「まぁ、よかたい!」映画めんたいぴりり サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
まぁ、よかたい!
最新作の予習。
「ザ・ファブル」「サンクチュアリ 聖域」と最近ノリに乗っている江口カン監督ですから、本作もずっと気になってはいたのですが、なかなか手を出せずにようやく鑑賞。想像を超える重厚感のあるドラマで、めちゃくちゃ面白かったです!
本レビューサイトでもお書きになっている方がいたのですが、本作は博多版「ALWAYS 三丁目の夕日」のような作品。笑いながらも、人物描写がしっかりしていて、自然と感動し、心が温まる。博多華丸演じる、天真爛漫でお人好しな大将を中心に繰り広げられる群青劇。どのキャラクターもとてもいい味を出していて、いくらでも見れちゃう。江口カン監督が描く、主人公像はいつもとっても愛おしくてたまらない。こんな人が一家や職場の主であれば、大変だろうけどめちゃくちゃ楽しいだろうな〜。
「ふくや」の創業者をモデルにしたことも忘れず、人情ドラマを交えながら、余すことなく創業者の葛藤や明太子への愛が描かれている。監督が福岡県民のおかげで、違和感のない博多弁であるため、県民としてはすごく嬉しい。こんな映画見たら、博多弁が強くなってしまうったい!明太子だけでなく、家族愛、福岡愛に溢れた傑作です。
いやぁ、面白かった。
こりゃ、新作は本作超えれんでしょ。福岡映画、最高傑作。サンクチュアリに続けて、是非ご覧ください。
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