「あのインタビューさえ無ければ、気にしなかったのに...」空母いぶき 過頭原屋敷さんの映画レビュー(感想・評価)
あのインタビューさえ無ければ、気にしなかったのに...
レビュー荒れてるねー。
この映画については様々な未熟な点や、原作改悪が指摘されてるけど、やっぱこの映画は「難病揶揄」が最大の汚点だ。
レビューは「原作を愛してる人&難病揶揄の件を許さないタイプ」VS「原作知らない&難病揶揄の件知らない、気にならないタイプ」の様相を呈しているように見える。
私は前者だ。
目に付いてしまったからには許せない。
後者だったら気楽~に見られたんだろうけどね。前情報として、「体制側をただ演じるのに抵抗があるからって、おなか弱い首相を演じた」となると、どーやっても佐藤氏の動きが目に付く。
佐藤氏の演じたのは垂水首相ではなく「情けないアベ」首相でした。
本人がその気で演じてるんだ。誰から観て「そうは見えない」とかじゃない。役者自ら告白してるんだから、汲み取ってやれよ。
彼は体制側が頼りなく見えるように、安倍首相の難病をバチクソ揶揄してるよ?
前情報をもってて、あれを気にしない人ってのは多分、様々なイジメや差別に対しても鈍感に見ない振りできるんでしょうね…
佐藤氏のインタビューはこの映画にとって不利益しか生み出さなかった。
「そんなの知らないで楽しく観られた」皆さんは幸せでしたね。
暗に込められた社会風刺を感じることもなく、それで傷つく難病の人間がいることにも良心を痛めないですむ。
純粋に羨ましい。
楽しかった映画の思い出に水を差すようで悪いけど、この映画には秘められた汚点がある。
よーく調べもしないで賞賛して、難病揶揄の件で映画を批判してる人に憤りを覚えてる人もいるようですが、その前に是非ご自身でも調べてから考えてやりなよ?
この映画を難病揶揄の件で批判してる人ってのは、劇場版がとても楽しみだったからこそ、インタビューまでチェックしてしまった人がほとんどだと思う。
作品を愛していたからこそ、大切な作品内で難病揶揄なんて暴挙が許せないんだ。