「色々な観点から見ても、イライラするかな・・・・」空母いぶき sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
色々な観点から見ても、イライラするかな・・・・
「空母いぶき」を見てきました。
予告編を見た時から大変に興味がありました。
また、原作も大変に好きなのですが、この手の内容って、少し内容的に違いますが、「宣戦布告」と言う映画が2001年に東映作品でありましたね。
あの作品も大変に良く出来ていた思いますが、本作品にしろ、「宣戦布告」にしろ、私にとっては、日本国憲法第9条がしっかりあると言う観点で話せば、見ていてイライラ感が出てきます。
また、両作品とも綺麗事のように終わっていますが、本当にこのような事が起きたらと考えると、「綺麗事」ではすまされないでしょ・・・・
映画だから、何も考えず見ればいいのでしょうが・・・・
しかし、苦悩する総理大臣の姿、他国との連携・・・・
攻撃的考えの部下や保持的な考えの部下、色々な観点から見ても、イライラするかな・・・・
「宣戦布告」もあの国を想定して作られ、本作品もあの国を想定して作られているけど、しかし、両作品とも現実味があるだけに怖い作風だよね。
作品に関して、面白いって言っていいのか、そうじゃないって言っていいのか、少々私的には複雑な映画なんですが、やっぱ、日本国憲法第9条としての日本って考えたらイライラするし、それを決定ずけるようにハッピーエンドで作れば、綺麗事では済まされないと思うし、ちょっと複雑な気持ちで本作品を見ていました。
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