劇場公開日 2019年2月9日

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「笑いと神秘体験と・・・」洗骨 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0笑いと神秘体験と・・・

2020年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 祖先は私たちそのもの。死は終わりではなかった。そしてこの世に生を受けた者。家族のそれぞれの悩み、抱えている問題が「洗骨」という風習によって一気に噴き出し、さらに収束する絆。初めて見る洗骨の儀式はとても神秘的で、即身仏のような遺体の骨をバラバラにして丁寧に洗っていく光景だ。

 新城信綱の妻・恵美子が亡くなって4年。儀式のために長男・剛、長女・優子が帰省するのだが、剛は家族を連れて来ず、優子は未婚のまま臨月を迎えていた。美しい碧い海に囲まれた粟国島の風景は田舎であるも、誰をも受け入れてくれる優しい村だと感じられる。しかし、700人程度の人口の村では噂がすぐに広まる息苦しさもあるのです。

 悩みなんて吹っ飛ばしてくれる大声の信子伯母さん(大島蓉子)。彼女が存分に笑わせてくれるし、優子の相手の男(鈴木Q太郎)もいい味出しています。儀式まではまるでよしもと新喜劇の人情ストーリーとも思えるのですが、終盤のシークエンスは生命の神秘を見せてくれるので、得した気分にさえなるのです。命をつなぐのは女よ!と、男のおいらは寂しくもあります・・・ぐすん。

kossy
寝落ちマン(次男)さんのコメント
2020年5月28日

怪しい話好き談としては、遺体は死後まだ驚いている本人の魂のために3日間は安置しておいた方が良いらしいですが、だいたい2日半くらいで火葬場行きコースですね。にしても4年は長過ぎ〜る。

寝落ちマン(次男)
きりんさんのコメント
2020年5月27日

しかしkossy さん、自粛期間中に本気で観まくりましたねー‼️
stayhomeでレビューの一気放出。大昔の映画もちゃんと記録つけてて10数年経ってからレビュー出来るとは、几帳面なあなた。感心。

僕?
「去年借りたはずのDVDをうっかりまた借りちゃって大コケ」を2回ほどやらかしてます(笑)

きりん