ペンギン・ハイウェイのレビュー・感想・評価
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ぼんやりジュヴナイル
終始容赦のないおっぱい描写=性の肯定(性の商品化にあらず)には好感が持てるが、
子供が見るには難解、中高生が見るには幼稚、私が見るには不条理過ぎた。
ひと夏の冒険と、恋の目覚めと、世界のぼんやりした危機をゴッタ煮にした怪作。見る人を選びます。
明確な不満点がひとつ。
お姉さんは仕方ないとしても、主人公のキャラを勃たせ過ぎて「んな奴いねーよ」レベルになっている。
トンチキな世界を描くなら、もっと普通の少年で良かったと思うよ。
昔、少年少女だった人達へ
主人公の年齢は小学生、だけどこの近辺をターゲットにしたという作風でもない様な、視聴対象は昔ファンタジーノベルなどが好きだった大人という感じなんでしょうか。
夏休みも最終となる8月末の日曜昼間の観賞、場内は半数程の入りでほぼファミリー、一時間半位経過した辺りからトイレに立つ家族連れがラストまでポツポツと続きました。
これに気が散ったとかではなく、夏休みに標準を合わせ小学生やファミリーも取り込もうとした作品ならば、上映二時間は長過ぎたんじゃなかろうか、と思った次第。
序盤中盤はちょっと間延びする構成と感じ、丁度家族連れがトイレに行き出した頃には、私はちょっとじれてました、序盤中盤はもう少し削っても良かったかも。
ファンタジー寄りのSF
twitterで「面白いのでおすすめ」と聞いて、事前知識なしで映画館へと足を運んだ身です。
結論から言わせてもらうと、一度見ただけでは満足,納得できない面白さだった。
ファンタジー要素が過剰といっていいほどあるので、老若男女問わず...とまではいかないがある程度見やすい作品だと感じた。
ただ、そのファンタジーさに油断して何も考えずに見ていると、段々と難しい謎が増えてきて内容に置き去りにされそうになる。
一回目に見たときは(感動しすぎて)曖昧な考察しかできなかったが、
二回目では全体が分かってる上見ているので考察もまとまり、大変後味の良いものになった。
(最後にもう一回見たいくらいです)
この作品はかなり気になる謎を最後まで答え合わせしないため、考察などが苦手な人(または考察する気もない人)は、もやもやするかもしれない。
主人公の少年(秀才小学4年生)とお姉さんの関係は見ていて羨ましかったです。
小4という設定も違和感なく(普通の小4より秀才すぎるということは目を瞑る)研究(あとおっぱい)熱心なのもかなり好印象だった。
主人公の少年がただのクソガキだったら、最初から見るのやめて寝てるまであります。
なにか少し事前知識が欲しいというなら、宇多田ヒカルさんが歌う主題歌の「Good Night」を聴いて下さい。理由というと、歌詞の内容ですがおそらく、お姉さんの視点→少年の視点という風に変わっていますが、物語での二人の関係と同じような意味になっているのです。EDで流れたときはなんとも感慨深かったです。
途中でも言いましたが改めてはっきり言わせてもらうと、ペンギン・ハイウェイは多くの謎を残して終わるタイプの作品なので、考察を楽しめない人は見るべきではないとまで言える。
純粋な動機で見るのは別(ペンギンが可愛かったから等)
この作品の評価を低くつけてる人の大半は「結局あれは何だったの」と言ってるような何も考えてない人達なので、適当に見て文句言いたいだけの人は帰ってください。
まあまあだった
なぜペンギンなのか、なぜお姉さんなのか、これではなんでもいいけどそうしたという理解しか得られないのでもうちょっと何か欲しかった。水路が循環しているというのはワクワクした。原作が日本SF大賞受賞作なので期待したのだけど、あまり好みのSFではなかった。
宙に浮かぶ水球が出るまではけっこう退屈だった。
映像は素晴らしかったし、音楽もよかった。
広告通りの面白さ
まず思ったのが、水と光がすごくきれいだなというところでした。
未来のミライを見た後でアニメ映画に対しての期待が薄かったというのもあるかと思います。が、第一印象がすごくよかったです。
全体的にほんわかとしている作品ですが、メリハリがあり時間があっという間でした。
自分が好きなシーンは海が大きくなり避難勧告が出され、学校を抜け出したあたりです。
海を研究者に話してしまったガキ大将も仲間に加わっての脱出劇、お姉さんに出会ってペンギンを作り、警察から逃げながらペンギンに乗って海へ。
スピード感もあり、わくわくしてしまって、つい笑顔になってしまいました。
隣に座っていた男の子も、思わずうおーと声を上げたくらいでしたから、興奮度がかなりあります。
お姉さんが消えてしまった後、1匹のペンギンを見つけかけよる少年。そこにペンギン号があったということは、海の世界はまだあり、お姉さんもそこにいるのではないかな。
帰りに原作を買いに行ってしまうほど、余韻に浸りました。
爽快なエンターテインメント
直球ストレートな王道映画。登場人物がみんな知的なのでイライラすることがない。
家族連れも多かったですが、子供からしたらお姉さんは理想の大人みたいに感じるんじゃないでしょうか。ああいう関係、とてもいいな、と思います。
あとはペンギン、とにかくペンギン。大量に出てきて整列して合図で一斉に同じ動作で動く、これ最高。
結構痛い
主人公のアオヤマ君は小学4年生。
同級生にも年上のお姉さんにもモテるし一夏の大冒険も経験、好奇心旺盛で努力型で明確な目標を持っていて分からない事は分からないと素直に言える。でも好きな人には見栄も張ってしまう。
小4の頃の自分と比べた時、アオヤマ君が眩し過ぎて己の色々な所を掻き毟りたくなりました。痛ぇ…。
案外骨太
なかなかに骨太なSFストーリーながら、おっぱいとロリで引っ張るある意味アニメの王道。
いったい何時なのか混乱する展開がスポイルするが、それを補って余りあるカタルシス。画作りも快感を最優先したと思われ、ハンパない出来上がり。
原作ファンにこそ見てほしい!正に求めていた映画化
作者・森見さんのファンで以前にみた「夜は短し歩けよ乙女」の映画化でやや不満の残る経験をしましたが、本作は紛うことなく原作そのものの映画化です。
水や緑、街並みとカフェなどの絵も美しいですし、とにかくペンギンと主人公のキャラクターがへんてこで可愛らしい。
キャラの掛け合いやファンタジックな描写も想像通り。とにかく原作を読み込まれて、リスペクトを忘れずに制作されたと感じました。
映画オリジナル要素要らない派の私としてはこれ以上はないです。ただ強いて言うならアオヤマくんのお父さんもっと出してほしかったかな…
原作を未読の方には、「何故ここでこんな描写が?」という部分もあるかもしれませんが
映画化でカットされたシーンもあるので小説を読むと補完されやすいかと思います。
SF・ジュブナイル物が好き、ノスタルジーに浸りたい人にはおすすめです🐧
逆に起承転結はっきりした話がお好きな方には哲学的&あいまいな表現が多いので不向きかもしれません。
ファンタジーアニメとして優秀作
原作は未読です。
スタジオコロリドの映画は台風のノルダから3年ぶりなんですね……
やはりコロリドは背景と人物の親和性がすごく良いと感じます。双方の調和がとれていて雰囲気がいい映像になっていると思いました。
ストーリーについてはファンタジーとして雰囲気の良いお話しだったと思います。ただ理屈を考えてしまうような人だとちょっと合わないのかなとも思いました。
また、お姉さんの屈託のない笑顔がとてもよかったです。少年がおっぱいおっぱい言うのでそっちに目がいきがちですが表情がとてもよかったです。あと少年の性格がなんとも言えない味になっていてそこも良かったと思います。
個人的に感動するとか泣けるとかそういう作品ではありませんでしたが、程よく面白く楽しく見られる良いアニメーション作品だと思います。
生まれることと死ぬことのメビウスリング
途中数箇所、終盤のペンギンダッシュ、ラスト、エンドロール、でなんか6回くらい泣きました。原作読み切ってない奴によるいい加減な感想以下→生まれることと死ぬことのメビウスリングのような話だと。ポニョを思い起こす場面や構成だなと思ったのは、あれも人間の生死を描いていたり、途方も無い愛の誓いをしたりっていうことからだろうな。
ノートの絵を線で結んでいるのが、進化(もしくは生→死)の過程のようにも思える。そうなるとお姉さんは……。お姉さんの存在とは何ぞやというのがチラホラ飛び交っていたけど、わたしは「アオヤマくんがお姉さんと次に会えるのはいつだと思うか」について聞きたいなぁと思った。きっとそれは前者の問いかけにも繋がるんだけど。それこそ死後? と思ったけど、お姉さんから来るイメージは生でもある。それこそメビウスリングみたいに、生と死が同じ点であるようにも思えるんだけど。
海は始まりであり終わりでもある。のかなと思ったけど、それじゃあなんで塞がないといけなかったのか……。取り敢えず、メビウスリング説を思ったまま原作を読み進めたいと思います。また感想が変わるかも。
お姉さん→未完成の(もしくはアオヤマくんがそれと気がついていない)母性(海と関連していることからも)。「お姉さん」と呼んでいるのは、それが(母から受ける/もしくは母に与える)愛ではなく恋だと思っていたから。お姉さんは(生命体の母なる)海へ帰って行った。→母性の一部? だからお姉さんなのかも。おっぱいに惹かれるのもその象徴か。お母さんとは違う感覚→未完成、恋だから。でも根底で感じているものは同じ?
わたしが(触りしか見てない、もしくは途中までしか読んでない)いくつかの森見作品に登場する女性像に抱いていた共通の要素は、母性かもしれない。だからジブリっぽいんだ。
ノートの絵に引いた線→(海)から誕生した生命体が人(お姉さん)になるまで? もしくは、海から誕生した赤ん坊が成長していく過程?
なんだか惜しいハイウェイ
私は原作を読まないで映画館に行きました。
まず何と言ってもお姉さんは結局何者なのですか?
いつからあの街にいて、何のためにあの街にいたのでしょうか?
完全にファンタジーにしてくれるならなんか辻褄があうのですが、なんかジャバドッグとかそういうのが活かしきれてない。せっかくペンギンを食べてしまうとか、街を壊す能力があるのにあっさりやられてしまい勿体無いなぁと思った。
キャラクター構成はしっかりしてて良かったと思う。
ただ、モヤモヤが残る。
お姉さんの謎はハテナのまま。
あの森の中にあった水の塊はいつからなぜ現れたのか?
ペンギンもジャバドッグもだせるお姉さん、、、結局ペンギンを出しすぎると疲れてしまうお姉さん。なんかぐるぐる話がしてしまいみ終わった後疲れたw
宇多田ヒカルの主題歌はとっても良かった。
・原作のおもしろいところ、ほんわかしたところ、そのまんまに映像化し...
・原作のおもしろいところ、ほんわかしたところ、そのまんまに映像化してくれて本当にうれしかった
・原作の光景がこんなにでかいスケールだったのか!とあらためて圧倒された
・とにかくペンギンはかわいい、ペンギンは偉大
映像のクオリティーと美しさ
本筋は奇抜な設定ばかりが際だっていて、多少の違和感をはじめとする持ってしまったけれど、徹底した空間のリアリティによってうまい具合に絵空事と思わせないような作品だったように思う。
色彩も奇麗だったし、絵そのものの質も大画面に耐えうるものだったし、とにかく映像のクオリティーさで言えば、ここ最近の日本アニメの中では最高のものといってもいいかもしれない。
繰り返しになるが、本筋はかなり?な感じで、よく分からないところがあったけれど、脚本とかキャラ設定・舞台設定は非常に好感をもてたので、最後まで作品を楽しめた。
それほど特色のある絵ではなかったけれど、ペンギン含めキャラ絵が良かったなーという印象。
蒼井優さん好きですけど、お姉さんの声がおばちゃんのように聞こえてしまいました、ごめんなさい!
予備知識ゼロで観ましょう
森見さんは「夜は短し…」を読んでまったく理解できなかった小説のイメージがあり期待値ゼロで臨みました
結果、予想を裏切る面白さです!!!
キャラクターも違和感なく受け入れられたし蒼井優さん釘宮さんの声がバッチリはまってました
前評判ばかりのアニメ映画より断然面白いです
謎は謎のまま終わってますが
999の「さらば少年の日よ」って事ですかね~
お金を払ってでももう一度観たいと思わせる映画です!
良きSF
スタジオコロリド作品はこれで3回目。その中でも一番良かった。お姉さんの正体や世界の果ての謎は容易には解けなくて、でもそれでいいのだと思える。おっぱいアニメだと言われるが、大人びた主人公の小学生らしい感情かなと思う。主人公と等身大の小学生の絡みも面白く、またコロリドお得意の躍動感あるカメラワークが本当に良かった。是非、劇場で見てほしい。
私は???
映画館の作品紹介で気になって見たのだけど
最初の出だしの少年の大人びた所は面白いし少年と友達が体験する不思議な出来事も面白いけど大人や社会も巻き込んでしまったからペンギンとお姉さんが何物なのか解決して欲しかった。
後からテレビでかなり久しぶりに《となりのトトロ》を見てトトロはやはり良作だなぁと思います。(トトロは初回の劇場で見てます。)原作は見てないのですがもっと子供だけのファンタジーにしてほしかった。
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