家族のはなしのレビュー・感想・評価
全20件を表示
パラパラ漫画の良さは大いに認めるが
鉄拳のパラパラ漫画といえば、MUSEの曲をBGMに使って話題になった「振り子」に泣いたし、本作も彼のパラパラ漫画が原作とのことで期待したのだが…。
アートディレクターとして参加した鉄拳がどの程度関与したのかわからないが、パラパラ漫画を意識しすぎというか、頼りすぎてしまった気がする。現在と回想をつなぐ効果にパラパラ漫画をはさむのも繰り返されるうちに飽きてくるし、ラストに元のパラパラ漫画をそのまま見せるというやり方も、なんだか実写のストーリーテリングで観客を感動させることを放棄したかのように思われて残念だった。
俳優陣の演技が光る場面もあるのだが、演出不足なのか、会話が生きていないシーンが散見された。台詞がどこか嘘くさかったり、方言がわざとらしかったり。ストーリー自体はオーソドックスながら味のある良い話だし、鉄拳のパラパラ漫画も好きなのに、魅力を活かしきれていないのが惜しい。
映画化にあたって肉付けがヘタ
「家族は、めんどくさい幸せだ」が副題ですが、どこ?どこにめんどくささがあったー?!怒
兄弟はいないようなので、両親と一人っ子の主人公の物語。
もちろん三人でも家族は家族なんだけど、一般的に想像する「おっせかいな家族愛」とは違う。
親は距離を置いて見守るタイプで、人柄もユーモアがあり真面目な仲良し夫婦のりんご農家。理想的過ぎて映画だから余計に人間臭さがなかったのが残念。
でも、お二人とも実力俳優なので、こんな両親の元に生まれたかったな…しみじみ。
主人公は何の不満があるの?憎たらしいな!
長尺なところもある割に、バンドメンバーの心変わりやレコード会社との関わりなど説明不足でついていけない…。ここは大きなマイナス点!
ラストはある程度予想出来たものの、それを超える暖かいメッセージがよかったです。りんご農家ならではのね。
でも、手紙のメッセージは本当に読めないよ!
録画してたから巻き戻して確認出来たけど、そうでない人は見えてないと思う!
鉄拳の漫画はパラパラで刺さるシーンが単発で何度も来るからいいんじゃないかな。いいものだから映画でっていうのは、相当力量がいるなと思いました。
地味に好きな俳優さんばかりなので見たが、和牛とかキャスティングはあ...
地味に好きな俳優さんばかりなので見たが、和牛とかキャスティングはあまり感心できない。
その歳まで反抗期かよ、っていう主人公にイラつくが、最後はホロリ。やるやん、原作の鉄拳(笑)
親の無償の愛が全て。加えて友達、同級生も神すぎる。
最後の手紙が何書いてるかよく見えない(ストップして確認した)
うーん、そんな感じで今一歩…何かが足りない。
【”親の心子知らず” ”艱難辛苦汝を玉にす” 映画】
[沁みたセリフ、シーン幾つか]
・”一度、落ちても終わりじゃない” という言葉の後に、両親(時任三郎、財前直美)から拓哉(岡田将生)に届けられたリンゴジュース
・母が拓也に掛けた言葉。
”あんたが、元気ならそれで良いでね・・”
・拓也が、”段ボール箱に入っていた拓也の幼き頃からの活躍とリンゴ農家の台風被害について書かれた新聞記事の切り抜き”を見つけ、読むシーン。
■ベタなストーリーであるが、現在の状況下で観ると、少し沁みた映画。
<”親はいつでも子供の事を気に掛けている”と言う当たり前の事だが、とても大切な事をさらりと描いた小品>
ベースがいない!
パラパラ漫画を挿入して過去映像に繋げるところは良かった!しかし、残念なことに80分という短さでは描きたいことの全てを出し切れなかったようです。3人のバンドといえば、普通はギター、ベース、ドラムなのですが、致命的なことに、ギターが二人とドラムという変則パターン。だけどベースの音はしっかり響いてきている。音楽好きの者をバカにしてんのか?
りんご農園を営む両親は息子に農業を継いでもらいたかった。と、勝手に思い込んでいた拓也。長靴がいいアイテムとして存在していたけど、その他は感動できない。やっぱりパラパラ漫画だから良いのであって、実写化するにはもっと肉付けしなければならない部分が多いと感じました。
とりあえず、鉄拳のパラパラ漫画を見て口直し・・・
りんご食べたくなる
家族だって、伝え合わなきゃ何も分からないよね。でもこれだけは言える。親はしっかり見てくれてるんだなぁって。大まかに進んでいくけど、なんだかほっこりするいい映画でした。ドラマとかだったらこれ結構いい作品になりそう。
ただの父親の鏡でした
昨今、父親が自分の子供を虐待などしてしまうなどのニュースがしばしば見られるが、この作品の中に出てくるリンゴ農家の父はとにかく怒らない。
その根底に何があるのかなぁ、と考えてみたら、息子が小さい頃、自らの夢にリンゴ農家を継ぐこと、陸上の大会で勝った秘訣に自分のリンゴのおかげ、と言ってくれたこと。それが本当に嬉しかったから息子のやろうとしていることが何であれ、信頼して応援してくれているんだと感じた。
親が腐らず今、自分のすべきことに向かっていく姿勢をみて息子は励まされたり、曲がっても立ち直ったり出来る。
親の大切さを思い出させてくれた作品。
☆☆☆★★ 普通に良い話…としか言えない。鉄拳のパラパラ漫画の実写...
☆☆☆★★
普通に良い話…としか言えない。鉄拳のパラパラ漫画の実写化。
歌の歌詞・世界観を実写化するのならば話は分かるのだが…。
『振り子』にも言えるのだけども。元々のパラパラ漫画が(完全な世界観として)出来上がっている以上。最早、同じ話の中で勝負しても勝てる訳が(勝ち負けじゃあ無いのは理解してはいるが)無いってところでしょうね。
作品中にパラパラ漫画が無ければ、まだ分かるけれど。無かったら無かったで、「何で作品中に入って無いんだ!」って言われそうだしねえ〜!
要は意味が無い…って言うか(。-_-。)
正直に言えば、話自体は良い話なんですけどね〜。
2018年12月9日 イオンシネマ市川妙典/スクリーン8
なんだぁ、マジかぁ
171本目。
岡田将生主演だから、タイミングが合えば観たいと思ってた作品。
最後にお涙頂戴は鉄板、分かり易くていいんだけど、田舎育ちの俺には田舎あるあるで、主観で観れる作品だから。
泣くに泣けない。
地味だけど泣ける映画❗
星🌟🌟🌟🌟全然期待せずに観たのですが…上手に裏切られました❗面白かったです❗話自体は地味なのですが演じる役者がみんな上手くて最初から最後まで感情移入して見ることが出来ました とくにおとうさん役の時任三郎さん…昔は尖った感じの役者さんだったのに息子思いの優しいおとうさん役がすごくあっていて最後ほろりとさせられました❗鉄拳の挿し絵も上手に使われていて良かったです❗あんまり話題になってないですがオススメの作品です🎵
イマココ
東京で大学をやめてプロ契約をするも売れないバンドマンをしている松本のリンゴ農家の一人息子の話。
親父が入院したと聞き3年ぶりに帰省する主人公。自分の現状を両親には伝えておらず、地元を離れたことや自身の現状、家業や親への思いの中で葛藤するストーリーで、独りで生きてきたと思っているような、自分のことしか考えていない甘ったれた若者が少しだけ親のありがたみに気付く成長物語。
単純明快だし、ものすごく大きな波がある訳でもないし、皆善人ばからのご都合主義な展開だけど、テンポも良くて温かくてとても面白かった。
普通の家族の話だからこそ
普通の家族の話だからこそ感動します。
文字にすれば、夢のある若者と挫折、田舎から応援する家族、大切なことはなかなか口にできない父親が良かった。
途中に出てくる鉄拳さんのパラパラが感動的です。エンディングロールの文字とパラパラが一緒に出ないところも良かった。
ただ、映画としては感動させよう演出が鬱陶しいところも。それでも最後はウルっと来ました。挫折する息子も、無言で応援している親の気持ちもわかるので。
あとは歌ですかね。
ストーリーから、最近流行りの(笑)歌をかけるための長い長いMVのような感じもしました。もしも好きな歌だったらもっと感動したかもしれないと思ってしまった。サイダーガールさん。今後も応援しますね。
おやじと息子
鉄拳の「パラパラ漫画」に味付けをした映画を楽しむことができました。 息子(岡田将生)とその両親 & 幼馴染み(成海璃子)の演技が林檎農家の「家族」の温かみ、優しさ、苦しさを見事に伝えてくれました。 家族がめんどくさいと思う時期があるのは誰にでもあることで、後になって家族のありがたみが解る・・・そんな気持ちで映画に拍手を送ることができました。(泣くほどの話ではありませんがとても懐かしかったです)JAの成海璃子の演技がとても爽やかでした。気楽に気持ちで観れる映画としてお勧めします。
俳優陣はすごく良かったが…
もとの絵がダイナミックに展開するだけに、実写で淡々と語られると、非常に違和感を持つ。ストーリーや設定にかなりの無理があると感じてしまうのは、もともとの話そのものがそうだったのか、実写にしたからそうなったのか、この映画の構造的な問題なのか…とまぁ、あまり良い印象を持てない映画だった。
俳優陣のパフォーマンスは素晴らしいし、シチュエーションもよく理解できるもので、出だしはかなりの期待感はあった─同時に、変な長回しに嫌な不安を覚えたが…
結果的には全く泣けるものではなかったし、何よりもまず、絵づくりそのものが何だかしっくりこなかった印象。後半はずっと嘘偽りを描いているようにしか感じなくて、感情をくすぐれるところがほとんどなかった。
全20件を表示