「また観たい」空母いぶき おかもちさんの映画レビュー(感想・評価)
また観たい
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原作のファンで、心待ちにしてした公開日に観に行きました。
国際的なテーマを扱っている為、映画化するあたり難しい問題が多々あったかと思います。
それでも映画化を実現してくださった製作陣やスポンサーの方々、迫真の演技を見せてくれたキャストの方々に敬意を表します。
映画の感想としては残念ながら、演出の甘さを感じました。冒頭の、日本の領土が不法に占拠されたという事件だけでも、もっとキチッと演出して欲しかった。ここが致命的に甘く、何に対して戦っているのかという部分がボヤけており、物語全体の緊張感が欠けてしまっている気がしました。
ネタバレですが、いぶき甲板上の捕虜とのシーンは、若干無理があった気がします。。捕虜を誰も取り押さえないし、負傷者の救護はきちんと為されていたのか、この隊員の動きの悪さはなんだと、正直苛ついてしまいました。
色々書きましたが、決して面白く無い映画ではありません。役者さんの演技も素晴らしく、戦闘シーンも迫力があり、あっという間の2時間強でした。国防について、平和とは何か、考えるきっかけになります。
映画を通じて伝えたい何かは、色濃く出ていたと思います。原作のファンであるがゆえの、個人的な期待とのギャップはありましたので、原作とは違うストーリーであることを前提に観ると、良かったのかもしれません。また改めて観てみたいです。
原作を読まれていない方が、この映画を観て原作に触れるきっかけになってくれたら嬉しいです。本当に面白い作品なので!!
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