劇場公開日 2018年6月30日

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「憧れの人」少女邂逅 u-reiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0憧れの人

2020年4月25日
Androidアプリから投稿

少しワルくて、大人っぽくて、自分に優しくしてくれる人はとても格好良く見えた。そういう人に憧れた。近づきたいと思った。

しかし言動や噂話から垣間見えた「大人っぽさ(大きな意味ではワルさ)」が自分の許容範囲を超えると一気に怖くなってくる。

同じ土俵に立ちたいと思ってみるけど、いざとなれば足がすくむ。
同じ土俵に立てないなら憧れを捨てるしかない。格好良いあの人にはなれないことを知る。せめてあの人みたいに強くなろうと思う。

実際は強く見えていただけ(自分が勝手に思い込んでただけ)で、本当は何にも知らなかった。

大人っぽさなんて曖昧だけど若い頃ほど憧れる。たぶん自分に持ってないものを持ってる人に憧れて勝手に大人っぽく見えてる。「普通の人」からすると同年代の「普通」とは違う遊び方を知ってるだけで大人っぽい認定をするし、それだけで憧れる。(正直容姿もかなり大事だと思う。その点はモトーラさんは適役すぎる。)

自分にとってそういう人いたなと強く思う作品だった。関係性は学生時代だけだった。自分は進学で田舎を離れた。人の強さなんてよく分からないと思い知った。

u-rei
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