「見て良かった」空母いぶき AVE30さんの映画レビュー(感想・評価)
見て良かった
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公開前に騒動があったり、原作との乖離が激しいという批判が多くあった中で、視聴を迷ったが、個人的には、国防のための軍隊は必要だと思うし、憲法の改正も必要だと日頃から思っているので、視聴してみた。
原作は、呼んでいなかったので、当初は、先制攻撃された自衛隊が反撃して完勝するって、オチなのかなぁと想像していたが違った。
映像や戦闘の描写にあまりリアリティーは感じなかったし、突っ込みたくなるところも多々あったが、日本が望まなくても、戦争に巻き込まれてしまう可能性と恐怖は感じた。
日頃、自分自身が、他人からの喧嘩を買いやすく、勢いで徹底的に物事を片付けてしまおうとするタイプなので、劇中の指揮官達が、味方に多大な被害がおよびながらも、戦闘から戦争への拡大を阻止すべく、過剰な反撃を避けつつ、闘っていく姿に新鮮さを感じ、心を動かされた。
また、劇中で、大国が小国を必要以上に、追い詰めたからこそ、現在の世界情勢があるんだ的な台詞も印象深かった。
今回、この映画を視聴して良かったと思います。日本人だけではなく、いろんな国の人に見てもらいたいです。
原作者のかわぐちさんが、敵国を敢えて原作と違えて、仮想国家にしたのは、日本が憲法を改正し、自衛隊の存在意義を憲法で明確化することは、決して、日本人が民族主義に傾いているからではないということ…
原作で伝えきれなかったからこそ、この映画で世界に伝えたかったのではないでしょうか。
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