いぶき SHさんの映画レビュー(感想・評価)
戦闘シーンに興奮するような映画
専守防衛、戦争放棄、集団的自衛権といった問題を題材にした、エンターテイメントです。護衛艦とか戦闘機とかミサイルなどの描写に力が入っていて、実際かなり興奮させられるけれども、日本特有の問題を扱っていながら、人物描写や社会的な描写にまったくリアリティを感じないので、メッセージ性を持った映画には思えなかった。
物語の締め方こそがこの映画の全てを物語っていて、いいようのない徒労感におそわれてしまった。
これは戦闘シーンを楽しむエンターテイメントだと思って観賞すれば、自分みたいに負の感情を抱くことはないかもしれない。
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