「寡黙さがちょうど良い」判決、ふたつの希望 むっしゅさんの映画レビュー(感想・評価)
寡黙さがちょうど良い
些細なことから大きな問題に発展してゆく典型的なストーリーではあるものの、実は些細なことではなく、それぞれの背景にあるものが大きかったということが、ストーリーを骨太にしている。
これにある関係のそれぞれの弁護士の戦いが絡みあってきたり、彼らの意思に反して民意や国家を巻き込んでの大問題へと発展してゆく。
ただ、中途半端な描きになってしまっている部分が多く、もっとわかりやすい劇的な演出があっても良かったのかもしれない。それはハリウッド映画の見過ぎかな。これくらいの寡黙さがちょうど良いのかもしれない。思う心と出る態度が上手く表現できない時もある。それでもいい。いつか伝わるから。
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