私の人生なのにのレビュー・感想・評価
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【”足が動かなくなっても、私には歌がある。”今作は、病により足が動かなくなった元新体操選手が、幼馴染のストリートミュージシャンの励ましにより、歌を歌う事で再生していく様を描いた作品である。】
■新体操のスター選手だった金城瑞穂(知英)は、練習中に脊髄梗塞で倒れ車椅子生活になってしまう。
瑞穂が絶望と孤独に苛まれていたある日、ストリートミュージシャンの幼馴染み・柏原淳之介(稲葉友)と再会し“一緒に歌おう”と誘われる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作は、ジャンル分けで言えば、余り好きな言葉ではないが、”難病モノ”になるのであろう。
・ストーリー展開はシンプルであり、登場人物も診察医師(落合モトキ)を代表として、善人ばかりである。
故に、そこがやや物足りない気がするのだが、それを補っているのが、瑞穂を演じる知英さんの透き通った歌声である。
韓国アイドルの方なので、当然と言えば当然であるが、この方の日本語は実に綺麗なのである。相当に、ご努力を重ねたとしか思えない程である。
・最近、知英さんを映画でお見掛けしないのであるが、韓国に戻られたのであろうか。「レオン」での、コメディエンヌ演技と言い、今作のシリアス演技と言い、上手い人だと思うのだがなあ。
<今作は、病により足が動かなくなった元新体操選手が、幼馴染のストリートミュージシャンの励ましにより、再生する様を描いた作品なのである。>
歌を未だに聞いて泣ける。
体育会系から文化系へ・・・さよならだけが人生じゃない!
北海道に引っ越していた幼なじみの淳之介。週刊誌の記事によって新体操選手瑞穂が下半身不随となったことを知り、ヒッチハイクで東京に出てきて車椅子の瑞穂と再会する。
人生の半分以上を過ごしてしまった自分が言うのもなんだけど、20代なんて自ら命を絶つものじゃない。まだまだいくらでも可能性があり、障がい者ならではの道しかないわけじゃないことを悟った瑞穂。体育大学在籍だから、アシスタントコーチという道もあったのだが、誘われた時点で何か思いがあったのだろう。
爆風スランプのヒット曲「ランナー」を口ずさんだ淳之介。私は走れないから歌えない!違う。団子三兄弟は団子しか歌えないのか?!人とは違うところで衝撃を受けた。今まで作曲はできたけど、作詞が苦手だった・・・そうか・・・団子になったつもりで作詞すればいいんだ!
淳之介の悲惨な話もよかった。こうした過去があったからストリートミュージシャンになろうとしたんだね。しかも彼は人生がどうとか、直接的な重さを語らない。「今まで生きてた中で一番幸せです」という岩崎恭子の名言も後々になって名言とされてきたもの。まだまだ人生は長いよ~
ただね、淳之介の歌はやっぱり下手。だからこそ知英の歌が際立つんだけど、そんな彼女の歌を公演に来ていた子どもたちに聴かせ、「また来るんだよね」と言わせる。どんな人でも存在意義がある。素晴らしい新体操の演技で観客を魅了させたり、歌を聴かせて感動させたり、車椅子を押してもらって介助者に満足感を与えたり、常に人は見えないもので繋がっているものだ。韓国人である知英がKARAを辞めてから日本でもネイティブのような言葉で演技することも俺たちに感動を与えているんだよ~~頑張れ。
その後が気になる
すごい良い女優さんだなと思った。日本語上手いどころか日本人としか思...
すごい良い女優さんだなと思った。日本語上手いどころか日本人としか思えない。
家族だけの場面で抱きしめたい時あるとか何でもないようなシーンが沁みた。公園で歌い出した場面もグッときた。
ラストはもう少し何か欲しい。
知英さんのファンとして
最高!
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