「大英帝国の屋台骨」チャーチル ノルマンディーの決断 lynx09bさんの映画レビュー(感想・評価)
大英帝国の屋台骨
普通だったら「めんどくさいおじいちゃん」で終わる人物像だが、彼はそれすらも呑み込んで、激動の時代を生きていた。
利用するし利用される、そんな世界の中を圧倒的な腕力で進んで来たのだが、蓄積していく葛藤は、彼からかつての輝きを奪っていき、やがて周囲をも巻き込んでいく。
アジア圏においては悪魔の様な印象のひとではあるが、「イギリスを守る!」という信念の視点から眺めてみると、確かに魅力的な人なんだなぁ、と思えたりする。これは、そんな一連のチャーチル絡み作品を視た止めには、最適な作品なのかもしれない。
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