「登場人物が全員、興奮している映画。」判決、ふたつの希望 bashibaさんの映画レビュー(感想・評価)
登場人物が全員、興奮している映画。
登場人物全員が各々、自分の主張を譲らず、大声でまくしたてる映画でした。日本ではまず、考えられない映画です。なるほど、これが中東の実情なのか、と闇の深さを感じざるをえませんでした。謙譲や寛恕の精神は彼らとは無縁なのでしょうか。レバノンがこうなのですから、イスラエルとパレスチナの対立はもっと凄惨なのでしょう。宗教よりも人命を大切に扱うべきです。人を幸福にするための宗教がここでは人間を不幸にしています。いつの日にか、かの地にも平和が訪れることを祈らずにはいられませんでした。
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