チャーチル ノルマンディーの決断のレビュー・感想・評価
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“チャーチル萌え”にはたまらない一本
ゲイリー・オールドマンの『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』より、世界公開はこちらの方が先。
こちらは、そのオールドマン版で描かれたダンケルク救出作戦から4年後の、ノルマンディー上陸作戦がポイント。それを把握してないと時系列的にワケが分からなくなると思うので、注意が必要。
連合国の将軍達に噛みつくチャーチル、イライラから秘書にあたるチャーチル、妻に叱られションボリするチャーチル、そして上陸作戦中止を願い神に雨乞いをするチャーチルなどなど、とにかく“チャーチル萌え”にはたまらない出来。
しかし、意図的に戦場シーンを外して対話劇に終始したせいか、画替わり映えがしないのが観てて辛い。
また、チャーミングなチャーチル像が重厚なドラマに程よいスパイスとなっていたオールドマン版と比べると、話運びに息苦しさを感じるのが正直なところ。
特殊メイクでチャーチルに扮したオールドマンに対し、約10キロの増量をしノーメイクで挑んだブライアン・コックスが熱演だっただけに、なおさら惜しい。
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