「友だちに会いに家へ帰ろう」家(うち)へ帰ろう 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
友だちに会いに家へ帰ろう
偏屈で頑固な老人が偏屈で頑固なまま故郷へ戻る話
なのだけど、そこにはホロコーストと言う大きな傷が
あって…
偏屈な爺さんですよ。と言うのを、最初の孫との写真
のシーンや飛行機の座席のシーンで見せるのが
上手いなと思いました。
そこに洒落たスーツ。
偏屈だけど気になっちゃうキャラ立ても上手かった。
ただポーランドに帰るだけじゃなくて、
そこに出会いもそうだけど、
ドイツには絶対足を踏み入れたくない!
と言う信念があるのがこの映画を特別な物にしてると
思う。
ナチスの事やホロコーストの事は当事者と、
いくら研究をしてるとは言え経験してない者とでは
大きな壁があるのだなと、
それを他人の口で語られるのもしんどいくらい
悲惨な出来事だったんだなと、
軽々しく口にするもんじゃないなと思いました。
ラストも、主人公の職業が70年越しに繋がって感動的なものでした。
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