チャーチル ノルマンディーの決断のレビュー・感想・評価
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真実は不明・・
本作は史上最大の作戦と言われ、映画化も多いノルマンディー上陸作戦を巡ってチャーチルの葛藤の様だけを延々描いています。チャーチルは英国人にしてみればナチスと闘った稀代のカリスマ的指導者ですから、多くの伝記的映画が作られていますが本作は普通の老人のようで異質ですね。
ただ、ノーラン監督の「ダンケルク(2017)」でもチャーチルは本土決戦に備えて救援に割く艦船や航空機を抑え40万の兵に対して救出は3万程度と指示しており成功は民間の漁船などの総動員の賜物でしたから批判的ではありました。
本作ではノルマンディー上陸作戦に反対するのは多くの若者を危険に晒すからと言っていましたが本心はわかりません、チャーチルは第一次大戦で海将だった時のガリポリ半島上陸作戦の失敗がトラウマになっていたから二度の失敗を恐れたというのは分かります。
妻や部下の説得で最後は渋々同意した展開でしたがノルマンディー上陸作戦が成功したのはフォーティテュード作戦でドイツ軍に上陸地はノルマンディでなくカレーと騙したからでしたね、一役買ったのは英国秘密情報部MI6で、ナチスのスパイを検挙し二重スパイ化し偽情報を流したり、ナチスの動きは映画「イミテーションゲーム(2015)」にもなったはエニグマ解読で事前に把握できていたから連合軍は作戦決行に踏み切ったあたりが全く描かれていません、いかに隠密作戦とは言えチャーチルは知らなかったのでしょうかね、知っていれば翻意しても不思議ではないのですが・・。
本作のチャーチル像についてはノーベル文学賞をとった第二次大戦回顧録すら読んでいないから本当のところは分かりません。ただ、チャーチルの有名な伝記作家アンドリュー・ロバーツによれば彼はこれほど優柔不断ではないし夫婦の確執も嘘だと言っていたそうです。
追認という決断
有名なノルマンディ上陸作戦前夜譚で、想定被害の大きさから躊躇するチャーチルの苦悩を描く物語。
「決断」と書かれていますが、別に決断をしているわけではありません。強いと言えば、「渋々認める」という決断をしています。
終始ヒステリックで、不満をぶちまけている彼の姿を、約90分間見せられるのは、かなり辛いものがありました。
不勉強の私は、チャーチルが本当に「特別な決断」を下した姿を見るのだと思っていて鑑賞したのですが、この内容では作品の評価は低くせざるを得ませんでした。
これは、イギリス国内ではまた違った評価になるのかもしれませんけど。
悩みはったんやなあ!
チャーチル今回は、オールドマンからコックス
ノールマンディ上陸作戦に悩み抜く
奥さんかはビンタまでくらう!
葉巻吸うわ、酒飲むわで
肥満で
よーやる
しかし目標があれば全うできるんだな。
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