「新しい世界で会おう!」ブリグズビー・ベア バスト・ラーさんの映画レビュー(感想・評価)
新しい世界で会おう!
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誘拐され、25年もの間外界との接触を一切断絶されていた男性が主人公の作品のくせに声を出して笑いたい映画
だって仲間と映画を作りながらはしゃいでいる姿は本当に楽しそうなんだもん!ヲタクがはしゃぎやがって(笑)微笑ましい!
昔の哲学者は言った神は死んだ、25年間そうだと信じて疑わなかったものが全て幻想だったと知ったときどうすればいいのだろう、ニーチェは世界の重さに精神を患った
彼にとってブリグズビーベアの映画制作は25年唯一の心の支えだったヒーローの最終回、お葬式だったのだろう
ブリグズビーベアとのけじめは同時に主人公の救済にもつながる、映画のストーリーはそのまま主人公の状況とリンクしていて序盤の構想では両親を宇宙刑務所から救い出す筋書きだが、完成した映画のラストは鉄腕アトムの最終回にも似て未来のためにブリグズビーベア自らの命と引き換えに世界を救う
医者に言われて無理矢理閉じ込めたり忘れ去ったりするのではなく正しく葬ることで新しい世界でも力を貸してくれるだろう
ブリグズビーベアの宇宙一代叙事詩の世界観を考え出した妄執的な誘拐犯役を演じるルークスカイウォーカーでお馴染みのマークハミルも花を添える
どんな時も諦めないブリグズビーベアの教えを胸に生きていこうと思う
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