家族のはなしのレビュー・感想・評価
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パラパラ漫画の良さは大いに認めるが
鉄拳のパラパラ漫画といえば、MUSEの曲をBGMに使って話題になった「振り子」に泣いたし、本作も彼のパラパラ漫画が原作とのことで期待したのだが…。
アートディレクターとして参加した鉄拳がどの程度関与したのかわからないが、パラパラ漫画を意識しすぎというか、頼りすぎてしまった気がする。現在と回想をつなぐ効果にパラパラ漫画をはさむのも繰り返されるうちに飽きてくるし、ラストに元のパラパラ漫画をそのまま見せるというやり方も、なんだか実写のストーリーテリングで観客を感動させることを放棄したかのように思われて残念だった。
俳優陣の演技が光る場面もあるのだが、演出不足なのか、会話が生きていないシーンが散見された。台詞がどこか嘘くさかったり、方言がわざとらしかったり。ストーリー自体はオーソドックスながら味のある良い話だし、鉄拳のパラパラ漫画も好きなのに、魅力を活かしきれていないのが惜しい。
映画化にあたって肉付けがヘタ
「家族は、めんどくさい幸せだ」が副題ですが、どこ?どこにめんどくささがあったー?!怒
兄弟はいないようなので、両親と一人っ子の主人公の物語。
もちろん三人でも家族は家族なんだけど、一般的に想像する「おっせかいな家族愛」とは違う。
親は距離を置いて見守るタイプで、人柄もユーモアがあり真面目な仲良し夫婦のりんご農家。理想的過ぎて映画だから余計に人間臭さがなかったのが残念。
でも、お二人とも実力俳優なので、こんな両親の元に生まれたかったな…しみじみ。
主人公は何の不満があるの?憎たらしいな!
長尺なところもある割に、バンドメンバーの心変わりやレコード会社との関わりなど説明不足でついていけない…。ここは大きなマイナス点!
ラストはある程度予想出来たものの、それを超える暖かいメッセージがよかったです。りんご農家ならではのね。
でも、手紙のメッセージは本当に読めないよ!
録画してたから巻き戻して確認出来たけど、そうでない人は見えてないと思う!
鉄拳の漫画はパラパラで刺さるシーンが単発で何度も来るからいいんじゃないかな。いいものだから映画でっていうのは、相当力量がいるなと思いました。
地味に好きな俳優さんばかりなので見たが、和牛とかキャスティングはあ...
【”親の心子知らず” ”艱難辛苦汝を玉にす” 映画】
ベースがいない!
パラパラ漫画を挿入して過去映像に繋げるところは良かった!しかし、残念なことに80分という短さでは描きたいことの全てを出し切れなかったようです。3人のバンドといえば、普通はギター、ベース、ドラムなのですが、致命的なことに、ギターが二人とドラムという変則パターン。だけどベースの音はしっかり響いてきている。音楽好きの者をバカにしてんのか?
りんご農園を営む両親は息子に農業を継いでもらいたかった。と、勝手に思い込んでいた拓也。長靴がいいアイテムとして存在していたけど、その他は感動できない。やっぱりパラパラ漫画だから良いのであって、実写化するにはもっと肉付けしなければならない部分が多いと感じました。
とりあえず、鉄拳のパラパラ漫画を見て口直し・・・
りんご食べたくなる
ただの父親の鏡でした
☆☆☆★★ 普通に良い話…としか言えない。鉄拳のパラパラ漫画の実写...
☆☆☆★★
普通に良い話…としか言えない。鉄拳のパラパラ漫画の実写化。
歌の歌詞・世界観を実写化するのならば話は分かるのだが…。
『振り子』にも言えるのだけども。元々のパラパラ漫画が(完全な世界観として)出来上がっている以上。最早、同じ話の中で勝負しても勝てる訳が(勝ち負けじゃあ無いのは理解してはいるが)無いってところでしょうね。
作品中にパラパラ漫画が無ければ、まだ分かるけれど。無かったら無かったで、「何で作品中に入って無いんだ!」って言われそうだしねえ〜!
要は意味が無い…って言うか(。-_-。)
正直に言えば、話自体は良い話なんですけどね〜。
2018年12月9日 イオンシネマ市川妙典/スクリーン8
地味だけど泣ける映画❗
イマココ
普通の家族の話だからこそ
普通の家族の話だからこそ感動します。
文字にすれば、夢のある若者と挫折、田舎から応援する家族、大切なことはなかなか口にできない父親が良かった。
途中に出てくる鉄拳さんのパラパラが感動的です。エンディングロールの文字とパラパラが一緒に出ないところも良かった。
ただ、映画としては感動させよう演出が鬱陶しいところも。それでも最後はウルっと来ました。挫折する息子も、無言で応援している親の気持ちもわかるので。
あとは歌ですかね。
ストーリーから、最近流行りの(笑)歌をかけるための長い長いMVのような感じもしました。もしも好きな歌だったらもっと感動したかもしれないと思ってしまった。サイダーガールさん。今後も応援しますね。
おやじと息子
俳優陣はすごく良かったが…
もとの絵がダイナミックに展開するだけに、実写で淡々と語られると、非常に違和感を持つ。ストーリーや設定にかなりの無理があると感じてしまうのは、もともとの話そのものがそうだったのか、実写にしたからそうなったのか、この映画の構造的な問題なのか…とまぁ、あまり良い印象を持てない映画だった。
俳優陣のパフォーマンスは素晴らしいし、シチュエーションもよく理解できるもので、出だしはかなりの期待感はあった─同時に、変な長回しに嫌な不安を覚えたが…
結果的には全く泣けるものではなかったし、何よりもまず、絵づくりそのものが何だかしっくりこなかった印象。後半はずっと嘘偽りを描いているようにしか感じなくて、感情をくすぐれるところがほとんどなかった。
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